114 安南焼 (あんなん)
安南焼とはベトナムで焼かれた陶磁器の総称。
ベトナムでは中国陶磁の影響で早くから白磁などが焼かれて十四・五世紀には染付・赤絵も製作されるようになりました。
日本とは室町時代末〜江戸時代初期まで盛んに貿易が行われ多くの陶磁器が輸入されました。
それらの品々は安南染付・安南赤絵として伝来しています。
参照 『やきもの事典』 平凡社
『原色茶道大辞典』 淡交社