bP73 鎌倉彫
木地に文様を彫り、その上に朱漆などを塗ったものです。
十三世紀初めに仏師が中国の紅花緑葉技法の影響を受けて始められました。
香合に優れた品が多く、「義経香合」「頼朝香合」などがあります。
「義経香合」…樹木の下に鎧武者が彫ってある小振りのもの
「頼朝香合」…甲に松・雲文様、側面に筏が彫ってある大振りの一文字形
参照
茶の湯用語集 久田宗也 編 主婦の友社
茶道具の基礎知識 野村瑞典 著 光村推古書院