68 柄杓について
◎ 風炉用
炉用と比べると少し合が小さめで切り止めは身を削っている。
古歌をもじって「身そぎぞ風炉の証なりけり」と覚える。
◎ 炉用
やや大振りで切り止めは皮を削ってある。
この他に炉・風炉兼用という切り止めを垂直に切り落としてあるものもある。
炉用の柄杓は柄の角度が大きい。(お湯を釜から下からくみ上げる形になる)
風炉用は炉用と比べて柄の角度が小さい。(高い所から汲み出すという形)
本来は釜の口直径に合わせて柄杓を注文するらしいですが、とてもそこまでは出来ませんね。