93 片輪車  (かたわぐるま)

車輪が半分くらい水に浸かっている文様です。
牛車の車輪などは木製で乾燥に非常に弱いですから、使わないときには川などに入れて乾燥を防いだものです。
その風景を文様に取り入れたもの。
平安時代から行われていた風俗らしいです。

※源氏車香合には片輪車が3つ描いてあります

参照

原色茶道大辞典         淡交社