大型歴史講座開講 海 道 を ゆ く
●会場 若狭図書学習センターおよび雲龍丸船上(小浜港〜函館港)
●内容 大陸文化の伝来のポイントとして、また日本海交易のポイントとして栄えた港町小浜
にスポットを当てながら、歴史的検証と再評価をする。講座は教室での座講にとどま
らず、小浜水産高校漁業実習船雲龍丸に乗船して、北前船の航路を北上し函館に向か
う。海風に吹かれながら日本を海から感じとり、また新しい発想で歴史を学んでみた
い。
●講師 「日本に初めて象がやってきた港まち小浜」
小葉田淳(京都大学名誉教授)ほか11名
1 |
海道をゆく 基調講義 |
福井県史・小浜市史執筆者 |
杉本泰俊 |
5月25日 |
日 |
若狭図書学習センター |
2 |
記念講演会「日本に初めて象がやってきた港町小浜」 |
福井県史の監修者、京大名誉教授の記念講演 |
小葉田淳 |
6月1日 |
日 |
〃 |
3 |
シルクロードと小浜・奈良 |
奈良と小浜のをつなぐ from奈良国立博物 館 |
松浦正昭 |
6月8日 |
日 |
〃 |
4 |
港湾都市小浜の交易 |
福井県史・小浜市史監修者 南山大学名誉教授 |
須磨千穎 |
6月11日 |
水 |
〃 |
5 |
北前船 |
福井県史執筆者が語る日本海交易 |
平野俊幸 |
6月21日 |
土 |
〃 |
6 |
若狭の魚たち |
魚博士が語る これは面白い魚の話 |
安田徹 |
7月5日 |
土 |
〃 |
7 |
近世・近代の小浜の漁業とその流通 |
福井県史執筆・小浜湊の歴史的検証 |
薮本金一 |
7月12日 |
土 |
〃 |
8 |
若狭の歴史の潮流--福井県の誕生前後-- |
福井県の出発と若狭への想いを語る |
中島辰男 |
7月13日 |
日 |
〃 |
9 |
雲龍丸がゆく 海風に吹かれて---船長の航海日誌 |
雲龍丸船長、海の男の話が聞ける |
荒木正道 |
7月25日 |
金 |
雲龍丸乗船 |
10 |
〃 遊魚体験から学ぶ |
秋田沖でイカ釣り体験もできる |
〃 |
7月25日 |
金 |
〃 |
11 |
〃 日本の漁業と水産教育 |
水産教育への想いと雲龍丸、校長が語る |
一瀬哮彦 |
7月26日 |
土 |
〃 |
12 |
〃 海道をゆく--船内座談会-- |
船上で語れば発想も変わる |
杉本泰俊 |
7月26日 |
土 |
〃 |
13 |
〃 日本の水産資源について 見学 |
北洋にかけたおしょろ丸船長のロマンを聞く |
藤井武治 |
7月27日 |
日 |
北海道大学水産学部 |
14 |
海道をゆく-総集編| --若狭の歴史再発見- |
海の旅、歴史の旅の成果を語る |
杉本泰俊 |
8月30日 |
土 |
若狭図書学習センター |
15 |
海道をゆく-総集編} --エピローグ-- |
この講座を新しい出発にするために |
堀江聡ほか |
8月30日 |
土 |
〃 |
ごあいさつ
若狭小浜は日本海側で最大の港町として栄えました。また大陸の文化伝来の玄関として、また漁業の基地として栄えました。 まちづくりが今、盛んに議論され始めているいるこの時期、この港町に歴史のスポットを当て、再発見することから、新しい学びや地域おこしが始まると思います。 今回、「海道をゆく」というテーマで、海や歴史への想いをはせながら講座を積み重ね、7月には、小浜水産高校漁業実習船雲龍丸に乗って、海道を函館へ向かう中、潮風に吹かれながら新しい発想や想いがふくらんでいくことでしょう。また受講者同志のネットワークをつくりながら進んでゆけるのではないかと期待しています。このような講座は今までになかった新しい試みです。ご参加の皆様のご協力、学びへのご熱意に支えられながら、講座をいい時間、いい人生の蓄積のひとこまにしていただければ幸いです。