10月1日
10月2日
10月だというのにこの暑さ。 おとなりでにがうりが育っている。 10月3日 玄関からサンルームへ
昨夜の大雨で一挙に冬になってしまった。 庭の各水槽には水生野草を植えこんであるので、あまりおばちゃんの世話にならずにすんでいるらしい。でもスッキリ系のガラスの水槽で暮しているワタシ達は、おばちゃんが三泊でお出かけするなんて聞くと少なからず動揺してしまう。 お出かけが近づいているのかおばちゃんの動きが活発だ。ぼんやり眺めていたらゆらゆら揺られてサンルームに運ばれてきてしまった。明るいサンルームで電気の明かりなしにお留守番していなさいということらしい。でも、今までと光が全く違うので落ち着かない。今まで電気の光が上から降りてきたが、このサンルームでは強烈な昼の光がまわり全体から射しこむんだ。おとなりの稚魚の水槽ではチビちゃん
10月4日 サンルームにて
今日も上天気。朝、すぐ下にあった少し大きなガラスの水槽に引越しした。そこへ黒いメダカも入ってきて、なんだかにぎやかになった。母親同士が姉妹なので彼らとはいとこ同士である。ワタシとしてはそんな面倒な事はどうでもいいんだけど・・・。さらに金沢からやって来て、夏の間にたくさんのタマゴを生んだという黒いメダカペアーも入ってきた。三家族同居生活だ。今回の移動は、お留守番に備えてというより冬に備えてという感じもする。 それにしても、このサンルームの無駄な明るさにはなじめない。人の気配がするたびに逃げ回っている。あれほど引越しは嫌いだと言ってるのに、おばちゃんはわからない人だ。
10月5日
カッパが完成したようだ。出来たてのカッパは図書館の窓口で営業しているらしい。 実はあのカッパの作り方の本「ちいさなうさぎ」は、おばちゃんがお勤めしている図書館にあったもの。なかなかいい出来ばえなので写真と一緒に受付の窓口に飾ってある、というわけです。
10月6日 サンルームから玄関に戻る ようやくワタシ達のつらさをわかってくれたのか、おばちゃんが水槽を玄関に戻してくれた。但し、下駄箱の上ではなく明るいガラス戸のすぐそば。おばちゃんはあくまでも留守中は電気の照明なしにしたいようだ。でも、東に面したガラス戸から射し込む光は、南向きのサンルームとはちがって本当に落ち着いておだやかだ。この2日ほどのストレスがどんどん消えていく。 おばちゃんが、工夫して水際が好きだという野草を浮かべてくれた。根っこの隙間に美味しい物が隠れていそうだ。おばちゃんのお留守中は自給自足で頑張ろう。
10月8日 南の庭にて 今朝、おばちゃんが、大きくなった生き残りのオタマジャクシをようやくすくい出してくれた。頭が銀杏ほどの大きさに育った真っ黒けのやつ。近ごろは不気味な存在だった。未だに手足が生えずオタマのままだった。オタマのままで越冬するつもりだったのかしら。 10月9日 玄関にて さわやかな秋晴れ。 いい日旅立ち。 10月10日 おばちゃんからMailが届いた。 孫ちゃん達と楽しんでいるらしい。
10月11日 玄関にて Mail第2信。 孫ちゃんと朝のお散歩中、すごいもの見つけたらしい。 おばちゃんの図書館にも、ちいさいももちゃんシリーズ・あなたはだあれ・あそびましょ等人気の本がたくさんあるよね。 孫ちゃんはビーズ手芸に熱中しているそうだ。 ところでワタシ達のお留守番も3日目に入った。 夜、外がざわついておばちゃん達がもう帰って来てしまった。・・・?三泊じゃなかったの(?_?) 耐乏生活を続ける覚悟をしていたけれど、お留守番はあっけなく終わってしまった。 10月12日 玄関にて おばちゃんは三日間の留守の穴うめのように、今日は玄関を通る度にエサを振りまいてくれる。 西の庭で金木犀の香り。 10月13日 中庭 大壷にて 河骨の種が熟した。充分熟した種は九つの小さな袋に収まってほろりとほぐれて出てきた。 ヒシの実もたくさんなりました。 10月15日 玄関にて まだお留守番体制の水槽で暮している。 つまり蛍光灯ではなく玄関のガラス戸から射しこむ自然光、そして水草もモジャモジャ状態で。メンバーは黒いメダカ2種とヒメダカなどの雑居生活。黒いメダカはそれまでは小家族でくらしていたが、こうして大勢で群れて過ごすようになってからは雰囲気がリラックスしているのがおばちゃんにもわかるらしい。メダカは群れて泳ぐのが好きなんだ。 おばちゃんは、当分このままにしておくか・・・なんて言って眺めている。 |