9月の一枚

 マミジロは平家平では繁殖していて、5月〜9月の間に見られますが、9月が渡りの季節でもあり、最も捕獲の個体数が増加します。
 今回、複数放鳥したマミジロのうち、オスの第一回冬羽で色の淡いタイプと黒い(通常?)タイプが同時に捕獲されたので比較してみました。

どちらも1Wです。
全体を見るとそれほど差がないようにも見えますが・・・(写真が悪い!)。
左の個体が黒い個体、右の個体が淡い個体。

いずれも2005年9月24日放鳥
左は顔が黒っぽく、白い眉斑も小さい。
右は顔が褐色で眉斑も大きく、前からだけ見るとメスのようにも見える。

黒い個体でも嘴の付け根から額にかけては褐色味があります。
大雨覆にはそれぞれ6〜7枚程度幼羽が残っていて、今年生まれであることが判ります。
その幼羽である大雨覆や風切羽も色が異なることから、幼鳥(全身幼羽の時期)の時点で羽色が違うと思われます。
腰から尾はそれほど差が無いか・・・。
でも、やはり尾羽は淡い個体の方が褐色味がある。(尾羽も幼羽)
顔のみを比較するとこんなに違う。

これまでも濃淡差があることは気づいていたけど、今回同時に捕まって改めてその差の大きさを実感。
単なる個体差なのか、地域差なのか、すごく気になるところ。



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