日本鳥類標識協会のホームページ構想の紹介
゜須川恒・深井宣男・三原学
標識協会の活動において、協会のホームページが必要だということに異論がある人はほとんどいないと思う。メールを使う人があっという間に増え、今後ホームページを自分で作成できる人も各地に増加することと思われる。
標識協会のホームページを、プロにまかせるのでなく手作りで、とりあえずこのあたりからつくればどうかという構成素案を昨年評議員会へ提出して了解を得た。その後、多少イメージを示せる段階になったので紹介したい。
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日本鳥類標識協会のホームページ構成素案(とりあえずの案とその例示内容(←で示す))
←北陸大会logo(作画:植田潤)
協会ホームページlogoも今後作成予定
★日本鳥類標識協会の紹介
日本鳥類標識協会の紹介・入会案内(標識協会設立趣旨(協会誌創刊号より))
標識協会誌の紹介(バックナンバーの目次等)→標識協会誌編集委員会
標識協会大会の紹介(案内やシンポジウム・講演内容等→各地の開催者)
例 最近の大会 シンポジウムのテーマ
2003年度18回大会(福井) 北陸地方の標識調査 ←三原作成例
★標識調査の意義 ←2001年大会シンポを活用して深井作成例
★標識調査の啓発ツール 啓発のためのリーフレット・ポスターなどの部屋(まだない)
★カラーマーキング カラーマーキング調査希望者・観察者を調査者とむすぶための窓口の部屋
←須川作成例 →登録・調整委員会
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もちろんまだ生まれたばかりの赤ん坊みたいなもので、今後「標識調査の意義」の中味を、例えば以下のようにさらに系統的(鳥類類別、地方別、調査手法別、鳥学課題別など)に明らかになるように、各地のバンダーが育て、その作業を通して、それぞれの標識調査の質も豊かにしていくという姿勢が大切と考える。
誰が、どのように育てるか。
・標識協会本部が大部屋・中部屋を作成して管理し、各地の小部屋にリンクする。
・各地のバンダーは、ホームページ作成能力を高め、さまざまなテーマの小部屋を作成し管理する。
各小部屋は、小部屋のテーマの趣旨をあらわす概要と、個々のページのメニューを示し、各ページへリンクする形となる(シンポジウムの場合は、企画趣旨と講演一覧・各講演者の要旨といった関係)。
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今後の構想試案(標識協会誌・ニュース・シンポジウム情報の活用、他の関連サイトのリンクなど)
★標識調査の意義 →2001年大会の利用、さらに国際的枠組との関係など充実。
★標識協会主催の海外調査の紹介→バンダーニュースの速報などを当面利用
・カムチャツカ ・サハリン
★調査手法別
・ 個体群・フライウェイを解明する手法として
直接観察 →リンク タカ類調査のネットなど
金属足環による標識調査→本来このHPのコアとなる部分
カラーマーキング →1996年大会シンポの利用・カラーマーキングの部屋
発信機調査 →1999年米子大会シンポの利用
・標識調査時の手法
測定値集積結果の紹介、計測法→西日本バンダー交流会シンポの利用 など
★地方別概況
・北海道 ・東北 ・関東 ・中部(北陸・東海除く)
・北陸(福井・石川・富山)→2003年大会シンポの利用
北陸(新潟)→新潟県標識会 ・東海 ・近畿 ・中国 ・四国 ・九州 ・沖縄
★鳥類類別
・猛禽類 → 1997年大会シンポの利用
・ガンカモ類→ガンカモ類ネットやJOGAへリンク
・ツル類 →ツル類ネットへリンク、2002年大会尾崎様の特別講演など
・シギ・チドリ類→シギ・チドリ類ネットへリンク ・海鳥類 など
・ムシクイ類など
★鳥類種別 ・コアジサシ、カワウ、ツバメなどができそうでは?
★生息環境別
・ヨシ原 →1995年シンポの利用 ・干潟 ・森林・・・などなど
★鳥学課題別
・亜種 →2001年西日本バンダー交流会 亜種シンポの利用
・雌雄などなど
★標識活動の啓発
ポスター・リーフレット・環境学習・総合学習への情報提供などなど
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今後
・初心者も含め、ホームページ作成関係者が加入するメーリングリストを立ち上げて、ホームページのつくりかたの初歩的情報交換からはじまり、全体に共通させるスタイル、テーマの割り振りなどを相談する。
・ある程度できた段階で、全体を印刷物としても出版できるように出版・編集関係の人に参加してもらう。
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