キビタキ Fecedura narcissina                                リング01

@♂A A♂1S B♀A

類似種:マミジロキビタキ♂は眉斑が白く三列風切羽にも白斑がある。♀は腰が黄色く翼(大雨覆・三列風切羽)にも白斑がある。
ムギマキ♂は下面がオレンジ色で眼の上後方に白斑がある。外側の尾羽基部に白斑がある。♀は下面にオレンジ色味がある。

亜種:種子島から八重山諸島に生息する、リュウキュウキビタキ F.n.owstoni はやや小さく、♂成鳥の上面は緑色を帯び三列風切外弁が白い。

換羽:成鳥は秋に完全換羽、春に部分換羽(するのか?♀も同様換羽するのだろうか?)。幼鳥は秋に部分換羽、春に部分換羽。

性別:成鳥では羽衣が顕著に異なり間違うことはない。
 1Wでは♂も♀と同様の羽衣のため識別はできない。(計測値は?)

Cおそらく♀A。喉から胸が黄色で、上面も黄色味があるめずらしい個体。 D左と同一個体。腰にも黄色い羽が混じる。


年齢:秋は頭骨が有効。
・Ad 頭骨はE、GCは換羽しており、一様に揃っている。
・1W ♂も♀と同様の羽衣。GCの外側数枚は幼羽のため、色が鈍く淡色羽縁が大きい。
・1S ♂♀ともにはAdに似るが、後頭(♂のみ?)やGCなどに幼羽が残り、生え変わっている成羽との色の違いで識別可能。

E♂A GC F♂1S GC
GCの外側2枚ととPCおよび風切は幼羽。GCでは色の違いが顕著。
G♀A GC
H♂1W 頭部
後頭に褐色の幼羽が残る。
I♂A 頭部 J♂1W 尾
多くは春にすべて換羽するが、幼羽が残るものもある。

[画像情報]
@EI♂A 2004.5.1 福井県丹生郡織田町笈松 織田山一級ステーション
CD♀?A 2004.4.30 同 上
AFH♂1S 2004.5.2 同 上
G♀A 2004.4.29 同 上
J♂1S 2004.4.29 同 上

測定値

文献:日本の鳥590(平凡社),日本の鳥550山野の鳥(文一総合出版),birder 5(7)JULY 1991形態と識別6マミジロキビタキとキビタキ,birder 5(8)AUG 1991形態と識別7 キビタキの亜種

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