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このコーナーでは、第三部の内容について皆様から頂いたメールなどをご紹介します。それでは早速読ませていただきますね。
最近あいこ先生の書く文章の書体ってあいせんさんに似てきていませんでしょうか?以前の文章に比べ受ける感じが違ってきています。
(通りすがりの赤い人さん)
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こういうご意見はいただくだろうなあ、と思ってました。 (ToT)これはあいせん君もそうだったそうなんですが、こういう機会に自分の意見を書くときって、いつもの話し言葉では書かないじゃないですか。ちょっとかしこまったり、いつもは使っていない敬語を使ったり。あ、人によっては逆にいつもよりもフランクだったり乱雑だったりするかもしれません。そうするといっぱい書いて慣れないと、なかなか自分の文体というか言い回しが身に付かないんですよ。あいせん君はその点もうかれこれこういう活動を、それこそパソコン通信の時代も入れると7年くらい続けてます。でも私はまだ3ヶ月そこそこの新米ですから。
それと今使ってるパソコンの辞書が、まだ本当の意味で私の物になっていないというのもあるんですよね。このまま半年とか1年も書き続ければ、私もエッセイストとして自分独自のスタイルを見つけられるでしょうか。
では次のお便りです。
「人を育てるために」の中でメタの情報がどこかに載っているような記述ありますが、これはちょっとおかしい気がします。デッキレシピは丸飲み出来る形の情報が簡単に出ています。が、メタの情報なんて言う不確定過ぎる内容が、丸飲みできるような形で示される事はないと思います。雑誌に載る解説記事など、メタ読みのケーススタディ、自分の出した結論と実際に優勝した人の着眼・発想・結論との差を見つける答え合わせに過ぎないのです。競技プレーヤーを目指すようになった人間の後の進路は、私が考えるに、「雑誌などのデッキをコピーしてある程度の勝率をおさめるようになる」→「優勝したデッキの丸々のデッキコピーでは成績が頭打ちになる」→「メタゲームを考えたデッキ選択・デッキ調整が必要であることに気が付く」→「自分でデッキを工夫するようになる」と言う感じになると思います。情報化された事で時代遅れになっている○×優勝デッキの情報丸飲みでは勝ちきれない、と言うことに気が付くかが、さらに一歩上の世界へ進めるかのポイントになると思うのですが、そこに達しない人が多すぎる気がしますね。 あいこ先生のエッセイの第三部のPostscript中に「マジックに萌えは不要」って話がありますが、不要論を強く唱えている人って、真剣にマジックのことを考えてそう言っているのか疑問があります。単に格好付けているだけに感じます。たとえて言うなら、ゲームマニアがアニメマニアをバカにしたり、アニメマニアがエロゲーマニアをバカにしたり、エロゲーマニアが非18禁ギャルゲーマニアをバカにしたりするのと、同じ雰囲気がするのです。マジックに限らず、自分のやっている趣味が同じようにオタクっぽいものであることを認めたくなく、その事から目をそらす為に他の趣味を見下し、軽蔑し、差別する。端から見るとどちらも大差ない事に、言っている本人は気が付いてないのです。この手のサブカルチャーのほとんど全てにどっぷりと浸かっている私は、こういう言動を良く目撃して悲しい気分になります。こんなバカなことを言う人間と同じ趣味をしているのか、と思うと哀れになるのです。そう言う対象が、マジックプレーヤーの場合、アクエリに代表されるような萌え系TCGなんですよね。どちらも嗜む人間から見ると、「マジックは萌え絵がないから硬派な趣味だ。だからマジックには萌え絵は必要ない」なんて言う主張は滑稽でしかありません。
(匿名希望さん)
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いつもご意見を頂き、ありがとうございます。 m(_)mまずメタ・ゲームについてです。日本のマジックには「メタ・ゲームとはインターネットや雑誌で入手できる情報の1つだ。」と考えてるデュエリストがかなりの数いらっしゃる気がします。そしてそういうニーズを満たすために、実際にはかなり不正確なメタ・ゲームの情報を提供する人も少なからずいらっしゃる。そういう印象も私は持ってます。例えばある大きな大会の後で「この大会のメタ・ゲームはどうだったのか?」「なぜ日本人プレイヤーはメタ・ゲームを外したのか?」といった振り返りをするのは有益だと思うんです。でも世の中には「この大会にはこういうデッキが流行るぞ!」といった情報って結構簡単に出ちゃってますよね。しかも去年までの日本選手権みたいにそういう事前予想が外れてくれればまだしも、今年みたいに「ほら、やっぱり優勝はサイカトグだ!」というのは、さすがにどうにかならないものかと思っちゃいます。
次に萌えイラストについて(!?)です。それにしてもあいせん君の辞書って、なんで“もえる”の変換で真っ先に“萌える”が出るんでしょうね。これはあいせん君が以前書いてた「日本人は自分がヲタク(=少数派)であることを嫌う。」というお話とも通じるものがある気がします。それとみなさんやはり、マジックという遊びそのものの日本での知名度をかなり勘違いなさってる気がします。日本人全体の価値観から見れば、多分「デュエリスト=ヲタク」なんだろうと思うんです。そのヲタクが更に自分達よりマイナーな趣味や趣向を持ってると思われる人達を攻撃し、結果的に自分がその人より優位に立ってる(=多数派に属してる)と思い込もうとしてる。そんな感じなんじゃないでしょうか。おかげで日本のマジックの選択肢は随分と狭いものになっちゃいましたけどね。
という事で、『くもりのちはれっ!』では皆様からの投書をお待ちしています。最近はスパムメールばかり頂くのでかなりめげてます(涙)。