○○宣言執筆中…!?編 
 
 

あいせん:(かたかたかた…)」
あ い こ :あ、例の“引退宣言”の執筆ですか?」
あいせん:そう。まあ自分自身へのけじめとか意思表示とか色々あるからね。」
あ い こ :確かに今まで色々ありましたからねえ。」
あいせん:そうだねえ…って、なんでテレコ回してるのさ? (^^;」
あ い こ :いや、ほら、どうせなら執筆中の様子なんかを公開すると面白いかなあ、と思って。」
あいせん:まさかこれを第零部で公開するつもりですか?」
あ い こ :いけませんか?」
あいせん:いや、別に悪くはないけど、こんなのネタになるのかねえ。 (^^;」
 
 
あ い こ :で、率直に伺いたいんですけど、この後どうするつもりなんですか?」
あいせん:うん、基本的にマジックのパック、特にレギオン以降の物は1パックたりとも買わない宣言をしてそれを守るつもりです。」
あ い こ :デッキ構築とかトレードは?」
あいせん:その辺はまだ悩んでる。本音を言うとすっぱりやめたいけどそうも言えない事情があるから。」
あ い こ :福井のイベントですよね。」
あいせん:そう。僕としてはフリースペースそのものは維持したいんだ。それもできればマジック以外のコンテンツをメインにしてね。ただそうなるとマジックイベントで参加費をもらって会場費を捻出するという今の方式が取れなくなるじゃない。100%僕が自腹を切って会場を借りるなんて不可能だし、そんなの長続きしないもん。」
あ い こ :そうなると別のイベントを考えないといけないんですけど、でもそんなに簡単に次の物が出てきたりしませんよね。やっぱりいっそのこときれいサッパリやめちゃったら?(笑)」
あいせん:僕はそれでもいいけどさあ。 (^^; でもそうすると例えばモノポリーの推進なんて話にも微妙に影響が出てくるんだって。せっかく去年は北陸予選に30人も来てもらってモノポリー界でちょっと話題にしてもらえてるんだし。」
あ い こ :それはありますよね。」
あいせん:あと個人的にはアーマード・コアシリーズの対戦会なんかも定例化したいんだって。今後僕自身がプレステ2を買ったりしたら尚更対戦の機会が欲しいじゃない。」
あ い こ :でもマジックのイベントを抜きにしてはイベントを維持できる目処が立たない。確かにこれじゃあ八方塞がりですね。」
あいせん:僕は基本的に第4日曜日には確実に休みが取れるから、誰かが代わりにスペースを主催して経費なんかの心配をしてくれるなら、スタッフとして参加することには何ら問題はないんだって。でも今はそういう動きが起きてくれそうな見込みも薄いし。」
あ い こ :本当考えれば考えるほど難しいですね。」
あいせん:でもよくよく考えてみると、こういう事を日本の多くのマジックショップはずっとやってきてるんだよ。何とかお店の知名度を上げようとそれこそ自腹を切って大会を開く。でもそこに来るのはイベントの主旨を理解していない勝ち狙いな似非競技プレイヤーばかり。あまつさえごっそり賞品をかっさらっていくくせにパックやカードはその店では買いやがらない。これじゃあ多くのお店がブチ切れてマジックから手を引くのは当たり前だよ。」
あ い こ :しかもそれで代理店が取る施策は500円での定価販売維持と、そのために障害となる並行輸入業者への締め付けですか。」
あいせん:あ、話の本筋とは関係なんだけど、今回ホビージャパン経由のマジックって大量にフライング販売が出たじゃない。あれって当然他のルートと同様に“取引停止を含めた厳しいペナルティ”が課せられるんだよね?(笑)」
あ い こ :『あ、ありえね〜!』とか言ってよろしいでしょうか?(笑)」
あいせん:だっておかしいじゃない。あの規制の目的というか大義名分はフライング販売の防止だったはずだよ。全世界で統一して販売日を迎えよう。そういうことならホビージャパン経由のパックだけ先に売ったり買ったりできるのはおかしいじゃない。」
あ い こ :だってあいせん君だって言ってるじゃないですか。あんなの単なる口実に過ぎないって。そんなの皆さん知ってますって。」
あいせん:だからおかしいって言うんだよね。誰もそういうやり方に文句を言わないのかなあ?」
あ い こ :少なくとも問屋さんや販売店さんは言えないでしょうね。やっぱり干されるのは怖いですから。」
あいせん:でももうそろそろマジックって本気でダメそうじゃない。それだったら言うべきことは言っちゃって、それで干されたらそれを期にマジック販売をやめる。それでいいような気がするけどね。」
あ い こ :そんな無責任な。 (^^; というか、いくら自分がマジックやめたからって飛ばしすぎですよ。」
あいせん:え、何を言ってるの。真の恐怖はこれからやってくるんだよ。マジックをやめた、いわば“リミッタが解除されたあいせん”がどの位恐ろしいか見せてあげようじゃないの。」
あ い こ :ど、どんなことが起こるんですか? (^^;」
あいせん:例えばこんなネタなんかいかがでしょうか?」
あ い こ :どれどれ…こ、これはダメでしょう。いくら何でもダメですって。 (^^;;;」
あいせん:まあさすがに公開はしないって。ニュースソースからも“極秘扱い”って言われてるし。」
あ い こ :そりゃそうでしょう。こんなの公開しちゃったらパニックになりますよ。」
あいせん:そうだね。多分この辺の話は先日の販売店向けの説明会でもあったはずなんだけど、この部分に関しては皆さん揃って口が重かったからねえ(笑)。」
あ い こ :でもマジックの落ち込みってここまで深刻だったんですね。」
あいせん:本当、僕も最初読んだときは腰抜かしそうだったもん。しかもマジックの流通って内部的には随分ドロドロしてるみたいだし。これから見ると実はホビージャパンって結構可愛い方の部類に入るんじゃないか?(爆)」
あ い こ :それでどうするんですか。こんな情報を知っちゃって、それでも黙ってるあいせん君じゃないと思うんですけど。」
あいせん:あ、僕自身はマジックからの引退を撤回する気はないよ。さすがに今回の件でマジックやウィザーズには愛想が尽きたから。ただ僕は“マジック解説者”になろうかと思ってる。」
あ い こ :何ですかそれ? (^^;」
あいせん:要するに野球解説者のマジック版ですよ。プロ野球選手だって現役を引退しても、解説者として野球に関わり続けたりコメントを出してるじゃない。あとプライベートで草野球の試合に出たりもしてるだろうし。別に僕がマジックから引退したからといって、それでマジックの様子を観察したりそれに批評をしたりするのは構わないでしょう。」
あ い こ :だから解説者なんですね。」
あいせん:僕自身“こんなやり方ではマジックは滅ぶぞ!”と言ってきて、今まさにその予想が現実の物になろうとしてる訳じゃない。それが本当に当たるのか当たらないのか。それを僕自身も見届けたいんだ。そしてできれば僕の予想は外れてほしいとも思ってる。だから予言者が啓示によって悪い予言が現実にならないように仕向けるように、自分なりにできるだけの知恵を出して悪い結果が出ないようにしたいんだよね。」
あ い こ :でも…この情報を見る限り難しいのでは?」
あいせん:僕もそんな気はするよ。でもだから何もしないというのは僕の性分に合わないんでね。」
あ い こ :じゃあ引退宣言の方はどう書くんですか?」
あいせん:あ、宣言の公開はやめやめ(笑)。なんか書くの面倒になっちゃった。」
あ い こ :相変わらずアバウトですね。 (^^;」
あいせん:だって僕の引退宣言なんかで物議を醸してる場合じゃないでしょう、今のマジックは。そんなことよりどうすれば日本のマジックが復活するのか、それを考えて実行する方に今はすべてのマンパワーを費やすべきだよ。その過程でなんか福井の田舎に住んでるコレクターがマジックを去りました。それでいいじゃない。」
あ い こ :まあ確かに、そう言われればそうですね。」
あいせん:福井のイベントの問題なんかは、結局福井のメンバーで話すしかないからなあ。他の人に話しても揚げ足取られるだけでサポートなんかしてもらえないんだし。」
あ い こ :それもそうか。」
あいせん:これだけマジックが危機的状況だとすると、下手すると競技イベントの規模縮小なんかも僕の予想より早くやってくるかも知れない。渋谷のセンター閉鎖で公認トーナメントの開催数も落ち込むはずだから、ひょっとすると今年中に『日本選手権の賞金総額を減額します。』とか言われかねないかもよ。」
あ い こ :でもそうなるといよいよ日本のマジックは勢いに水を差されちゃいますよね。」
あいせん:だからウィザーズはやらない、そう言い切れるかな。だって何の予告も無しに日本での人気が高い Rebecca Guay 氏を解雇する会社だよ。」
あ い こ :あ、そうか。」
あいせん:特に日本での競技マジックを推進したい諸氏は、ここしばらくは死ぬ気でマジックを買い支えるしかないだろうな。それもできるだけホビージャパン経由のカードをね。」
あ い こ :マジックが以前みたいにニューカマーさんがいっぱい来てくれる魅力のあるゲームだったら、個人がそんな心配しなくても済むんですけどね(溜息)。」


     

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