あ い こ : | 「 | (カタカタ…カタ…カタカ…タ…)」 |
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あいせん: | 「 | どうしたの。なんかキーボードを叩く音がなめらかじゃないね。」 |
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あ い こ : | 「 | はい、この前入った新しいパソコンですけど、なんか私にはキーボードが使いにくくて。」 |
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あいせん: | 「 | うん、前のパソコンに比べるとちょっとストロークが固いし癖がある感じかな。やまけんさんはあまりキーボードを使ってなかったんだろう。まだ新品っぽくてこなれてない感じがする。 (^^;」 |
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あ い こ : | 「 | パソコンの速さは魅力なんですが、キーボードに限って言えば前のパソコンの方が使いやすいな。」 |
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あいせん: | 「 | あ、それならあのパソコンはあいこ先生の専用機にしていいよ。エディタ使ってネットにアクセスする位なら十分使えるだろう。」 |
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あ い こ : | 「 | 本当ですか! \(^o^)/ わ〜い!」 |
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あいせん: | 「 | あっ、ただし…」 |
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あ い こ : | 「 | えっ、なんですか?」 |
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あいせん: | 「 | 馬に乗りながら使うのはもう禁止ね。さすがにハードディスク壊れちゃうよ。」 |
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あ い こ : | 「 | えええ〜っ!! <(T◇T)>」 |
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あいせん: | 「 | …」 |
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あ い こ : | 「 | …」 |
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あいせん: | 「 | 率直な意見を言わせてもらうと、僕としては『ここまで覚悟を決めてマジックを初心者お断りゲームにして競技化を目指すなら僕個人は許します』という感じかな。ただしそういう思想をそれこそウィザーズやホビージャパン、そして日本中の販売店やデュエリストが総意として認識するように広く公言してほしいけど。そうすれば初心者が間違ってマジックに入り込んで泣きを見ることもなくなるだろうし、僕自身もいよいよマジックから出ていく決心が付くから(笑)。」 |
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あ い こ : | 「 | でも今はそうはなっていませんけどね。」 |
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あいせん: | 「 | うん、少なくともホビージャパンは未だにマジックのブーム化を諦めていないみたいだし。でも実際にはホビージャパンはそういう立場を取らざるを得ないだろう。自社利益の確保という問題が大きいんだろうけど、自分が持ちかけてマジックを取り扱わせた問屋や販売店にも責任を取らないといけないからね。」 |
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あ い こ : | 「 | でも競技化とブーム化の同時進行は不可能だと私は思うのですが。」 |
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あいせん: | 「 | 少なくともホビージャパンはそうは思っていないみたいだよ。ただしあそこは口先というか活字で煽るだけで汗もかかなきゃ金も出さないので、実際に世の情勢を変えられるだけのパワーはないけどね。」 |
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あ い こ : | 「 | こういうのって過去に成功例ってないんですか?」 |
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あいせん: | 「 | そんなことはないよ。両方の世界を完全に独立させて構築するなら話は別だから。例えば囲碁は例のマンガでブーム化の兆しが見えてるんだけど、でも囲碁の世界は元々プレイヤーが年齢や経験によってクラス別に分かれてるからあまり問題はない。低年齢層や初心者が増えたらそのクラスの枠を増やしてサポートを充実させればいいだけだから。」 |
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あ い こ : | 「 | あと囲碁や将棋はハンディキャップなんかのシステムも練り込まれていますね。」 |
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あいせん: | 「 | うん、それがマジックにないのもかなり問題かも。例えばの話、プレイヤーのレベル差によっては初手の手札に差を付けたっていいと思うんだ。まあやるなら上手の手札を減らすよりは、下手の手札を増やす方がデュエル的には面白くなりそうな気がするけど。」 |
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あ い こ : | 「 | なんでマジックではそういうシステムが発達しないんですか?」 |
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あいせん: | 「 | 少なくとも日本のマジックの中級者や上級者の多くは、多分ハンディキャップを付けられて自分が不利になるのを嫌がると思うよ。結局今はデュエルに勝つことがマジックを遊ぶ上でほとんど唯一の喜びになっちゃってるから。その対戦相手が初心者であろうが何であろうがね。」 |
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あ い こ : | 「 | つまり誰も必要性を認識してない。」 |
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あいせん: | 「 | うん、多分これはウィザーズもそうだろうけど。あとハンディキャップをもらう側にも問題がある気がする。こういう仕組みは半ば紳士協定みたいな物だから、下手に礼儀とか謙虚さが必要になるんだ。でも多分マジックの初心者はハンディキャップをもらって勝っても、それこそ鬼の首を取ったかのように大喜びするだろうな。『こいつ弱ええよ!』とか騒ぎながらイベント会場を走り回るかもしれない。これじゃあ上手が浮かばれないって。」 |
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あ い こ : | 「 | 今の様子を見ていると、それはありそうですね。こういうのって自分でデッキ構築をするようになるだけでも随分変わる気がするんですけど。」 |
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あいせん: | 「 | ああ、それは言えてるなあ。自分で作ったデッキって、デュエルに勝てなくても考えた通りに回るだけで結構うれしかったりするもん。本来マジックを楽しむ上での大きな柱であるはずのデッキ構築すら自分ではやらない人が多い。これじゃあマジックが勝利至上主義に傾倒してもムリはないよ。」 |
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あ い こ : | 「 | 私は基本的には競技マジックを軸に日本のマジックは発展すべきだと思うんです。でも今ってそれしかないでしょう。さすがにこれじゃあ…って思っちゃう。そういう危機感って日本の競技プレイヤーのみなさんにはないんでしょうか。」 |
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あいせん: | 「 | 僕の3年ちょっとの経験から得た印象を言うと『おぼろげながら危機感はあるけど、いずれ誰かが解決してくれると思ってる。少なくとも自分は自身のマジック生活が忙しいからそんな暇はない。』という感じかな。中には『自分が競技マジックを一生懸命頑張れば、その問題も解決できるに違いない。』と思って頑張ってる人もいる。せめてそういう人達が増えてくれればまだ救いなんだけどね。」 |
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あ い こ : | 「 | ということで…あいせん様、お知恵をお貸しくだされ。」 |
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あいせん: | 「 | なんだコイツ、改まっちゃって。 (^^;」 |
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あ い こ : | 「 | だって本気で思いつかないんだもん。」 |
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あいせん: | 「 | 『競技指向で突っ走るマジックがニューカマーを獲得する方法』ですか?」 |
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あ い こ : | 「 | はい。」 |
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あいせん: | 「 | はっきり言うけど、そんなのあるわけがないよ。 (^^;」 |
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あ い こ : | 「 | えええ〜っ!。 (ToT)」 |
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あいせん: | 「 | ちょっと不親切かもしれないけど、その方法がないことはすでに歴史が証明してるよ。だって実際にPortalとかStarterなんて入門セットは日本ではほとんど売れなかったじゃない。スタンダード主体による競技マジックを日本に定着させたホビージャパン自身ですら、そういう流れを変えることはできなかった。つまりこの流れはもう誰にも止められないんですよ。それこそウィザーズが『もう競技マジックはヤメじゃ〜!』とでも言い出さない限りはね。」 |
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あ い こ : | 「 | 確かにそれはそうなんですが…」 |
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あいせん: | 「 | 多分僕は『日本で一番競技マジック偏重の弊害を被ったイベント・コーディネイター』の1人だと自分で思ってる。 (^^; そういう人間が無理だと言うんだから間違いないよ。」 |
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あ い こ : | 「 | そう言われるとさすがに返す言葉がありません。」 |
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あいせん: | 「 | ただ…そう言い切っちゃうと話が終わっちゃうので、ちょっと最後の抵抗を試みてみますか。」 |
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あ い こ : | 「 | あっ、ぜひお願いします。」 |
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あいせん: | 「 | これ以降の提案には1つ前提条件があります。それは『日本のデュエリストが、DCI公認トーナメントにはない新しいフォーマットを1つ受け入れてくれる。』という感じかな。ほら、もう既にムリっぽい(爆)。」 |
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あ い こ : | 「 | それを言っちゃうと身も蓋もないじゃないですか。」 |
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あいせん: | 「 | だってうちは『日本一身も蓋もないマジックサイト』だもん。」 |
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あ い こ : | 「 | あ〜あ、自分で言っちゃった。」 |
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あいせん: | 「 | まあいいから話を戻すよ。 (^^; そのフォーマットは初心者のデッキを意識した物なんだ。僕が最近考えてる案は“デッキは40枚以上”“サイドボードは無し”“デッキ内のレアは3枚&アンコモンは9枚まで”“同じ名前のカードは基本地形を除いて3枚まで”“禁止/制限カードはなし(アンティカードを除く)”という感じかな。」 |
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あ い こ : | 「 | 禁止/制限カードがないのは不親切じゃないですか?」 |
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あいせん: | 「 | 禁止/制限カードって、あくまでそのフォーマットとして考えて『このカードを使われるとゲームが終わっちゃう。』という物でしょう。だからこのフォーマットには多分必要ないよ。まあアンティカードは元々カードルール上使えないけどね。『アンティ戦でない限りデッキから抜きなさい』となってるから。」 |
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あ い こ : | 「 | あと使えるカードセットはどこまで認めるの?」 |
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あいせん: | 「 | 使える基本セット&エキスパンションに制限はありません。それこそPortalからベータまで使えます。」 |
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あ い こ : | 「 | それはダメでしょう。初心者が持っていないカードを使われて困りませんか?」 |
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あいせん: | 「 | でも逆に絶版カードを余らせてる古株デュエリストからカードをもらえることが期待できるよ。」 |
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あ い こ : | 「 | …あ、そうか。」 |
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あいせん: | 「 | 多分この手のフォーマットをウィザーズやホビージャパンが推進したら、まあ間違いなく『使えるカードの範囲はスタンダードで使える物と同じです』とかやっちゃうんだ。それは一見すると昔のカードを持っていない初心者への配慮のように見えるけど、これはむしろ逆でデュエリストが昔のカードで安く手軽にマジックを遊ぶのを禁止するという目的しか持っていない。実際だからマジックで最も初心者向けのフォーマットだと言われているスタンダードが、結果的には初心者にとってもの凄く敷居の高いフォーマットになっちゃってるからね。」 |
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あ い こ : | 「 | じゃあこのフォーマットが普及すると、あいせん君はどうなると思うの?」 |
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あいせん: | 「 | うん、こういうフォーマットだと1つのデッキ辺りの単価が安くなるし、それゆえ1人のデュエリストが多くのデッキを持てるはずなんだ。しかも当然ながら最強のデッキなんて物は存在しないから、基本的には自分でデッキを作るしかなくなる。」 |
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あ い こ : | 「 | 普通に考えると赤単が猛威を振るいそうなんですけど。」 |
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あいせん: | 「 | そうだろうなあ。それこそ古代遺産をかき集めてゴブシューでも作ればかなり強いよ。でもそれならアンチ赤のデッキをあらかじめ用意しておけばいい。それこそCoP(赤)とかプロテクション(赤)満載のやつをね。世の中には Honorable Passage(VI) なんてカードもあるぞ(笑)。だからサイドボードはいらないはずなんだ。あと手札破壊とか土地破壊なんかもそれなりのデッキが作れるけど、当然アンチデッキだってそれなりの物になる。」 |
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あ い こ : | 「 | あ、なんかこの状況って昔のマジックに似ていますね。」 |
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あいせん: | 「 | そう、そこが真の狙いになる。個人のカード資産がどんなに増えようがあまり関係ないし、昔のようにデッキにじゃんけんの関係が生まれる。あとこのフォーマットで大会を開くと、それこそトーナメントデッキとブースター数パックを買って即席に作ったデッキでも参戦できちゃう。つまり…」 |
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あ い こ : | 「 | 限定戦の要素も盛り込めるんだ!」 |
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あいせん: | 「 | そういうこと。限定戦としても楽しめるということは、ニューカマーが買った少しのカード資産で組んだデッキでも十分戦えるということにもなるんだ。」 |
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あ い こ : | 「 | なんか面白そうな提案だと思うんですが。」 |
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あいせん: | 「 | でもここで前に書いた話が出てくる。こんなフォーマット日本じゃ絶対に普及しないよ。それは過去の歴史が証明してるから。」 |
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あ い こ : | 「 | …なんか盛り上がってきた話題を、一気に谷底深く突き落としますね、あいせん君は。」 |
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あいせん: | 「 | エッセイにもあるけど、結局日本のマジックがこうなることをすべてのデュエリストが肯定してきたんだ。もちろん僕を含めて全員がね。もしそうじゃないというならば、なんで大会が非公認というだけで参加者が減ったり、ジャパン・クラシックが盛り上がらないまま終わっちゃったりしたんだろう。まあジャパン・クラシックにはそもそも致命的な欠陥があったんだけどね。 (^^;」 |
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あ い こ : | 「 | 日本のデュエリストは全員『マジックにニューカマーなんて不要だ』と思ってる。そうじゃないという人はいたかもしれないけど、でも実際にはそうであったのと何ら結果は変わっていない。そういうことになるでしょうか。」 |
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あいせん: | 「 | まあそうなるだろうな。」 |
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あ い こ : | 「 | なんか寂しいですね。」 |
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あいせん: | 「 | マジックは人を育ててこなかった。競技を売りにしてきた遊びが、なぜか競技プレイヤーをきちんと育てなかったんだ。今になってみるとこれが最大の敗因だよ。囲碁や将棋のプロは自分が負けることで人を育ててきたんだ。でもそういう機運すらマジックにはないからね。元々日本人って勝ち気の強い民族なのに、それに加えてどこかの誰かさんが『マジックは勝ってこそなんぼ!』『勝利こそマジックのすべて。課程は問題じゃない。』とか煽りまくってるから。」 |
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あ い こ : | 「 | …今回はなんか暗い気分のまま終わりですね。」 |
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あいせん: | 「 | あ、うん。でもこの調子だと“総括”はもの凄いことになりそうだけど。…あ、ところで次のエッセイのテーマはどうするのさ?」 |
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あ い こ : | 「 | はい、ここでのお話をふまえて、もう少し『ニューカマーさん獲得』の可能性を見てみたいと思います。」 |
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あいせん: | 「 | 了解です。それじゃあ後でこっそりネタを教えてあげるよ。」 |
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あ い こ : | 「 | よろしくお願いします。」 |
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