Duelist Fukui について

 1998年8月に、福井で Magic を楽しんでいる社会人が集まって「 TCG企画集団 DUELIST FUKUI 」という組織を旗揚げしました。ここでは やまけん 氏や私(あいせん)が主体となって運営しているこの組織に関してご紹介したいと思います。

 ● 「個人」の時代から「組織化」への流れ

 福井ではかなり以前から一部の人達の間で Magic が楽しまれていました。そして日本語版4th発売をきっかけに急激に人口が増え始めたため、ある大学のサークルのメンバーが主体となってイベントを開くようになりました。ところがしばらくイベントで使っていた公民館(ちなみに使用料は無料だった)が諸般の事情で使えなくなり、更に参加者の数が増えたのもあって、より大きな場所でイベントを開くようになりました。

dflogo.gif  しかしこのイベントの規模が巨大化&定例化するにつれ、会場の有料化もあって流石に一大学のサークル(正確にはその中の一部のメンバー)だけではその維持が厳しくなって来ました。そこでそのサークルに縁あって集まっていた社会人のグループが、このサークルと並行してイベントの企画/運営を始める事になったのです。そしてその社会人グループが自分達の集会場を持つようになった事で、自分達の活動を「組織化」しようという気運が高まり、こうして1998年の8月に「 TCG企画集団 DUELIST FUKUI 」という名前で組織を旗揚げするに至りました。

なおこの ぎゃざる の中では、 Duelist Fukui を書き示すのに「DF」という略称を使っています。

 ● 主なスタッフのご紹介

・ Brassman 氏

 我々DFの代表です。福井では「 Magic の神」あるいは「生き字引」と崇められている方です(笑)。おそらく福井では最も昔から Magic に関わっており、その経験と知識はとても常人の及ぶ所ではございません。 (^^;

 実は Brassman 氏は「DCI公認レベル2ジャッジ」の資格を持っています。 Magic を知らない方には、これがどの位凄い事かは分からないと思うのですが (^^;  Magic には将棋や囲碁のような段位認定制度がないため、この資格は「 Magic に精通した人」を表す、ほとんど唯一と言ってよい証明なのです。ただ履歴書にまで書けるようなメジャーな資格でないのが悲しい所ですが(涙)。

 ちなみに最近の Brassman 氏は、デュエリスト以上にバイヤーとして名を馳せているかも知れません(笑)。

・ やまけん 氏

 DFの副代表です。 ぎゃざる 設立時に使ったパソコンやインターネット環境は、ほとんどが やまけん 氏の個人負担により成り立っています。本当は以前から私自身がこういう環境を作りたかったのですが、当時は先立つ物が無かったので(汗)。

  やまけん 氏は「ボードゲーム」「ギター」「コミック」等、多岐に渡る趣味を持っています。福井のTCGイベントで会場内にボードゲームが置いてあれば、まずそこにいると思って間違いありません(爆)。というか、 Magic はどうしたのでしょうか?。 (^^;;;

・ あいせん

 今この紹介文を書いている本人です。DFの中では「企画担当」という名前の雑用係を務めています(笑)。ただこの男のこなす雑用というのは「掃除」「ゴミ出し」から (^^; 「お店との対外交渉」「イベント企画」「ドキュメント作成( Word から 一太郎 まで何でも使いこなす)」「インターネット環境整備」「ホームページの作成/メンテナンス」そして「トイレの鍵開け(爆)」と幅広く、どこの組織にも1人位いると重宝しそうなマルチ人間となっております(自分で言うな! (^^; )。

※ あ、別に「マルチ」とは言っても・・・(以下略 (^^; )

・ その他の方々(ぉ

 その他DFにはもう1人「DCI公認レベル2ジャッジ」がいます。(正確に言うとこの方は今は京都在住で、福井でDF関連のイベントがある時等にサポートして頂いています。最近は京都の某店を拠点に本格的なジャッジ活動をされているそうなので、そちら方面の方はよく見る顔かも知れません。 (^^; )あとは大会の時にサポートしてくれているスタッフが何人かいますが、ただDFという組織は特定の人をあまり拘束しないのがモットーとなっていて、例えばイベント運営等をサポートしてくれている人達の中には「自分はDFのメンバーか否か」という位置付けを曖昧にされている方が結構います(笑)。(でも決して組織そのものがダミーだとかいう話はないです。 (^^; )そういうメンバーの紹介については、その方の話題が出た時に随時やっていきます。 (^^; ただ正直言うとDFの中でも“ Magic 離れ”が進んでいて、スタッフが少なくなってちょっと淋しい状況なのですが(泣)。

 ●  Duelist Fukui 旗揚げ後の動き

 旗揚げ当初のDFは「DCI公認トーナメントの企画/運営」をその活動の主力と考えていました。その方針は基本的に今も変わってはいないのですが、実際蓋を開けてみると、我々の活動は当初の予想とは大きく違う道を歩み始めます。

 我々がDFという組織により福井の Magic イベントを盛り上げていこうという決意を固めた直後から、様々な理由により(これについては Magic のコーナーで取り上げています。)DCI公認トーナメントに参加する人が減少し始めます。そしてデュエリストの低年齢化も手伝って、福井の Magic のレベルは以前より下がりつつあります。今の福井の状況は「DCI公認トーナメントを開くだけのスキルが、デュエリスト達のかなりの割合の人達にない。」と断言してしまっても良い位です。しかもDFがイベント開催の拠点としていた Magic 販売店が閉店し、正直言って Magic 普及活動としてはかなり苦しくなった、というのが現状です。

 我々としては最終的には“福井にも競技 Magic を定着させたい”のですが、現状ではその前準備さえできていません。(ある程度良い環境が出来つつあったのがリセットされちゃったという感じかな。)ですから我々としては、まず“ Magic のイベントを盛んにする”ところから再スタートしなければいけないと考えています。ただそれにしても十分な規模のデュエルルームを持った活動拠点はないし、我々に対する協力が期待できる Magic 販売店の少なさから告知すら満足にできるかどうか・・・という感じで、今は途方に暮れているというのが正直なところなのです。

 ●  Duelist Fukui の目的

 DF( Duelist Fukui の略称ね)旗揚げの際にメンバー内で活動方針に付いて話し合った際に、DFは主に次の内容を活動目標とする事としました。

テーマ1福井の Magic イベント(DCI公認トーナメント/非公認の大会)をいかに盛り上げるか?
テーマ2イベントを開いている人達の負担をいかに減らすか?
テーマ3 Magic 人口をいかにして増やすか?(初心者の開拓をどう進めるのか?)
テーマ4閉鎖空間で Magic を楽しんでいる人達に、いかにしてイベントの存在を認知してもらうか?
テーマ5福井市以外の Magic の環境をいかにより良い物にするか?

 ただ最近我々はこの中の「DCI公認トーナメント」という物への拘りを捨てつつあります。デュエリストが大勢集まって楽しめる(それにより Magic の普及に貢献できる)イベントであれば、別に無理に公認にする理由を我々には見い出せなくなったからです。福井の Magic 人口そのものは(低年齢化に更に拍車がかかっているものの)人口比で考えると信じられない位に多く、従ってそういうターゲットに正確に狙いを定めたイベントを開けば、人は集められる事がここ数カ月の活動結果から証明されています。ですが少なくとも我々の経験から言えば、その“人が呼べるイベントの条件”の中に「そのイベントがDCI公認の物である事」という項目はありません。我々はDCI公認トーナメントの必要性を認めています。ですから我々は「DCI公認レベル2ジャッジ」をスタッフの中に3人も揃えています!。でもそれだけやっていても日本で Magic は盛り上がりません。日本には日本の実状に合ったイベント運営が絶対に必要なのです!!。

 それと我々の大きなテーマの1つである「仲間内数人で何のサポートの情報提供もない販売店で Magic を買っている人達へのサポート」に関しては、我々が特定の Magic 販売店との関係を強めてしまった事もあって、ほとんどできていません。実は今回 やまけん 氏と私が ぎゃざる を立ち上げた理由の1つがここにあります。我々は特定の Magic 販売店を儲けさせるために存在する組織ではなく、 Magic という世界(市場と言ってもいいかも)そのものが日本の中で大きくなってくれる事を望んでいるのです。

 ●  Duelist Fukui の将来像(!?)

 我々は福井に某フジケン組さんのような「トーナメント・プレイヤーの集団組織」を作りたい訳ではありません。我々が欲しいのは、簡単に言ってしまうと「 Magic 仲間」なのです。福井で Magic を楽しんでいる人達全員が顔見知りになって、定期的にどこかのイベント会場で会えるようになる。そしてその人口そのものも今より更に増えて、それこそイベント会場に人が入り切らなくなる位の盛り上がりを見せる。要はそんな状況を作り出したいのです。そしてその多くの仲間の中から将来的には(本当の意味で)世界に通用するような人を送り出したい、そんな希望も少しだけあります。

 ですからそういう Magic の楽しみ方を少しでも広めるために、我々は思い切って福井の外に向かってこういう情報を発信して行こうと考えた訳です。そしてそうやって増えた仲間の中から、我々DFの活動に共感して参加してくれる人達が大勢現れたら、そこで我々も楽隠居できるんですがねぇ(ぉ。

 ● こんな方は是非ご一報下さい。 m(__)m

1.個人あるいはグループで Magic のイベントを開いてみたい方

2.既に Magic を扱っていて、 Magic のイベント開催に興味があるお店

3. Magic という商品そのものに関心があるお店

 こういう方はメール等でご一報頂ければ、誠心誠意サポートさせて頂きます。 m(__)m これから Magic を扱ってみたいという販売店の方には、なぜか仕入れ元となる“フランチャイズ・チェーン”のご紹介ができたりしますし(笑)。ただし我々はその活動の性格上、既に Magic という物をある程度知っている方をサポートの対象にしています。「 Magic に興味はあって始めてみたいんだけど・・・」という方については、福井市在住の方についてはサポートして頂ける販売店をご紹介できます。

 ●  Duelist Fukui に関するFAQ

Q1. サポートを受けるのにお金はかかるの?
A1. 信じられないかも知れませんが“無料”です。
 私もいわゆる“ Magic 貧乏”なので欲しいのは山々ですが(笑)、余程高額な通信費がかかった場合等以外は一切頂きません。あと「公認ジャッジの派遣」といった業務はしていません。ですがうちのスタッフは全員遠くに出かけるのが嫌いじゃないタイプなので (^^; 気が向けばかなり遠くの方でも遊びに行ったりすると思います。
Q2. 販売店のサポートもするって本当?
A2. 本当です。
 実際私はそのサポートの一環として某店のスタッフになった訳ですし。あと私は福井のデュエリストの中では比較的顔を知られた人(になっちゃった (^^; )なので、講習会等を開いて頂ける販売店があれば、今ならそれなりの動員はかけられると思います。
Q3. そういう事なら早速うちの近所で大会を開いてくれ!
A3. ・・・そういう申し込みは、正直言って困ります。
 我々は「 Magic イベントにやる気のある人やお店をサポートする」集団であって、「やる気の無い人(利益を出す事しか見ていないお店)の代わりにイベントを開く」集団ではないのです。ですが例えば Magic 販売店の方等から「予算を10万円出すから是非やってくれ!」とかいう申し入れがあれば、流石に考えますがね(笑)。
Q4. 具体的にどういうサポートをしてくれるの?
A4. これはそのイベントの規模や周囲の環境等によって様々です。
 一般的に行うのは「イベント企画に関する助言」「告知用のポスター作成&動員を増やす方法に関するアドバイス」「協賛してくれそうな Magic 販売店への協力依頼のフォロー」「DCI公認トーナメントにする場合の申請手続きに関するサポート」「イベント運営に関するノウハウの提供&必要書類の準備」辺りかな。あと福井市周辺であれば「DFと協力関係にある Magic 販売店へのポスター等の掲示」「経験豊富なデュエリストの派遣(まあ遊びに行ってもらうだけですが《笑》)」辺りになるでしょうか。


 
なお、このページの内容に関する文責はすべて私 あいせん にあります。