「ゲーメスト」や「○ゲ屋」でお馴染みの新声社が倒産したようです。私は以前某商用ネットで暴れていた時代から、一貫してゲーメスト批判を展開し続けて来ました。という事で、多分今回の雑文は「倒産した会社に追い打ちをかける“泣きっ面に蜂”的な雑文」になる事必至です(嫌爆)。ですから新声社やゲーメストに少しでも思い入れのある方は、多分ここから先は読み進めない方が賢明です。 (^^;;;
もうゲーメストって書くのも煩わしいので、ここからは巷の通り名である“駄目スト”でいきます(笑)。私がなぜ駄目ストが嫌いかというと、そのキャッチフレーズとは裏腹に「あれを読むとゲームセンターが100万倍つまらなくなる」事が確定だったからです。 (^^;駄目ストの提供する情報って、ちょうどDOJOで「世界大会で優勝したデッキやその戦い方」しか紹介していない状態に匹敵します。つまりそこには“とにかく対戦で勝つための方法論”しかないのです。世の中には色々な理由でゲームを遊ぶ人間がいて、そのすべてがゲームを楽しみたいと願っています。ですがそういう勝敗重視の対戦を楽しめない人間は間違いなく存在する(しかも決して少数ではない)訳で、そういう人達を無視して(雑誌を売るためとはいえ)偏った情報しか発信しないメディアに未来がある訳がないのです。ええ、あってたまるもんですか!(笑)。
それに加えて、私が購読していた終わり頃の「ライターの質の著しい低下」は目を覆うばかりでした。「待て」「ハメろ」「勝てばいいんだ」そんな言葉が記事の中で堂々と踊っていましたもの。流石に私はこれに呆れて購読をやめちゃった訳です。ですから私は今回の件を聞いて「よく今まで会社を維持できたものだ。」と逆に不思議がっている位なのです(笑)。あんなお寒い&下らない雑誌をまだ読んでいる人達がいた事の方が、私に言わせるとかなり不思議なのですが(ぉ。まあ「対戦以外のゲームの攻略を参考にするために読んでいる」という人は、私の知り合いにもいらっしゃるのですが。
私から見ていて、駄目ストという雑誌は「自分でどんどん購読者を減らす事を自らに運命づけた雑誌」だった気がします(笑)。そりゃあんな記事の内容でゲーセン人口とか格闘ゲーム人口が増える事を期待する方がどうかしています。普通なら間違いなくお寒い対戦が嫌になったプレイヤーがゲーセンを離れ、それに合わせて駄目ストの購読者も減って当然なのです。どうも駄目ストは“軍拡競争を煽る事による販売部数の拡大”を狙っていた節があります。つまり「駄目ストを読むと勝てる(読まないと勝てない)」という風評を作り出し、格闘ゲームを遊ぶプレイヤー全員に買わせようとした訳です。確かにその売り方は一時期はうまくいっていた訳ですが、それがパソコン通信やインターネット等で「より早くて正確、なおかつ面白い攻略情報」が出回るようになって、駄目ストの記事を誰も頼りにしなくなったのでしょう。そして質の下がったライター陣ではそういった周囲の変化に対応できなかった、まあそんな落ちなんじゃないかなぁ?。
彼ら(=ライター陣)にだって「そうなる前兆」は見えていたと思うのですよ。ただ彼らは昔からパソコン通信等を批判する記事は書くけれど、そういう物と共存しようとか利用しよう等という発想が皆無だったと思われます。あと私が大昔にパソコン通信でアップした駄目スト批判を、モニターに任命されていた人達が何人も編集部に報告されていたはずなのに、物の見事に無視してくれちゃいましたから(笑)。一体何のためのモニターだったのですかねぇ?。 (^^;
という事で、私はこれを機に「久しぶりにゲーセンで対戦をしてみようかな?」という気になっています(笑)。今まで駄目ストに頼って我が物顔で暴れ回っていた“コピー君”が、どの位大人しくなったかを確かめるためにね。 (^^; まあ実際にはインターネット等で出回る情報等があって“情報による弊害”が100%解消される訳でもないのですが、少しはましになってくれているといいなぁ、という淡い期待を持っているのですが。少なくとも私個人は、新声社の倒産(多分それに伴うゲーメストの廃刊)を残念がる気持ちは微塵もなく、ある意味非常に歓迎していたりします。私はかつて1読者として、あなた方に「そんな雑誌の作り方をしていたら、いずれ読者から見放されるよ!」と警告を発したはずです。それも私自身に降りかかるであろう相当なデメリットを覚悟の上でね。1度編集部の机の中から「モニターからの報告」を探してご覧なさい、多分出てくるから。そこまでして「何とか頑張って良くなって欲しい」「これからも読み続けたい!」と願う読者をあなた達は無視し、裏切って来たのです。そりゃ会社が潰れて当たり前だって!。
掲示板でご紹介した写真のコメントにもあったように、確かに“1つの時代が終わった”のかも知れません。ただひょっとすると、その次に来る時代は意外と前よりも居心地が良いかも知れませんよ(笑)。確かに自分で未開拓の原野に道を切り開くのは大変なのですが、でも面白いのも間違いないのです。私自身「自分でKOFの攻略記事を書くようになって、本当の意味でKOFを遊んでいるという満足感が得られた。」と思っています。試しにやってみて下さいよ、実際面白いから。