ここ数日、色々な方からのご提案等を受けて ぎゃざる の機能をいじっています。このうち“会員制掲示板”の開設と“ダメ出しの部屋”の改装ですが、この2つは極めて対照的な変更になっています。“会員制掲示板”は ぎゃざる 利用者に安心してご自分の意見を表明して頂くための仕組みです。会員リストやアクセス履歴を管理者側で管理する事で掲示板の安全性を高め、より安全に密度の高いご意見を頂こうと考えて設置しました。これに対して“ダメ出しの部屋”はメールアドレスの開示義務やIPアドレス取得といった掲示板保護のための仕組みを撤廃してしまいました。これは「 Echizen ぎゃざるの掲示板は敷居が高い。」という利用者の方からのご指摘に配慮した結果です。当然最近取り上げたある掲示板への対応という意味合いもあるのですが、はっきり言ってしまうとWebサイト管理者としてはかなりギャンブルだと思っています。
最近色々な機会に私の書く記事等に対する感想を頂いています。その中で「自分があいせんの書く記事等にどの位共感しているのか?」という印象を点数で伺う事があります。今までお伺いした方々の採点は、おおよそ平均して70点〜80点位でしょうか。実はこの点数、私が想定している点数に比べるとかなり高かったりします。
私としてはこの採点って例えば10点とか0点でも構わないのです。私は“日本の Magic を変えるためのトリガー引き”が自分の仕事だと思っています。要するに私は単に誰かが動き出すきっかけを与えるのが目的であり、その方向性を具体的に示したりましてや導いたりする気はないのです。何度か書いているように「こんな奴に好きなように言わせておいていいのか!」でいい訳です。ですから私の記事等に対する採点が低くても、結果的にそれを読んだ方が何らかの意見を持ち行動に移られれば私としては成功なのです。
ではちょっと見方を変えて“自分に取って100点満点の意見”は世の中に存在しないのでしょうか?。そんな事はありません。言うまでもなく自分自身が持っている意見は自分に取って100点満点の物・・・普通はそうであるはずです。ところが意見という物は案外表現するのが難しいのです。自分の意見を好きなように書き殴って後で読み返してみると「あれ?、俺が言いたかった事はこうじゃなかったのに。」になる事が少なくありません。これは何年も文章を書き続けて練習してもそうですから、ましてや練習も何もしない(=言葉を吟味せずに物を書いてしまう)状態を続けていては表現できるはずもありません。
自分の意見ですらそうなのですから、ましてや他人の意見を読んで100点満点の物なんて現れる訳がないのです。どうもインターネット上には“自分の意見と合わない意見=この世に存在してはいけない物”という極端な思想の持ち主が少なくありません。でもそうやって他人の意見を貶して批判して潰したがる人に限って、いざ「じゃああなたの意見は?」と聞かれると答えに詰まるのです。それは「自分の答えを準備していないし、その答えを表現する練習をしてきていないから。」なのです。
さて、では Echizen ぎゃざるとその利用者の間に間違いなく存在する“溝”をピッタリ埋める方法はないのでしょうか?。実はあります、たった1つだけ。それは・・・
「あなたが記事を書いて下さい(笑)。」 ・・・という事です。少なくとも私が書く物を延々と待つよりは遙かに現実的でしょう?。実際に書いてみるとそれがいかに大変な作業かは分かると思います。でもそうやってあなた自身が自分の言葉で意見を発表しない限り、あなたが望む100%の意見は絶対にこの世には登場しないのです。で、書いてみると「ああ、こうじゃねえよ!」と藻掻く(爆)。そういう光景が目に浮かぶようですが。いや、自分がそうなので(汗)。
どうも私が書く記事には最近特に過大な評価がなされているようで、それ故ちょっとした表現にかなり過敏な反応をされる方が少なからず現れているらしいです。それはひょっとすると「もうちょっとで自分の意見と完全一致しそうなんだけど、ここの部分が合わないから自分はこの意見を肯定できないんだ!」という苛立ちなのかも知れません。それだったら自分で書いてみませんか?。少なくとも私が見ていない掲示板等で私への批判をぶち上げても世の中何も変わりません(笑)。今こそあなたが自分の言葉で Magic やTCGを語ってみませんか?。そしてその意見をより多くの人達に読んでもらうために、どうぞ Echizen ぎゃざるというサイトの知名度を利用してしまって下さい。
・・・という事で、言うまでもなくこの雑文は“青年の主張”への皆様のご招待です。いやあ、正直言うと投稿が無くて困っているのですよ(汗)。私に対してこれだけ色々な意見が発せられるという事は、こういう企画を始めればそういう方々がそれこそ怒濤のごとき投稿を下さるだろうと私は待っているのですが。ただ規約に書いているように、そこに“あいせんの悪口”を書いたって多分一瞬だけ笑いのネタにされて終わりです。でもやり方次第では1個人にだって自分の意見で世の中を動かせるのです。ここにその見本がいます。 (^^; いや、はっきり言って別に私はなりたくてこうなった訳じゃないんですが (^^;;; 実際問題として可能性はあるのです。
という事で、 Magic に一言ある皆様の投稿、特に私が書いている記事に真っ向から反旗を翻すような覇気のある記事の投稿をお待ちしております。 m(__)m