同意見の人は多いと思いますよ( 2004.5.16 )
 今回の発表を見て、まず真っ先に思ったのは・・・

結局“あなた達”がやってる事って、
今までHJがやって来た事と、
何ら発想が変わってないじゃないですか。

 ・・・という事です。あ、この“あなた達”というのは、その該当者にのみ分かるはずなので、それ以外の方はさらっと聞き流して下さい。 (^^; 私はこの企画がどういう経緯で生まれた物か、ある程度の流れを伺っています。でもそれを全く知らない人が見ると、この企画って「ああ、なんかまたいつもの代わり映えしないあれだな。」としか感じないだろうと思うのです。で、実際問題として“それで日本の Magic はうまく行っていない”訳です。ここ数年は Magic の売上と認定トーナメントの開催数が反比例の関係にある。そういうデータを私も提示したはずですし、何よりもWoCやHJの関係者自身そういう事実を把握しているはずです。それなのに結局は認定トーナメントしかやらない。これじゃあ何も変わらないし、つまり Magic には衰退という未来しか用意されない、という事です。

 しかもHJの告知を見ると、この企画を“日本の Magic を復興する切り札”的に捉えているのが何ともはや・・・という感じです。ゲスト板でも触れましたが、現在米国で開催されている州選手権は、私が持っている資料が間違っていなければ“K値=24”の大会です。しかも州レベルでのチャンピオンを決める大会でしょう。こんなのどう考えても“初心者にお勧めなスターターレベル”である訳がないのです。そんな基本的な認識をHJが持っていないとしたら、それも今回ばかりは“あなた達”の責任なんじゃないですか?。多分HJは「WoCがこれだけ派手に賞品を出してくれる大会なら、日本語版の拡販に役立てないともったいない。」位の感覚でいるのだろうと思います。でもそれは、これだけHJ経由の Magic が売れていない現状では、ある意味仕方ないですよね。ところがそもそも今回の企画には、最初から“日本の Magic をより多く買ってもらうための工夫”という視点が全くないのです。言ってしまうと「俺達の好きな競技イベントを自分達の手でやりたいんだ」という視点しか無かったのです。だから両者の思惑の違い、その妥協の産物としてこんな意味不明な内容になってしまう。そりゃあ当たり前なんですよ。

 繰り返しますが、私はそういう今までのやり方で Magic がうまく行っているのであれば、何も文句は言いません。でも実際はそうじゃない、うまく行っていないのです。そういう認識が“あなた達”に本当にあるのか、今回の件で私はかなり疑問に思うところです。そもそもの話、今回の企画って“競技にはほとんど関心が無くて、でも Magic が好きな人達”の意見には、あまり耳を貸さずに進められたと思われます。それって結局のところ、競技関係者の意見しか聞かずに販促手法を決め、そして多くのファンに逃げられて失敗したWoCやHJと、やってる事が何1つ変わらないのですよ。それってHJが作る日本語訳のお粗末さから「俺がやる!」と言って翻訳部署を変え、でも相変わらず誤訳や誤植が無くならない日本語版の現状と、私にはかなり被って見えてしまうのですが。

 ・・・とまあ、この位書いておけば、今回の件に関して私個人がどの位怒っているか、その片鱗はご覧頂けるだろうと思います。 (^^; 実際の開催にはまだ5ヶ月ほどあるのかな。その間にこういう問題や矛盾が1つでも多く改善され、このイベントが本当の意味で“日本の Magic の救世主”になる事を、私としては切に希望するところであります。 m(__)m 最低でも“競技に興味が薄い Magic ファンが競技プレイヤー並に厚遇を受ける仕組み”位は整えて欲しいかあ、という気がします。また、そういう形でこのイベントが拡大・発展するのであれば、私自身そのサポートに手弁当で馳せ参じる事には何の躊躇もありません。まあぶっちゃけた話、福井には“他にマンパワーを提供してくれそうな心当たりがない”というのも現実だったりしますし(涙)。




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