ベンダーの使い手たち

 ベンダーのプレーヤーについては、当然ギターに取り付けられたベンダーを操る人達を取り上げるのが一番なのですが、なにせ指までもベンダーと言ってしまいました以上、その人達も含めます。とりあえずカントリー系ということに致します。
カントリータッチのギターといえば一般にほんわかムード、若いギター好き少年達は見向きもしない(まあベンチャーズもそうですが)。しかしベンチャーズを含め彼等こそあらゆるタイプの奏法をこなすギタリストなのです。
ヘビメタよりもやかましく(音をオーバードライブさせれば)、ハードロックよりも早弾きで、パンクよりも不良っぽく、踊りも出来る。
和音の中に1音ベンドする奏法、ピックと指を同時に使う奏法、サムピック使用、バイオリン奏法、クロスピッキング、ライトハンド奏法、スゥープピッキング、オルタネイトピッキング、クロマッチック奏法、フィードバック、トーキングモジュレータ等ほとんどカントリー系ギタリストから考案されています。しかし悲しいかな彼等はバックミュージシャンが多くジミヘンや、クラプトンほど有名にはなりませんでした。
上記奏法は先駆者という名前を他の人に取られてしまったという感じです。
クラプトンやジミヘンはコピーできても、ダニーガットンやアルバートリーを簡単にコピーは出来ません。特にダニーガットンにいたっては、教則ビデオの中でも何をどうしているかわかりません。
音質的には歪み系は少ないようですが、それはテレキャスター系のギター使用といったことに起因しています。まあこのジャンルのギタリストはお金が無いのと、ツアーやライブに明け暮れて単純で丈夫で安いギターが一番だったのでしょう。
このギター ミスタッチはすぐばれてしまいます。大きく歪ませるとあまりの早弾きのときフレーズが解らなくなります。
大御所クラプトンでさえ、今までの自分のバンドのリードギタリストではアルバート リーが最高で教えられるところが多い言っていました。

 それではプレーヤーを紹介していきます。個人的な趣味ですのでカントリー系とは限りません。
人は初めての出会いの人は心に残る物です。その意味でアートロックというジャンルでフリースピリットというグループをひきいて,フィードバックガンガンのギタリストだったラリーコリエル、フィンガーピッキングのステファングロスマン、12弦ギターの天才レオ コッケには本当に感謝しています。いろんな音楽ありがとう。

ダニー ガットン、 クラレンス ホワイト、 アルバート リー、 アーレン ロス
ヘルキャスターズ          (ジョー ジョーゲンソン、  ジェリー ドノヒュー、  ウィル リー )
レイ フレック、 ノーキー エドワーズ、 ジェリー マッギー、 スティーブ ウォーリナー、
ビンス ギル、 ジェームス バートン、 ブライアン セッツアー、 チェット アトキンス、
カール パーキンス、 チャック ベリー、 ダニー コーチマー、 マーク ノップラー、
バーニー レドン、 ドン フェルダー、 エーモス ギャレット、 マーティ スチュアート、
ブレント メーソン、 オーリアンズ(ジョン ホール等)、 バック タレント、 ロイ クラーク、
リッキー スキャッグス、 トニー ライス、 ラス バレンバーグ、 マーク オコーナー
ラリー コリエル、 ステファン グロスマン レオ コッケ、 他多数

 その他いろいろな人がいます。時間を追って少しずつ紹介していきたいと思いますが、今は名前だけで勘弁願います。CDジャケットにミュージシャンとして上記人達が記載されていたら。聴いてあげてください。こんな弾き方もあったのかと思うことが多々あります。
またブルーグラスを最初演奏していた人達はたいていマルチプレーヤーです。一つの楽器も満足に演奏できない私にとっては、うらやましい限りです。