大木と貨車

National Geographic 1907年8月号 「森林を救う」より

 レッドウッドの老木が、貨車に積まれて製材所に向かう、これでも1本の半分の量だ。伐採人たちは幹の周囲へ地上から約6mの高さに作業台を設け、1週間かけてのこぎりで大きな切り口を入れる。大きなもので縦幅2.5m、深さ4m近い切り口が、木の倒れる方向を決める。(現在でも樹齢500年で高さが30階建てビルに相当する巨木が伐採されている。)
            National Geographic 1997/3号より。

深さ4mもの切り口をいれる木とはどのようなものか、思い当たる写真があった。Timber Line というカントリーロックバンドのLPジャッケット。多分西部開拓史の一こまであまりの大きさにびっくりして記念写真を撮ったのであろう、後で着色したみたいだ。
この写真を見るたびに自然の大切さ、偉大さを実感できる。我々のために切り倒される運命にある木ならば、せめて最後の一片までも大切に使おうではないか。たとえ材に欠点があったとしても。そういう気持ちが自然に湧き上がってくる。

大木


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