荒島岳 2024





 令和6年5月19日(日曜日)、日帰りで荒島岳に登ってきました。天候はくもり。今回は単独です。
 福井を7時に出発し、登山口の勝原スキー場跡へ。
 コースはいつもの、勝原スキー場跡~リフト終点~白山ベンチ~しゃくなげ平~もちがかべ~山頂。同じコースを下山します。
 勝原コースの一番の魅力は、シャクナゲ平にかけて見事なブナの原生林が見られる事です。木漏れ日を浴びての登山は気持ちが良いです。かなり以前、金冠日食の時たまたまこの場所にいました。葉っぱ一つ一つの影が太陽が欠けていく形をしていました。まるで地面いっぱいに広がった水玉模様でした。初めて見る不思議な光景でした。
 シャクナゲ平で中出コースと合流します。休憩には良い場所ですが、頭上に遮るものがありません。少し進むと佐開コースとの合流点があり、こちらの方が日蔭があり休憩するのに良い場所だと思います。
 この先「もちがかべ」から山頂まで荒島岳の遭難の多発地帯です。クサリ、ロープが設置してあります。ストックは仕舞って、両手両足を使い上り下りしましょう。
 荒島岳は独立峰です。山頂からは360度の大パノラマです。正面に白山連峰。別山。別山を背に三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ヶ峰、大日ヶ岳。願教寺山、薙刀山、野伏ヶ岳。法恩寺山、経ヶ岳、大長山、赤兎山、加越国境の山々。銀杏峰、部子山。屏風山、姥が岳、能郷白山。そして御嶽山。が見えていました。
 今日の山頂付近は風が強く、寒かったです。佐開コースとの合流点まで下りて、そこで昼食のカップ麺を頂きました。
 お花の方は、「もちがかべ」から山頂にかけてコイワカガミが少しだけ咲いていました。ミツバツツジは終わっていました。最近の温暖化の影響で花の時期が早まっています。毎年同じ時期に登っています。勝原スキー場跡~リフト終点までは、以前でしたら植物の丈はまだまだ短く、風の通り道でした。ここ数年は、視界を遮るほどに丈が伸びています。6月ごろの風景が5月に表れています。
 今日は日曜日で駐車場には県外ナンバーがたくさん止まっていました。登山者も多かったです。3月16日に北陸新幹線が敦賀まで延伸した影響もあると思います。レンタカーを見たのは初めてでした。皆さん、いい思い出を作れたでしょう。
 今日も無事福井に帰りました。

荒島岳登山マップ 2022/5/30


木漏れ日の中で 2022/5/30


ブナの原生林 2022/5/30


ミツバツツジ 2017/5/15


金環日食 地面に映る無数の太陽 2012/5/21


白山連峰 別山 2022/5/30





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