文永(ぶんねい)     関連語句
  鎌倉時代の亀山・後宇多両天皇の治世の年号。弘長四年(1264)二月二十八日に改元し、文永十二年(1275)四月二十五日に建治と改められた。宗祖の生涯の中でも最も激動かつ多忙な時期で、東条松原剣難・蒙古国書到来・竜口法難および佐渡流罪・身延入山・蒙古襲来などの事件が起こり、また宗祖自身の信仰体系にも『法華経』迹門立ちから本門立ちへという大転換などがもたらされた。『南条兵衛七郎殿御書』等に見える。