生死一大事の血脈(しょうじいちだいじのけつみゃく)     関連語句 
 有情としての生および死の本義を得悟する最重要な血脈。もっぱら『生死一大事血脈抄』〔15802〕に説かれている義で、同書によると、三世にわたって妙法蓮華経を信行して離れないことが、 生死の本義を理解して成仏する道につながる血脈である。その血脈はまた釈迦・多宝から上行菩薩へと継承され、それが末法の衆生にもたらされるので、末法でひたすら南無妙法蓮華経と受持・唱題する衆生がその血脈を継ぐこととなる、 と説明されている。