塚原(つかはら)     関連語句 
佐渡に流された宗祖が文永八年(1271)十一月頃から翌年四月頃まで止住した場所の地名。『種種御振舞御書』に「十一月一日に六郎左衛門が家のうしろみの塚原と申す山野の中に、洛陽の蓮台野のやうに死人を捨つる所に一間四面なる堂の仏もなし」等と描写されているように、埋め墓の地で、その傍らに建てられていた三昧堂が宗祖の住居であった。なお、現在の新潟県佐渡郡新穂村塚原山根本寺、あるいは同郡畑野村妙満寺付近が同地に比定されている。