阿部語録 


第十四 魔


  ☆四四一号

 (昭和五十七年十月八日・恵妙寺客殿新築落慶入仏法要の砌)


 「しかしまた、この大法が顕われるときには必ず多くの魔性も現われて、正法を阻害せんとする用きが現われてまいります。例えば、仏法を知らないため正法と邪法との立て分けがなく、怨嫉の念をもつ世間の記者や境界の低い俗人どもが非常に顛倒した見解をもって日蓮正宗や創価学会のことを誹謗しておる昨今でありますから、」P八四

☆五三三号

 (平成二年五月十一日・正種山円徳寺落慶入仏法要の砌)


 「そこを根本としてこそ、初めて真実の種を得、我々が未来に向っての成仏得道のため、真実の仏道修行ができるのであります。それを正しく持ち、また弘宣しておるのが日蓮正宗であり、また皆様方の所属せられるところの創価学会の方々でございます。

 今日、様々に非難・中傷し、ありもしないことをあったように言って、信徒の方々の信心を錯乱させようとする動きがまた大きくなっております。これは、ないことをあったように言って疑いを起こさせ、信心を退転せしめるという大きな魔の用きであるということを皆さんも深くお考えいただき、そういう魔障を打ち破りつつ正法をどこまでも受持信行されていくことをお祈りいたしまして、本日のお祝いの言葉といたします。」P五二

これよりケンカ別れの後の発言

☆五五三号

 (平成四年一月二十八日・法華講支部指導教師指導会の砌)




 「それから、この際、僧侶の心構えの一つとして改めて申し上げておきたいことは、皆さんも既に御承知のとおり、『少欲知足』ということであります。何がなくても御本尊様と礼拝用の道具と袈裟・衣と数珠と中啓があれば、あとは寺として何も要らないのです。  御信者の信心を利用し、乱用して、自らの欲に絡むようなことはないと思いますが、人間ですから、ついついそのようなことにかまける人があったならば、これはやはり本当の広宣流布のための、小さなことだけれども、広宣流布を妨げる魔の用きをするようになると思うのであります。」P三七

☆五六七号

 (平成五年四月六日・虫払大法会)


 「しかるに、池田大作なる顛誑の大謗法者は、

『戒壇建立ということは、ほんの形式にすぎない。実質は全民衆が全大衆がしあわせになることであります。その結論として、そういう、ひとつの石碑みたいな、しるしとして置くのが戒壇建立にすぎません。したがって、従の従の問題、形式の形式の問題と考えてさしつかえないわけでございます』

 として、精神と形式を分け、御本仏の精神、いわゆる御仏智を蔑ろにし、民衆の幸福という空漠たる迷いの機根中心の観念を正として、これに大聖人のお心による戒壇建立を従属化したのであります。これまさに、仏法破壊の天魔の所行であり、大悪言であります。

 このような誤りによって正本堂を意義づけようとしたところに、池田の指導する創価学会の基本的な狂いがありました。それが、今日の『広布第二章』という大作の指導に見られる、本末顛倒の、内外一致とも言える誑かしの姿となっております。」P四五

☆五七八号

 (平成六年二月二十三日・全国宗務支院長会議の砌)


 「この戒壇建立は、大聖人の御仏意による終窮究竟の厳然たる御指南であり、いやしくも凡夫や一信徒が知ったかぶりをして、軽々に口を入れ、論ずべき法門ではありません。もし、そういうことがあれば、これは本仏のお心を踏みにじる、大謗法であります。

 しかるに、池田大作なる顛誑の大謗法者は、

 『戒壇建立ということは、ほんの形式にすぎない。実質は全民衆がしあわせになることであります。その結論として、そういう、ひとつの石碑みたいな、しるしとして置くのが戒壇建立にすぎません。したがって、従の従の問題、形式の形式の問題と考えてさしつかえないわけでございます。』

 として、精神と形式を分け、御本仏の精神、いわゆる御仏意を蔑ろにし、民衆の幸福という空漠たる迷いの機根中心の観念を正として、これに大聖人のお心による戒壇建立を従属化したのであります。これまさに、仏法破壊の天魔の所行であり、大悪言であります。

 このような誤りによって正本堂を意義づけようとしたところに、池田の指導する創価学会の基本的な狂いがありました。それが、今日の『広布第二章』という大作の指導に見られる、本末転倒の、内外一致とも言える誑かしの姿となっております。故に、世間的な名誉のみに囚われて、各国の勲章をあさったり、また、その名声や賞を常にねらうなど、この大作の所行については、かの『勧持品二十行の偈』の法敵三類中、僣聖増上慢についての予言、『利養に貪著す』云々、また云く、『是の人悪心を懐き常に世俗の事を念う』と説かれる言こそ、まさにピタリと的を射ております。」P六四

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