身延相承書

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身延相承書の概要

【弘安五年()九月、聖寿六十一歳】 
日蓮一期の弘法、白蓮阿闍梨日興に之を付属す、本門弘通の大導師たるべきなり。
国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり。時を待つべきのみ。事の戒法と云ふは是なり。就中、我が門弟等此の状を守るべきなり。
弘安五年壬午九月 日  日蓮花押 
血脈の次第、日蓮日興。

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