三沢御房御返事

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三沢御房御返事の概要

【文永十二年二月二十一日、三沢小次郎、聖寿五十四歳】 
佐渡の国の行者数多此の所まで下向ゆへに、今の法門説き聞かせ候へば、未来までの仏種になる事、是れ皆釈尊の法恩ありがたし。
越後にて此の歌詠じ候ゆへ書き送り候なり。
おのづからよこしまに降る雨はあらじ、風こそ夜の窓をうつらめ。
二十一日 

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