南条殿御返事

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南条殿御返事弘安三年九月の概要

【弘安三年九月、南条時光、聖寿、真筆断存】 
はくまい(白米)ひとふくろ(一袋)、いも(芋)一だ(駄)給ひ了ぬ。
抑故なんでう(南条)の七ろうごろうどのの事、いままではゆめ(夢)かゆめか、まぼろし(幻)かまぼろしかとうたがいて、そらごと(虚言)とのみをもひて候へば、此の御ふみにもあそばされて候。さてはまことかまことかと、はじめてうたがいいできたりて候。

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