さだしげ殿御返事
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さだしげ殿御返事の概要
【建治二年、聖寿五十五歳、真筆−完存】
さきざきに申しつるがごとし。世間の学者、仏法を学問して知恵を明めて我も我もとおもひぬ。
一生のうちにむなしくなりて、ゆめのごとくに申しつれども、唯一大事を知らず。よくよく心得させ給ふべし。あなかしこあなかしこ。
十二月二十日 日蓮花押
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