諸人御返事

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諸人御返事の概要

【弘安元年三月二十一日、聖寿五十七歳、真筆−完存】 
三月十九日の和風並に飛鳥、同じき二十一日戌の時到来す。
日蓮一生の間の祈請並に所願、忽ちに成就せしむるか。将又、五五百歳の仏記、宛かも符契の如し。
所詮真言・禅宗等の謗法の諸人等を召し合せ是非を決せしめば、日本国一同に日蓮が弟子檀那と為らん。
我が弟子等の出家は主上・上皇の師と為らん、在家は左右の臣下に列ならん。将又、一閻浮提(いちえんぶだい)皆此の法門を仰がん。幸甚幸甚。
弘安元年三月二十一日  日蓮花押 
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