是日尼御書

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是日尼御書の概要

【弘安元年四月十二日、是日尼、聖寿五十七歳、真筆−断存】 
さどの国より此の甲州まで入道の来りたりしかば、あらふしぎやとをもひしに、又今年来てな(菜)つみ、水くみ、たきぎこり、だん(檀)王の阿志仙人につかえしがごとくして一月に及びぬる不思議さよ。
ふで(筆)をもちてつくしがたし。これひとへに又尼ぎみの御功徳なるべし。
又御本尊一ふく(幅)かきてまいらせ候。霊山浄土にてはかならずかならずゆきあひたてまつるべし。恐恐謹言。
卯月十二日  日蓮花押 
尼是日 

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