富士宗学要集第三巻

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仏語無二と言ふ事

光明童子因縁経二に云く、日月星宿地に墜つべし、山石地従り空に飛ぶべし。海水淵深枯れ令むべし、仏語決定して虚妄無し文。註四十四、大集経十廿一に云く、日月地に墜落すと説くべし。猛風索を以て繋縛すと説くべし。須弥をば口を以て吹動すと説くべし。仏に二語有りと説くべからず文。同廿七巻十八に云く、一切の大地皆散ぜ令む、虚空日月は落ち令むべし、如来の言は二有る事なし。是の故に我定めて菩提を得文。我とは即ち仏なり。

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