7月11日「きいてまPOWER
GATE」ライヴ大盛況のうちに終了
いやあ、おかげさまで大変盛り上がり大会。ライヴに至るまで、終わってからのことをまとめてレポートしよう。
まずは、8日のFM福井での収録。10日に放送の「きいてま」用の録音のため、スーパーバンドの面々が集合。30分にわたり、ワイワイとトークを繰り広げる。こんないーかげんな話を公共の電波に乗っけていいの?と思うくらいいーかげん。一番ウケたのは、私のJBおるがという芸名の紹介の後の、キーボードの辻さんの発言、「私の芸名は じみ粟田部(あわたべ)、略してJA。」そりゃ農協や!
収録終了後、焼き肉屋で軽ーくもりあがり、最終リハのためAMスタジオへ。(このたびめでたく相互リンク成立)7時から11時前まで、総勢20名のきいてまスーパーバンドの面子が入れ替わり立ち替わり、各曲を最終チェック。AMスタジオの誇る大スタジオも、これだけ入るとさすがに狭く感じる。でもこのスタジオ、機材は最高だし、当然音もすごくいい。おまけにこの日はオーナーのご厚意によりスタジオ代もただ!老若男女(!!!)が和気藹々とリハを繰り広げ、本番向けてテンションがあがってきた!
写真1:Trb佐木崎特A君、Bassチャッピーのニュービーズからの二人に、豪華なコーラス陣。
写真2:リズム&ホーンセクション。
いよいよ本番当日。天気も上々で午前中からのリハにも熱が入る。このコンサートの運営は、すべて会場である「ハートピア春江」のボランティアスタッフによって行われている。舞台、照明、音響機材をオペレートするスタッフはプロではないが、その熱意は大変なもので、本当にお世話になりました。ただ、すごくかっこいい照明に比べ、やや大ホールでやるには機材が負けていたという印象で残念。(スタッフの方々には何の問題もはありません。)
午後3時に開演、心配されたお客さんの入りもまあまあで、最初は若いバンド、PALADOXとCLYSTAL SMILEのフレッシュな演奏。(実は私はこの日、朝8時半から部活、車を飛ばして何とかリハに参加、その後また学校に戻って部活、出演直前に会場に戻ったので、この二つのバンドはほとんど聴けなかった。ごめん。)PALADOXのドラムは、教え子の宇野君。先生と同じステージに立てたと喜んでくれた。私も同じ気持ちだ!ますます頑張れ、宇野君!
さあ、トリのきいてまスーパーバンドの登場。演奏前に、FM福井の堀謙ディレクターと徳山ちはる嬢がMCでもりあげてくれたので、最初から立ち上がってるお客さんも。
まず日本人離れした声と人間離れをしたルックスを持つ期待のヴォーカリストSASAをフィーチャーした、ハード&メタルセッション。Highway
star、We're An American Band、続いてメンバーを入れ替えてYou Really Got
Me〜Jumpと、怒濤の往年の超名曲!腕っこきミュージシャンの鉄壁のバックに、SASA君のよく通るハイトーンヴォイスが乗っかり、カッコイイ!
いやあ、でもほんとにみんないい味出してるよ。一人ツインギターの技を見せる姉崎、ハードロックといえばこの人、on
bassカバ丸、はるばる小浜から参加のkeyboard昌子はん、Van
Halenナンバーのベーシストはなんと妊婦(名前知らないんです)ながら強力なボトムを演奏。
そして横で見ていても一番ウけていたのが、熱狂のメタルギタリストえでぃー池見だ!いやもうこの人ほんとにカッコイイよ!走り回ったり、踊ったり、Jumpでは文字通りジャンプしまくるし(あとでお客さんの一人が「まるで往年の欽ちゃんみたい!」と喜んでた)それで年齢は私の二つ下(とゆーことは近々40歳)なんだから、負けてられないよ。
ロックで熱くなった会場に、こんどはレゲエセッション、私が黒塗りの顔にジャマイカで買ってきたラスタカラーのドレッド・ミッキーマウスTシャツに短パンで登場すると、意外や客席は大受け。心配された冒頭のアカペラもGOOD、ほんとに気持ちよくBaby
I Love Your wayを歌うことができた。
歌い終わると、最後のディスコ・セッションのためメンバー入れ替え。大急ぎで着替えに楽屋へ。その間MCがさらに盛り上げてくれる。いつものfunky
costumeに身を固め、ステージに出ると、もうお客さんはステージ前に陣取り、準備オッケー、That's
The Way〜Play That Funky Musicのメドレーで、早くも会場はディスコ状態。SEPTEMBERでさらに盛り上がり、ラストのDance
To The Music〜Music Lover(Sly & The Family Stone のWoodstockでの名演をリメイク)のメドレー。
これ、Woodstockの映画では、Sly Stoneの「I Wanna
Take You Higher」のコールに、40万人の観衆が「ハイヤー!!」とレスポンスするメチャメチャかっこいい曲だが、この日のお客さんのノリはすごく、自分でやってて何かwoodstockを彷彿とさせるものを感じ、感激してしまった。
で、アンコールは鳴りやまず、曲はもう他にできなかったので、That's
The Wayをテンポをあげてもう1回。すっごく速くやっちゃったので、さすがに私も息が切れましたわ。
ってことで、本当に熱く興奮のうちに気持ちよくステージを終えることができた。
7月10日「大上瑠璃子とジェニファwith白百合少女合唱団ライヴ
福井県今立郡大滝の寿喜娘(すきむすめ)酒造、酒蔵ホール(すごい田舎だった)で開催されたライヴ、不便な場所にも関わらず、酒蔵の2階は満員で、熱気ムンムン。開演前から、既にビールやお土産にもらった清酒を飲んで盛り上がっている人も。私もさっそく酒をいただいた。結構いける!
そういう雰囲気の中、登場したのは貫禄十分(昔からそうでした)の関西ソウル・クイーン大上おばさま、年齢不詳の濃いロイク系お姉さまジェニファ、そして4人の元少女、個性的な白百合少女合唱団プラスピアノの菅田さんと、全員が女性。のっけからアレサのRespectとLove
The One You're Withのソウルの名曲でグイグイ引っ張る!
ソウルの名曲に、大阪ノリのユーモアを交えたオリジナルを取り混ぜた、楽しいステージ、ジェニファも合唱団の一人一人も結構歌える。お酒の力も手伝ってか、もうすっかりいい気分。
やはり大上さんのヴォーカルはすごい。ソウルのツボがよーくわかった歌唱法と構成の仕方。ジェニファはしゃべりとバラードで結構引っ張りつつがんばったが、もう一つという感じか。もちろん巧いけど、大上さんにはまだかなわないな。それより、コーラスの中での合唱団の面々が、すごく生き生きとしてステージを楽しんでいる雰囲気が伝わってきてよかった。ただ振り付けが、黒っぽいけど、手の上げ方などに色気というかグルーヴがもう少しあったら言うことないんだけど。
てな訳で、2時間半を越すライヴ、楽しませてもらいました。ブルース喫茶 HALFのマスター、ありがとうございました。満員御礼で、これでお店もつぶれることなく、またあの美味しいカレーがいただけますねえ。
次回も楽しい企画期待してますよ。