岬 へ …沖の石歌碑に寄せて…
ひらひらと 早過ぎた 春が散ってゆく
光さす 碑表に 我が袖ぬれる
波の照り 野のひかり羽ばたくかもめ
なほ響く 沖の石 乾く間もなし
山童 笑い合う 山を背にして
海の子は あどけないほほ笑みかわす
ふところに いだかれて山を母として
夕映ゆる 碑表に 乾かぬこころ
潮風に 野の広さ 遊びくる小猿
なほ響く 沖の石 乾く間もなし
山童 語り合う 山を背にして
海の子は あどけないほほ笑みかわす
山童 語り合う 山を背にして
海の子は あどけない ほほ笑みかわす
---------- 1990.3.31 黒崎に沖の石歌碑建立 (3/27創作) --------------