趣意書
私たちの小さな村に、韓国船遭難救護の記念碑が建っています。1900年に遭難した韓国船の乗員93名は、この記念碑から見える沖合に漂着しました。区民が総出で救出保護し、全員が無事で国へ帰還しました。戦争の渦中でおこった秘話です。国境を越えた民衆同士の出会いや交流に感動し、2000年1月、韓国船遭難救護百周年記念としてこの地にささやかな記念碑を建立しました。
以後、ここを訪れる方も多くなってきました。国内はもとよりポハン海洋科学高校のように韓国から船で来てくれる団体もあります。記念碑の前で丁讃宇さんがバイオリン演奏してくださったり、雨森のサムルノリチームが太鼓舞をしてくれたり、小さな村の小さな記念碑が国際交流の基点になってきました。2年前この公園に植えた数本のムクゲが大地に根付いて、美しい花をつけています。この場所をムクゲの花でいっぱいにして善隣友好の心のポートにしたいと考えました。趣旨にご賛同してくださる方を求めています。
記
1 事業名 海に向かって笑むムクゲの花公園をつくろう
2 募集内容 ムクゲの定植(個人または団体いずれでもよい)
3 定植方法
(1)ご自身で定植される場合
※場所の指定をさせていただきますので事務局に連絡をください。
(2)実行委員会に委託の場合
※費用 ムクゲ苗(2本)、腐葉土、肥やしのセットで3000円
実行委員会の方でお世話させていただきます。
記念のお名前札をつけさせていただきます。
4 連絡先
〒917-0117福井県小浜市泊 韓国船遭難救護記念事業事務局(大森方)
E-mail kazu-o@mitene.or.jp