フォースハワイ(2003.2月27日〜3月4日)
一日目 2月27日
北陸発 お得ハワイ6日間というツアー。前回ハワイ島へ行ったから、次はマウイ島へ行きたいとハワイへ向かう。前回と今回はビデオカメラを持参したため、その撮影も兼ねている。航空会社は赤い機体のノースウエスト機。乗務員はすべて向こうの方ばかりだった。
1日目はいつものアロハ・タワー・プレイスで休憩。丁度、ハワイアンショーをやっていて、しばらく聴きこんでいた。ハワイ風の歌と演奏は妙に体に心地よく、カメラにしっかりと納めることが出来た。その後はホノルル美術館を見学。撮影は禁止だったのだろうか、映像も画像も残っていない。有名な画家の絵も何点かあったようだが、記憶には残っていない。ダウンタウンをぶらついてその後、トナカイの扮装をした客引きに誘われて、洋風の店に入る。客を見渡しても日本人は見かけず、白人が多かった。団体ツアーで食事を摂ると周りは日本人ばかりになり、面白くない。こういう場所は個人で入るしかないが、リスクはそれなりにあるものの経験としては面白い。食事内容も悪くなかったし、値段も高くはなかった。ただ、当然のようにチップの支払いは必要だ。
泊まったホテルはオハナ・マイレ・スカイコート。普通のビジネスホテルのようなものだった。軽い朝食は出たような気がするが、フロントは日本語がしゃべれない方であった。
二日目 2月28日
二日目はホノルル動物園を見学。ホノルルに動物園はあるのか知らない人も多かろうが、ホノルルズーはある。路線バスから降りるときに「ズー」と言ったら通じた。
動物が日本のように囲いの中にいるのではなく、自然の中で生活しているような設定をしてある。キリンや象がノッソノッソと歩いている姿は壮観だ。ただ、安全のために客との距離は池や溝などでとってある。大きい動物園ではないが、まるでアフリカの保護区へでも行ったような気分になる。これはこれで良いものだった。
動物園を出ると、管理用なのか2台のアメリカンなピックトラックが止っていた。あまりにも、良い雰囲気だったのでついシャッターを押した。日本ではこんな雰囲気は得られない。ただし、あまりにも大きい車体は日本で使うには使いにくそう。
三日目 3月1日
3日目はいよいよマウイ島ツアー。ホノルル空港からマウイ島へ飛ぶが、島との距離が近いのであっという間についてしまう。空港からツアーバスにてハレアカラ火山へ向かう。頂上で見える景観はこれまた素晴らしいものがある。ハワイ島ではカルデラが見ものであったが、ここは複数の火口が見える。ただ、吹き抜ける風が強くて楽に立っておられない。ビジターセンターにて模型を見ながら、ガラス越しに説明を受けた。何回も噴火して溶岩が流れ出している様子が分かる。ハワイ諸島が火山の島であることを実感できる。
山を下りて、昔の港町であるラハイナ地区へ行く。クジラ漁の基地であり、サトウキビの輸出港だった古い港町だ。この日は日曜でもあり、広場では絵や土産物が売っていた。ギターを鳴らして演奏している人も見かけた。このようなリラックスした場所も良い。気に入った絵があったが、持ち帰ることを考えると買うのが億劫になる。今にして思えば、無理をしてでも買っておけばよかったと思っている。サトウキビ列車にも乗った。本来、サトウキビを運ぶための設備なので振動が大きい。ガタゴトガタゴトと40キロぐらいが限度のようだ。英語でのガイドが流れていたが、内容は分からず。ただ、沿線の住宅を裏手から眺めることが出来、アメリカ人家族の日曜朝の風景を生で見ることが出来た。
四日目 3月2日
4日目はホノルル発が12時15分。少々時間が取れたので、タクシーにて空港までの道のりの途中にある「日立のこの木何の木」を見に行く。モアナルア・ガーデンという公園にあるモンキーポッドという木であるが、テレビから得た印象よりも実物は小さく感じた。木の下から見上げれば、意外とすき間が多い枝ぶりであった。時期になればネムノキの花に良く似たピンク色の花が咲かせているはずだ。この次からテレビのCMを見れば、「あれだあれだ」と言えると喜んでいた。
四度にわたるハワイの旅を終えて、ハワイ諸島の大方の観光地は廻ったような気がした。後は、波乗りのノースショアやカウアイ島は残っていたがおおむね満足していた。父や母が高齢化し介護が本格化してくるであろうから、10年ぐらいは来れないねと言っていたのが映像記録に残っている。
その後、子供たちの進学や受験、結婚や子育てなどあれよあれよという間に20余年が経ってしまった。40代後半だった我が身も今では白髪の古希を迎える歳になった。嫌になってしまうが、コロナが落ち着いてきた時期に是非ハワイを再度訪れたいものだ。