NBAルール vol.1


■アウトオブバウンズ  Out of bounds
 ボールがコートの外に出ること。
■アリウープ Alley-oop
 ダンクシュートのバリエーションの一つ。2人で行う。1人がゴールよりやや高めのパスを上げ、もう一人がジャンプしてそのボールをつかみ、
  直接リングにたたき込む。
■イリーガル・デフェンス Illegal defense
  「原則としてデフェンスはマン・ツー・マンに限る」というNBAルールに反して、ゾーン・デフェンスをしたと審判が判断した時に取られる反
  則。2回目からオフェンス  フリースロー1本 が与えられる。
■エアボール Air ball
 リングやバックボードに当たらないミスショット。
■エクスパンションチーム  Expansion team
  リーグに新加盟したチームのこと。一番新しい例では、95−96シーズンからリーグ入りしたラプターズとグリズリーズ。
■NCAA National College Athletic Association
  全米大学体育協会の略称。NABの予備軍的存在。
■MVP Most Valuable Player
  最優秀選手のこと。NABではレギュラーシーズン、オールスター、ファイナルで選出している。95−96シーズンはマイケル・ジョーダンが
  すべてのMVPを獲得。史上 2人目の快挙を成し 遂げた。
■オールコートプレス All court press
 コート全体で相手のオフェンスにプレッシャーをかける激しいデフェンス。
■オールラウンドプレーヤー All-round player
 何でもこなせる器用なプレーヤーのこと。ユーティリティープレーヤー(Utility-player)とも言う。
■カンファレンスとディビジョン Conference & Division
 NBAの全29チームはイースタン、ウエスタンの2つのカンファレンスに大きく分かれ、さらにカンファレンス内で2つのディビジョンに分か
  れる。たとえばシカゴ・ブル ズは「イースタン ・カンファレンスのセントラル・ディビジョン所属」となる。
■クラッチショット Clutch shot
  勝敗を決定する重要な場面で決めたシュート。
■ゲームタイム Game time
 試合時間は12分のクオータ制で合計48分間。規定の時間が終了した時点でタイスコアだった場合は5分間のオーバータイムに突入し、勝敗が
  決まらない場合はダブル、ト リプル・・・・と続く。
■ゴールテンディング Goal tending
 シュートのボールが放物線の頂上からリングに向かって落下する間、もしくはリングに当たって跳ね返ったボールがリングの真上にある間は誰も
  触れてはいけないというルー ル。もしデフェン スが触ってしまった場合はシュートが外れてもカウントされ、逆にオフェンスが触れた場合は
  ゴールしても認められない。
■サラリーキャップ Salary cap
 各チーム共通に定められた年俸の合計上限枠。チーム間の戦力均衡を図るために導入された。今季は2430万$。
■3秒ルール 3-seconds violation
 シュート以前にオフェンスがペイントゾーン(制限区域)で3秒以上留まり続けた時、取られる反則。
■CBA Continental Basketbll Association
 多くのメジャー選手を輩出するNBAの下部組織。
■シックスマン Sixth man
 控えの中で一番期待ができる選手のこと。ブルズのクーコッチが代表格。
■ジャム Jam
 ド迫力のダンクのこと。スラムダンクと同義語。
■スイングマン Swingman
 ガードとフォワードの両方をこなす選手。ガード・フォワードともいう。
■スウィープ Sweep
 プレーオフやファイナルで、相手チームに1勝もさせないで勝負を決めること。「ほうきで掃く(一掃する)」というのが語源。
■スクリーン・プレイ Screen play
 相手をマークしてるデフェンスに対して壁のように立ちはだかり、ノーマークを作るプレー。
■スタンディング。オベーション Sranding ovation
 観客が立ち上がって選手やチームを讃えること。
■ゼネラルマネージャー General manager
 チームの人材を集める役職。バスケットに精通している人が努める。GMとも言う。
■タイムアウト Time out
 1試合で取られるタイムアウトは、両チームとも100秒が7回(オーバータイムは3回)、20秒が前後半に1回ずつ。ボールを保持している
  時、またはボールデッドの時にコート上の選手が請求する。
■ダブルチーム Double team
 ボールマンに対して2人がかりでデフェンスすること。3人の場合はトリプルチーム。
■ターンア ラウンド・シュート Turn around shoot
 ゴールに対して背を向けた状態で軸足をつかって反転し、打つシュート。デフェンスのブロックをかわすために編み出された高等技術。
■ターンオーバー Turn over
 パスミスやアウトオブバウンズなどのミスで、オフェンスがシュートを打つ前に攻撃権を失うこと。
■ティップイン Tip in
 リングからこぼれた球を指ではじいてゴールすること。
■ティップオフ Tip off
 試合開始時に行うジャンプボール。
■テクニカルファール Technical foul
 審判への暴行に加え、イリーガル・デフェンスや試合の進行を妨げる遅延行為を2回以上した場合に適用。相手チームにフリースローが与えられ、
  攻撃権はそのまま。
■ドアマットチーム Door mat team
 負けてばかりいるチームのこと。ドアマットのように敵に踏みつけられるという意味で用いられる。
■トラッシュトーク Trash talk
 相手をカッカさせるような悪口。G・ペイトンやR・ミラー、C・バークレーが得意としている。
■トラップデフェンス Trap defense
 オフェンスのミスを誘うようにダブルチームなどで罠をかけ、スティールから逆速攻を狙うデフェンス。
■ドラフト Draft
 各チームとも2巡目までの選択権が与えられている。原則として獲得対象は大学4年生以上と外国人だが、大学1〜3年生や高校卒業年度の選手
  (アンダークラスメン)でも、 アーリーエント リーを宣言すればOK。
■トランジション・ゲーム Transition game
 攻撃権が激しく移動する、テンポの速いゲームのこと。
■トリプルダブル Triple double
 1試合でポイント、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックの中から3部門で2ケタの成績を記録すること。2部門の場合はダブルダブル、
  4部門の場合はクアドラブ ルダブルと言う。
■ナンバー・プレイ Number play
 オフェンスが決められた通りに動き、シュートに結びつけるフォーメーション。セットプレーとも言う。
■24秒ショットクロック 24-seconds shot clock
 ゴールの上に設置されたショット用のクロック。オフェンスはボールを保持してから24秒以内にシュートを打たなければならないが、外れても
  ボールがリングに当たれば、ショットクロックはリ セットされる。
■ノールックパス No look pass
 顔や視線とは違う方向に出すパス。マッジック・ジョンソンが最も得意としていたプレー。
■バイオレーション Violation
 トラベリングやダブルドリブル、キックボールなど、ファール以外の反則行為。
■バスケットカウント Basket count
 ファールを受けながらもシュートを決めること。通常のポイントに加え、フリースロー1本が与えられる。
■バックアップ Back up
 ベンチプレーヤーのこと。特定のポジションや選手の控えという意味でも用いる。
■バックコート Back court
 本来は自軍が守るべきコートという意味だが、通常ではガード陣のことを指す。フォワード陣やセンターはフロントライン、またはフロントコー
  トと呼ぶ。
■バンクショット Bank shot
 バックボードを利用した、高確率のシュート。銀行に金を預けるくらいに手堅いというのが語源。
■ピック&ロール Pick & roll
 スクリーン(ピック)をかけたオフェンスがゴール方向に身体を反転(ロール)させ、一瞬マークが外れたボールマンからパスを受けてゴールを
  狙うコンビプレー。
■ファーストブレイク Fast break
 速攻のこと。
■ファールアウト Foul out
 1試合で6回のパーソナルファールを犯し、試合に出られなくなること。
■フリーエージェント Free agent
 契約上、自由な身分になること。略称FA。選手は好きなチームと交渉ができ、それまで所属していたチームとなら、サラリーキャップを気にせ
  ずに年俸契約を交わせる。
■フレイグラントファール Flagrant foul
 相手を痛めつけるような重度のファール。ファールを受けた選手にはフリースローを2本、チームには攻撃権が与えられる。
■プレーオフとファイナル Playoff & Final
 レギュラーシーズン終了後に行われるトーナメント戦をプレーオフという。両カンファレンスの上位8チームに出場権が与えられ、1回戦はベス
  トオブ5(3戦先勝式)、以降はベストオブ7(4 戦先勝式)で、まずカンファレンスチャンピオンを決める。勝ち残った2チームが最後に戦
  うのが ファイナルで、その覇者にはワールドチャンピオンの称号(アメリカン・チャンピオンとは言わない)とトロフィー、チャンピオンリン
  グが与えられる。
■ペイントゾーン Paint zone
 ゴールした付近にある、色が塗られた制限区域のこと。国際ルールでは台形だが、NBAは長方形。
■ペネイトレイト Penetrate
 ドリブルしながらゴールしたに切れ込んでいくこと。カットインと同義語。
■ホームコートアドバンテージ Home court advantage
 全米を横断しながら過密な日程の中でシーズンを戦うアメリカのプロスポーツでは、ホームチームの方が有利と言われている。実際、NBAでも
  ほとんどのチームがアウェーよりホームで好成績を残している。
■ボールハンドリング Ball handling
パスやドリブルの際に見せるボール扱いのこと。
■ボックスアウト Box out
 リバウンドに入る選手が、好ポジションをキープするために身体を使って相手をブロックする基本プレー。スクリーンアウトとも言う。
■マッチアップ Match up
 マン・ツー・マンで対峙する2人のこと。
■ミスマッチ Mismatch
 マッチアップする2人の間に、身長やクイックネスなどの面で明らかな差が生じること。
■ミドルライン Middle line
 ゴールとゴールの中央を結んだ仮想のライン。
■ルーズボール Loose ball
 どちらのチームもキープしていない状態のボール。
■レギュラーシーズン Regular season
 レギュラーシーズンは全部で82試合。異なるカンファレンスのチームとはホーム&アウェーの2試合、同じカンファレンス同士だと数試合戦う。
■ロースター Roster
 選手登録名簿のこと。
■ロッタリー Lottery
 ドラフトの1〜3番目の選択権を決めるくじ引き。前シーズン、プレーオフに進出できなかったチームで行う。
■ワイドオープン Wide open
 アウトサイドのシューターがデフェンスのプレッシャーを受けず、自由にシュートが出来る状態。



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