NBAルール vol.2 ■アイソレーション Asolation 1on1の得意な選手が不十分なスペースを確保できるように、残りの選手がウィークサイド(後述)に固まること。 ■IBMアウォード IBN-award コンピューター会社のIBMが選ぶMVP。チームへの貢献度を様々な観点から数値化したデータが選考の基準となる。95-96シーズンは D・ロビンソンが受賞。 ■アップセット Upset 番狂わせのこと。1994年、ウエスタンのプレーオフ1回戦で、レギュラーシーズン8位のナゲッツが同1位のソニックスを破った”史上最大の アップセット”は記憶に新しい。 ■アナリスト Analyst 解説者。 ■イン・ザ・ゾーン In the zone 絶好調の選手を形容する言葉。オン・ファイア(On fire)とも言う。 ■インジャリー・リスト Injury list 故障者リスト。このリストに載った選手はロースター(選手登録名簿)から外される。 ■エージェント Agent 選手に代わって契約交渉を行う代理人。M・ジョーダンのエージェント、デビット・フォークが第一人者。 ■ABL 1996年10月18日に開幕した女子バスケットボール・リーグ。『American Basketball League』の略称。8チームで構成されている。アトラン タ五輪の女子チームのメンバー、 テレサ・エドワーズや、陸上7種競技でおなじみのジャッキー・ジョイナー・カーシーなどが参加。 ■NBAオール・デフェンシブ・チーム NBA All-Defensive team レギュラーシーズンで活躍したデフェンシブプレーヤーのベスト5。1st チームと2ndチームがある。95-96シーズンの1stチームはG・ペイト ン、M・ジョウダン、S・ピ ッペン、D・ロッドマン、D・ロビンソン。 ■MIP レギュラーシーズンで最も成長した選手に与えられる賞。『Most Improved Player』の略称。95-96シーズンはG・ミュアサン(ブレッツ)が受賞。 ■MSG ニックスの本拠地、マディソン・スクエア・ガーデン(『Madison Square Garden』)の略称。 ■オールNBAチーム All-NBA team レギュラーシーズンのベスト5。1st〜3ndチームまである。95-96シーズンはM・ジョーダン、A・ハーダウェイ、S・ピッペン、K・マローン、 D・ロビンソン。 ■クロスオーバー・ドリブル Cross-over dribble ボールを左右に切り返したり、股下を通したり(レッグスルー)するドリブル。『キラー・クロスオーバー』の異名を取るT・ハーダウェイの クロスオーバーは突破力抜群。 ■クロスタウン・ライバル Cross-town rival 同じ街に本拠地を置く複数のチーム。NBAではレイカーズとクリッパーズがこれにあたる。 ■ケミストリー Chemistry 選手の相互作用によって、チーム力が高まること。 ■コースト・トゥ・コースト Coast to coast コートの端から端。 ■ゴー・トゥ・ガイ Go to guy ここ一番で最も頼れる選手。 ■コートビジョン Court vision コート内での視野。ポイントガードの必須能力。 ■コントロール・ゲーム Control game チームのシステムに合うように、オフェンスのテンポを速くしたり遅くしたりしながらゲームを進めること。 ■サスペンション Suapention 出場停止処分。 ■ジャーニーマン Journey man トレードなどでチームを渡り歩く選手のこと。昨季までロケッツにいたサム・カセールは、1シーズンでサンズ→マーベリックス→ネッツと チームを替わった。 ■10秒ルール 10-seconds violation オフェンスが、ボールを保持してから10秒以内にハーフラインを越えなければターンオーバーになるというルール。 ■ショータイム Show time 80年代のレイカーズが得意としたゲームスタイル。マジック・ジョンソンを中心に、速攻を軸にした華々しいプレーを多用したことから命名さ れた。 ■ジョーダン・ルール Jordan rule @80年代後半、当時ピストンズのヘッドコーチ、チャック・デーリーが、M・ジョーダン対策として編み出したデフェンスのシフトのこと。 A野球で言う『王ボール』『長島ボール』のように、M・ジョウダンだけは特別に優遇されているとする考え方。 ■スウィッシュ Swish リングにまったく触れずにシュートを決めること。 ■スキップ Skip サボる、飛び越える。「練習(試合)をスキップする」、「大学をスキップする」などのように使う。 ■スタッツ Stats バスケットに関係した、あらゆる統計記録のこと。 ■スタンティング Standing チーム勝敗表。 ■ストロングサイトとウィークサイド Strong side & Weak side ストロングサイドはコートを縦に二分したときボールがある側、ウィークサイドはボールがない側を意味する。 ■スピンムーブ Spin move 軸足を180度ターンすること。 ■スリーピート 3-peat 3連覇。スリー(three)とリピート(repeat)の合成語。87-88シーズン、レイカーズが2連覇した当時のヘッドコーチ、パット・ライリーが名づ けた。しかし翌シーズン、レイカーズはファイナルでピストンズにスウィープされてしまう。その後、90-91シーズンからブルズが見事3連覇 に成功。写真のような記念グッズも発売されるほどのフィーバーぶりだった。 ■セーフティーマン Safety-man オフェンスの際、リバウンドに参加しないでいち早くバックコートに戻り、相手の速攻に備える選手。 ■セカンドチャンス・ポイント Secand chance point ミスしたシュートを、オフェンスリバウンドから得点に結びつけるとこ。 ■WNBA NBAが支援する女子プロバスケットボール・リーグ。「Women's National Basketball Association」の略称。8チームで構成され、1997年 6月21日開幕。日本から萩原美樹子選手の参加が決定(サクラメントモ・ナークス)し、話題を呼んでいる。 ■ディナイ Deny マッチアップの相手にボールを触らせないようにするディフェンス。 ■トップ・オブ・ザ・キー Top of the key 3ポイントラインに添った、ゴールに正体するエリア。 ■トマホークダンク Tomahawk dunk まさかりを振り上げた時のようなダイナミックなポーズで決めるダンク。 ■トライアウト Tryout 入団セレクション。 ■トライアングル・オフェンス Triangle offemse ブルズのアシスタントコーチ、テックス・ウィンターが編み出したオフェンスのシステム。選手は、常にトライアングル(三角形)を描くように ポジションを取り、さこから様々なオプションプレーを展開させる。 ■ドリーム・シェイク Dream shake H・オラジュワン独自の多彩なステップワークによるフェイク。あのD・ロビンソンさえキリキリ舞いするほど効果絶大。 ■ハイ High 最高記録。”シーズンハイ””キャリアハイ””チーム(クラブ)ハイ”のように使う。 ■ハイファイブ High five 手のひらを高く掲げて相手の手のひらと打ち合わせる喜びのポーズ。 ■バック・トゥ・バック Back-to-back 連覇、連戦など、連続を表す時に使う。 ■バッドボーイズ Bad boys 80年代後半のピストンズの別称。あまりに手荒いプレーをすることで有名だった。 ■ハドル Huddle 円陣。 ■バナー Banner 過去に獲得したチャンピオンシップやチームのイタリアド・ナンバー(後述)を讃え、旗に記したもの。アリーナの天井から吊り下げられている。 ■ビートライター Beat writer 特定のチームに随行している番記者。 ■ファイア Fire 解雇。Hire(雇う)と一時違い。ウェイブ(Waive)とも言う。 ■ファウルライン Foul line フリースローラインのこと。 ■ファイナルボックス Final Box ゲーム後の最終個人別成績。 ■ファブ・ファイブ Fab five 1992年のNCAAファイナル・フォーで、1年生だけをスタメンに据えて決勝に進出し、話題を呼んだミシガン大学の5人(C・ウェバー、J・ハ ワード、J・ローズ、J・キ ング、R・ジャクソン)のこと。ファブはファビュラス(Fabulous:信じられない、素晴らしい)の略。 ■フィンガーロール Finger roll レイアップ・シュートの際、しなやかな指の動きでボールをコントロールすること。 ■フォーエバー 4-ever 4連覇。90-91シーズンから3連覇した当時のブルズに対し、気の早いマスコミとファンが使い始めた。しかし、4連覇をかけた93-94シーズン は、惜しくもプレーオフのカンファレンス・セミファイナルでニックスに敗れ、夢は叶わなかった。 ■ブザービーター Buzzer beater クォーターごと、もしくは試合終了のブザーの音と同時に決めるシュート。 ■フューチャー・ブルズ Future Bulls K・ギル(現ネッツ)、L・ジョンソン(現ニックス)、A・モーニング(現ヒート)の三人を擁したホーネッツが、「ブルズの後を継ぐNB A最強のチームになるはず・・ ・」という期待から一時期、こう呼ばれていたが、1シーズン(92−93)だけでギルが移籍。有名無実化した。 ■フランチャイズ・ビルダー Franchise builder チームを背負ってたつ選手。弱小チームを”建て直す”ほどの活躍を見せ始めると、こう呼ばれるようになる。 ■ブリック Brick リングに当たって外れたシュート。レンガ(Brick)を積み上げる時の「ゴイ〜ン」という響きに似ていることから使われるようになった。 ■プレーオフの特殊規定 Play-off special regulation プレーオフには各カンファレンスの上位8チームが進出するが、2つの特殊な規定がある。@カンファレンスの2位は、1位とは違うディビ ジョンのチームでなければならない。A2つのチームが同率(タイブレーク)の場合は次の手順を踏んで順位を決める。(Tから始まり、優劣 がつくまでU、V・・・と続く)。 T 直接対決の結果。 U カンファレンス内の勝率。 V ディビジョン内の勝率(同じディビジョンだった場合)。 W カンファレンス内のほかのプレーオフ進出チームとの勝率。 X 直接対決の総得点差。 Y レギュラシーズンの総失点差。 ■プレーグラウンド Play ground 野外のバスケットコート。 ■プレーヤーズ・コーチ Player's coach 選手の気持ちにたって、チームを掌握するヘッドコーチ。選手の自主性を尊重するフィル・ジャクソンはこの代表格。 ■フロム・ダウンタウン From downtown 3ポイント・シュートのこと。トレイ(Trey:"3"を表す英語)とも言う。 ■ボード Baord リバウンドのこと。「ボードを制する者はゲームを制する」のように使う。ボードはバックボードのことを指す。 ■ピストポンド・ゲーム Postponed game 延期になった試合のこと。今季のNBAでは96年11月11日、Spura at Utahの試合で、ジャズのホームコート、デルタ・センターの床が損 傷したため、97年4月7日に延期となった。 ■ポンプシェイク Pump fake ポンプを使うときのように体を上下させ、デフェンスをかわす技術。フェイクは「真似する、だます」という意味。 ■マークマン Markman デフェンスする相手選手。 ■モーションオフェンス Motion offense チームが約束事を守りながら動き続ける間に得点チャンスを見つけるオフェンス。形は無数にある。 ■モーリス・ポドロフ・トロフィー Maurice Podoloff trophy チャンピオンシップ・トロフィーのこと。初代NBAコミッショナーのモーリス・ポドロフ(在任期間1946−1963)を讃え、その名前 を冠した。 ■ラン Run 片方のチームが一方的に押している状態。{Magicが13−4のrunを見せた」というように使う。 ■ラン&ガン Run&gun トランジションにこだわった、アップテンポなオフェンススタイル。ドン・ネルソン(現マーベリックスGM)が、ウォーリアーズのヘッド コーチ時代に導入した。 ■リザーブ Resarve 控え選手のこと。 ■リタイアド・ナンバー Retired number 永久欠番。最も多いのがセルティックスで、現在20人。一番最近では元キャブズのドアティの34番。 ■ロールプレーヤー Role-player リバウンドやデフェンスなど、特定の役に専念する選手。 ■ワークアウト Work out ウェイト・トレーニングなど、ボールを使わない練習のこと。
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