109 姥 ケ 餅 焼 (うばがもちやき)
※ 近江国栗太郡草津(滋賀県草津市)の陶器。
この地の姥が餅茶屋の主人が創始し、その年代は元文(一七三六〜四一)あるいは宝暦(一七五一〜六四)の頃とされるが不詳。
黒楽と交趾写の二種があるうち、黒楽は主として楽左入に託して焼かれたといわれ、交趾写はそれより少し時代が下るとみられて
ます。
参照 やきもの事典 平凡社