113 梅花皮 (かいらぎ)
井戸茶碗などの高台際に釉が縮れて粒状になった状態をいいます。
茶碗の高台をヘラで荒く削り出すと陶土は細かくめくれます、その上から釉薬を掛け焼成すると粒状に釉薬が凝固します。
その状態が鮫皮に似ているのでカイラギと呼び茶碗の見どころになる場合もあります。
本来カイラギの意味は刀剣の装飾に用いるチョウ鮫の皮。
参照 『やきもの事典』 平凡社
『原色茶道大辞典』 淡交社