136 三友棚
明治初期、大徳寺四七一世牧宗和尚が三千家の融和の為として大徳寺境内の松・竹を提供して作らせた棚。
表千家・碌々斎は松の天板(丸)と地板(四方)に摺り漆、裏千家・又ミョウ斎は竹の二本柱(勝手付の柱に小枝を残して袋・柄杓釘とした)、官休庵一指斎は天板の木口に「こぼれ梅蒔絵」をそれぞれに好んだ。
牧宗和尚が「三友」の銘をつけて三千家に三個そして大徳寺に一個と計四個製作した棚であります。
地板が四方、天板が丸で竹の二本柱。
参照
茶道具の基礎知識家 野村瑞典 著 光村推古書院