利休好み。
天正18年(1590)利休が小田原陣中に持ち込んだのが最初。
最初の使い方は点前道具を収納する箪笥。
元々は唐物で利休が桐木地で好んだと言われている。
利休好みは総桐木地で正面にケンドン蓋が付き、内側には二枚の棚板がある。
上棚は左側に柄杓を掛ける切り込みがあり、中棚は奥行きが浅くなっている。
惺斎好みは桐春慶塗。
参照
茶道具の基礎知識 野村瑞典著 光村推古書院刊