bS2 竹の種類
○ 孟宗竹(もうそうちく)
一般的で、その用途も広い竹。
日本の竹類の中では最大で、太くて肉が厚く、筍を食用とする。
○ 真竹(まだけ)
籠や花入に一番重宝されている竹。
表皮の光沢が美しく、材質も強靱・緻密であるばかりでなく、弾力性と粘りが他の種類よりも優れている。
○ 亀甲竹(きっこうちく)
孟宗竹の突然変異によるもので稈の下方の節の間が一節おきに交互に膨出して亀甲状になった竹。
○ 胡麻竹(ごまたけ)
竹が晩年期には入り、自然に枯れ始めて表面に、ゴマ状の斑点が出来たもの。
○ 煤竹(すすたけ)
藁葺き屋根や民家の天井の構造材として用いられていたため、囲炉裏やかまどの煙で燻され煤けて赤黒くなった竹。
○ 雲紋竹(うんもんちく)
表面に黒褐色の雲状の斑紋のある竹。
参照文献
「角川茶道大事典」 角川書店
池田瓢阿 著 『籠花入と竹花入』 淡交社刊