75 三木町棚 (みきまちたな) 和歌山県三木町にあった表千家の下屋敷で表千家四代・江岑宗左が普請材の杉・檜・モミの残り木で造らせたものと伝えられています。 天板・地板は杉材、柱は檜、天板と中棚の間にモミの引出しがあり、竹の摘みがつく、底の四隅には足がある。 六代・覚々斎好「江岑棚」は同形ですが桐木地で天板にハシバミが入っています。
参照文献
『原色茶道大辞典』 淡交社 「茶道具の基礎知識」 野村瑞典 著 光村推古書院