89  朝 倉 間 道  (あさくらかんどう)

福井県に関係した武将の名前が付く裂です。
越前・戦国大名朝倉義景(一五三三〜七三)所持の大名物「朝倉文琳茶入」(本能寺または三日月文琳ともいう)の仕服に本歌となる裂が用いられている。
この裂は遠州の好み裂としてこの茶入に添えられたと伝えられる。
この間道は赤茶地に藍、白交互の横縞と白の竪縞が格子に織り出された部分、白地に赤茶の横縞の部分、赤茶地に白の横縞に部分などからなっています。                                             (五島美術館蔵)
朝倉義影は織田信長によって攻め滅ぼされ越前大野で亡くなる、現在その場所は「義影墓所・公園」として保存されています。