実車ペダル装着 


さて、今まで、自作コックピット用に、いろんな追加パーツを作ってきましたが、
まだ装着されていないのが、『クラッチペダル』ですな。

まぁ、今PS2で発売されているレースゲームには、クラッチ操作そのものが無い物ばかりなので、
クラッチペダルが無くても、何の問題もありませんです。

が、やはり付いていないのは、ちょっと寂しい・・・。(^_^;)
(ドリフトする時の、なんちゃてクラ蹴りにも使えますしね)

しかし、ただクラッチペダルを追加するだけでは芸が無いので、
ペダル自体を、全て実車の物に付け替えてしまいましょう。(゚∀゚)


しかし、状態が良く、お安いペダルを見つけるのに一苦労・・・。(-д-;)

と、ネットオークションでようやく見つけたのが、こちらのペダル。
インテグラ タイプR (4ドア DB8)用ペダル
 ちょっと古めですが、錆などは無く、
 『RAZO』のペダルカバーも付いていて、なかなかお買い得品です。
 (2000円也)

 では早速、装着作業に着手ですぞ。(=^∀^=)


ペダル固定
 ペダル用のフレームは、旧自作ペダルのフレームを流用するので、
 フレームに合わせた幅の板に固定します。

 ちょっと、ブレーキとクラッチの位置が近い気もしますが、
 細かい事は気にしない事!(゚∀゚)
 (狭いコンパクトスポーツと思いねぇ)




それでは、まずアクセルペダルから仕上げましょう。
アクセル用バネ
 アクセルペダルには、スプリングが付いていましたが、
 余りにも弱々過ぎるので、強めの物に付け替えます。

 固定用ボルトをスライドさせる事により、
 テンションの強弱を、調整出来ますです。


ボリューム
 次に、ボリュームを取り付けます。

 今回使うのは、こちらのボリューム。(PR162 B10kΩ)
 (ミニコネクターを半田付けして使用)


ターンバックルアッパーアーム

 ペダルに繋ぐ為のジョイントは、旧自作ペダルに使った物よりも、
 少し大き目の物を使いましたです。

 やはり、強度がある方が安心出来ますからね。(^_^)




ジョイント ボリューム側ジョイント アクセルペダル側








アクセル用ボリューム装着


 ボールジョイントで繋ぐ為のパーツを作り、
 ボリュームを装着します。



ペダルストッパー

 ペダルの踏み幅を調整する為のストッパーを付けて、
 アクセルペダルの完成でございます。(=^∀^=)







続いて、ブレーキペダルの製作に入りますです。
ブレーキペダル用スプリング固定部品 ブレーキペダルにもスプリングが付いていますが、
 アクセルペダル同様、弱々です。(^_^;)

 強めのスプリングを追加したい所ですが、
 スプリングを引っ掛けられる様な部品が見当たりませんです。

 で、羽子板ボルトを曲げて、スプリング増設用部品を作りました。

ブレーキペダル用スプリング
 その部品を、ブレーキランプ用のスイッチが付いていた所に固定して、
 スプリングを増設します。

 が、その程度では、テンションが全然足りません。

 踏み心地がフワフワです。(-д-;)


このままでは、余り良い操作感が得られませんなぁ。(~ヘ~;)

FREXのペダルは、筒状のゴムを使って、油圧の様な踏み心地を再現していますが、
そんな便利な部品は、なかなかお店に売ってませんです。(TДT)

他に何か使えそうな部品はないか・・・。


・・・これかっ!(゚∀゚)
ブレーキペダル用スポンジゴム


 以前、シフトレバーに使ったスポンジゴムを二枚重ねて、
 これを、ペダルと背板の間に挟んで、油圧っぽい感じを出してみましょう。
 (ちょっと心もとない気もしますが)



スポンジゴム押し板
 ペダルがそのままだと、踏み込んだ時に、
 スポンジゴムがフニッと変形して、余り強いテンションが得られないので、
 スポンジ全体を押し込める様にする為の部品を作りましたです。

 これを付ければ、なかなか良い感じになるかと思いますですよ。(゚∀゚)


ジョイント ブレーキペダル側

 ブレーキ用のボリュームを取り付ける為の部品も作り、
 ブレーキペダルを仕上げましょう。




ブレーキ用スポンジゴム装着ブレーキ用ボリューム装着







ブレーキ用のストッパーも作り、それぞれの部品も取り付けて、
ブレーキペダルの完成でございます。(=^∀^=)


続いて、クラッチペダルの製作に入りますです。
クラッチ用スプリング固定部品
 クラッチにも、スプリングを追加したいのですが、
 ブラケットだけでなく、ペダル側にもスプリングを掛ける所が有りません。

 なので、ブレーキペダルに使った羽子板ボルトだけでなく、
 ペダル側にも、スプリング固定用の部品を作りましたです。



クラッチ用スプリング
 この部品を、ペダルに引っ掛けて、スプリングを取り付けます。

 クラッチペダルには、ブレーキペダルの様にスポンジゴムは付けないので、
 テンションを確保する為に、スプリングを2個付けました。

 が、踏み心地は超軽い!(軽自動車のクラッチくらい?)
出来れば、強化クラッチの様なフィーリングが欲しい所ですが、
まぁ、本格的にクラッチとして使用するわけではないので、これで十分でしょう。(´▽`;)
(良いアイディアを思いついたら、後日改造しましょうかね)
クラッチ用マイクロスイッチ

 そして、クラッチペダルを追加スイッチとして使用する為の、
 マイクロスイッチと、クラッチペダル用のストッパーを取り付けて、
 クラッチペダルの完成でございます。(=^∀^=)




では、ペダル部をペダル用フレームに取り付けましょう。
ペダル角度調節用追加フレーム
 今回使用したペダルを、そのまま取り付けると、
 ペダルの角度が寝すぎてしまい、ちょっと踏み辛い感じです。

 なので、このペダルを、旧自作ペダルと同じ角度で取り付けられる様、
 ペダル用フレームに、バーを1本追加しました。


フットレスト固定用ナット
 続いて、フットレストを取り付けたいのですが、
 旧ペダルの時の様なジョイントを引っ掛ける隙間がありません。

 そこで、ペダル部の背板に直接取り付けられる様に、
 埋め込みナットをインナーキャップに取り付けました。



フットレスト


 背板の裏から、ボルトで固定して、フットレストの完成でございます。(=^∀^=)







続いて、配線作業に入りますです。
アクセル・ブレーキ用配線
 今回使う配線は、GTFPの流用ではなく、自作しましたです。

 ペダル部をひも付きにはしたくなかったので、(移動の時にラクチン)
 配線は、ハンコン部から延びるようにしました。



ペダル配線 ハンコン側

 ハンコン部に繋げる配線は、引っ張った時に抜けないように、
 中の部品に巻きつけて固定しておきます。

 ちゃんと固定しておかないと、大変危険ですので、ご注意ですな。(^_^;)




ペダル配線 ペダル側
 ペダル部の配線は、可動部品に触れないように繋げます。

 コネクターもきっちり固定して、配線完了です。(゚∀゚)



 次に、クラッチ用の配線です。


クラッチ用配線 ペダル側
 今回クラッチペダルは、なんちゃってクラッチとしてではなく、
 追加スイッチとして、取り付けました。

 なので、サイドブレーキやリバーススイッチに、
 簡単に繋ぎ変えられるように配線しますです。




クラッチ用配線 シフト側
 現在使われているサイドブレーキやリバース用のスイッチに、
 割り込ませられるような配線を作ります。



クラッチ用配線
 その配線を、シフトレバーに設置した追加スイッチ増設用コネクターに繋げて、
 クラッチペダル用のマイクロスイッチを接続しますです。

 これで、いつでも好きな機能に、簡単に割り当てられますな。(゚∀゚)
 (今ある機能の制限も無いですしね)





ペダル部完成!
 って事で、ようやく実車ペダル装着完了でございます。(^_^)

 色々試行錯誤しましたが、なかなか上手く仕上がりましたな。(゚∀゚)

 では早速、コックピットに取り付けてみましょう。




ペダル装着
 良いですなぁ。(=^∀^=)

 使用感も、旧自作ペダルとは比べ物にならない位、良くなってますですよ。

 もう、言う事無しですな。(^_^)








・・・が、ここで思いもよらない問題が!Σ( ̄□ ̄;)

ブレーキのテンションを強くしすぎた為に、基本フレーム部とシート部を繋ぐジョイントから異音がする・・・。

さらに、ブレーキブラケットが下方向にグニィ〜っと歪む・・・。

どうやら、フルブレーキング時の踏力に、ジョイントや背板が耐えられない様です。_| ̄|○トホホ


・・・このままでは、確実に破損します。

補強用のジョイントを追加しましょう。(~ヘ~;)
強度なしジョイント
 異音のするシート部ジョイントはこちら。

 右足でブレーキを踏む為、右側のジョイントにかなりの負荷があるようです。
 (左側のジョントは、大丈夫っぽいです)



追加ジョイント
 で、追加したジョイントがこちら。

 負荷に耐えられるようにする為、大き目のジョイントにしました。
 (もちろん、外せる様に接着はしてませんですよ。)

 これで、なんとか大丈夫みたいです。(^_^;)


ブラケット補強用ジョイント
 続いて、ブラケット補強用のジョイントを作ります。

 アジャスターを使い、ある程度調整出来るようになってますです。




ブラケット補強ジョイント装備
 そしてこの部品を、基本フレームとペダル用フレームを繋ぐパイプで、
 ブレーキブラケットを支えられるように設置します。

 これで、ブラケットの歪みも、なんとか抑えられそうです。





と、言うわけで、なんとか完成です。ヽ(∇⌒;ヽ)(ノ;⌒∇)ノ♪
完成 1完成 2完成 3完成 4










今回は実車のペダルを使用した為、設計の自由度が余り無かったので、ちょっと大変でした。(^_^;)
(予定外の部品も作る羽目に・・・)

が、やはり実車の部品なだけあり、剛性感や操作感は結構なものです。(=^∀^=)


今まで取り付けた実車部品は、
『シート』・『サイドブレーキ』・『ステアリング』(カート用)・『ABCペダル』

あと、シフトノブとフットレストを実車部品に取り替えれば、触れる部分は全て実車部品になりますな。(゚∀゚)

・・・安いの探すか。(☆∀☆)キラーン



今回使った部品

  価格 合計
中古ペダル 2000 1 2000
       
ジョイント      
J-59A 116 3 348
J-59C 63 4 252
J-123 63 2 126
J-110A 26 1 26
アジャスター 168 1 168
       
パイプ      
450ミリ 126 2 252
       
ボリューム(PR162 B10kΩ) 94 2 188
マイクロスイッチ 325 1 325
2.5mmピッチコネクタ
(EH3PS)(オスメスセット)
73 2 146
2.5mmピッチコネクタ
(EH4PS)(オスメスセット)
84 1 84
DINプラグ 4P 126 1 126
DINジャック 4P 126 1 126
DCプラグ 147 2 294
DCジャック 147 1 147
DC中継ジャック 168 1 168
       
引きバネ(2個セット) 263 2 526
パイン集合材
(400×600×18)
1134 1 1134
羽子板ボルト 137 2 274
ターンバックル
アッパーアームセット
462 1 462
ボルト・ナットネジ類      約800
スポンジゴム・コード類
その他
  在庫品   
       
総計     約7972

近所のお店の価格なので、店によって、
若干の価格差はあると思います。



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