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陰流兵法 稽古日誌
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現在、石川県加賀市の武道館で新陰流兵
法の稽古しています。20年以上稽古しており
ますが、稽古する度に多くの反省点・留意点が出てきます。
詳細は記載できませんが、兵法として共通する点は多々あるかと思いますので、日誌として記載してみようかと思います。 新陰流兵法転会 私が稽古させて頂いている新陰流兵法転会です。北陸地方では、石川県加
賀市武道館にて稽古をしております。新陰流兵法の稽古にご興味のある方は、下記アドレスにメールをお送り下さい。見学・体験稽古等のご案内をいたします。
t-inoue@mitene.or.jp
新陰流兵法転会 石 川教場新陰流 兵法 と 郷土の歴史 |
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今週に入り、冷え込みが厳しくなりました。天気予報に雪マークがでると共に、朝は雨と雪が混じる中、稽古場所の加賀市武道館に向いました。
寒い中、先日見学に来られた方が稽古に来られ(2名)、今回は石川教場の稽古に交じる形で体験稽古を行いました。小転の方にも打太刀を体験して貰いましたが、参学 一刀両段 取上使いを復習する、良い機会だったのではないかと思います。 小転の方は、前回に引き続き燕飛と続雷刀。燕飛はひととおりの流れを稽古した後、戸惑っている部分(猿廻・浦波)をより詳細を説明しながら稽古しまし た。手足バラバラではなく、全体の動きに統一感を出す事が課題のひとつと考えています。続雷刀では打太刀・使太刀 共に打ち込む勢いを示すと共に、相手の 動きをよく観察する事に注意し稽古する様にしました。小転の方は覚える事も多いため、より効率的な稽古を考えていきたいです。 (寒気・・・夕方の晴れ間)
雲ひとつない晴天に恵まれました。北陸の冬は曇天が続くだけに、冬前の貴重な晴天かと思います。白山までスッキリと見えていますが、冠雪はまだのようです。
さて、今回より小転の方を対象に燕飛(内伝)の稽古を開始しました。新陰流兵法の稽古では多くの太刀・勢法を稽古します。ひとつひとつの完成度を高めて 次に進むという考えもありますが、小転は新たに稽古する内容が多い事もあり、早めに次の稽古を加えるようにしています。反対に、次の天狗抄までは時間をか けて稽古を繰り返す必要があると考えています。 (白山 冠雪はまだ)
今週も稽古は続雷刀。
稽古を重ねる事におもしろみが増していきます。打太刀をしながらも使太刀として稽古しているような気になります。使太刀は、まだ打つ事に不慣れなので、 打太刀も使太刀がどこを打ってきているか良く見ないと、受けそこなってしまいます。続雷刀は打太刀・使太刀 共に充実した稽古ができる勢法と思っていま す。 使太刀は、無駄のない太刀筋で打つという感覚が徐々に身についてくると思います。 また、続雷刀では使太刀の間合いの感覚が大事になってくると考えています。自分なりに間合いを変えて打つ事で、間合いの感覚を確かめてみるのも良いかと思います。 (河野海岸・敦賀半島)
秋らしい晴天に恵まれました。稽古場所である加賀市までの高速も、ドライブ気分です。
さて、今回の稽古は先週と同様 続雷刀。記憶に頼っていると思い違いをしている事もあるので、今回は教本で確認しながら稽古を進めました。教本を確認す る事で、打太刀・使太刀がどこを狙うのかあらためて明確になると共に、使太刀が正しく狙う事で実は打太刀も対応が難しい場合がある事に気が付いたりしまし た。教本の存在はありがたいです。 また、今回は見学の方が来られました。継続して稽古できるかどうかが大事なので、何度か見学に来られる事をお薦めしました。 (秋空)
稽古後、神社に立ち寄るともみじが少し色づいていました。急に涼しくなりましたが、紅葉の始まりでしょうか?それとも、先日までの猛暑の影響でしょうか?涼しくなったのは、稽古するうえで助かります。
さて、小転の方を対象に続雷刀の稽古を開始しました。受付で、『いつもの剣道場が空いたので使えますよ』と言われましたが、少々考えるところもあり予約していた柔道場を使う事としました。続雷刀をご存知の方は、柔道場を選んだ理由がわかるかと思います。 続雷刀は 七勢法・八勢法・三勢法 で、合計 十八勢法となります。初回はどこまで稽古できるかな?と考えていましたが、十八勢法 最後までひととおり 稽古できました。ちなみに、続雷刀の稽古はかなり久しぶりです。稽古日誌を見返してみると・・・なんと5年ぶりの稽古のようです。 (紅葉?)
お盆を過ぎて少しは涼しくなるかと思いましたが、厳しい暑さが続いてい
ます。暑い中、今回は愛知分教場の方が来られ、合同稽古となりました。石川教場 小転 の方には愛知分教場 皆伝 の方を中心に打太刀を、愛知分教場 仮
目録 の方には私と石川教場 仮目録の方を中心に打太刀を努めました。暑い中なので頻繁に休憩を・・・と思いながらも、結局 休憩は2回でした。稽古の最
後には本伝を見る機会が少ない事もあり、皆伝2人にて参学・九箇・燕飛の演武をさせて頂きました。
愛知・岐阜でも米不足との事で、稽古後は地元JAの店で今年の新米を購入に行きました。他にも梨やブドウも並んでおり、ちょっとしたお土産になったかと思います。 (合同稽古)
第二・第四土曜日を定例稽古としておりますが、今回は稲刈りと重なるた
め稽古は自主稽古とさせて頂きました。例年であれば稽古を優先し稲刈りは欠席するのですが、今年はコンバインの入替があり新車のコンバイン(高級車並みで
す)を使う初日となりました。使い方を教わる機会でもあり、今回は稲刈りを優先されて頂きました。
コンバインを使うコツのひとつは、異常を察知したらすぐに刈取を停止する事です。異常を見逃すと刈り取った稲が詰まり、これを取り除くのに1時間近くか かったりします。武道の稽古では、『起こりを察知する』と言われたりします。相手は人間の話ですが、機械も異常に早く気がついて対応すればダメージが小さ く済みます。武道を稽古と言いながらも、武道に限らず普段の心掛けと共通するところが多々あるように思います。 (山沿いの田圃刈取)
相変わらず気温は高いですが少し涼しく感じる風が吹いて、暑さもひと段落したような気がする稽古日でした。
さて、稽古は前回に続き九箇 下から使い。取上使いから大きく変わるところは前回の稽古で説明しており、今回は下から使いらしい動きを意識して稽古する 事としました。具体的には左太刀への持ち替えや盗むところなど、動きの円滑さを意識するようにしました(速さでは無いです)。 参考となる様、使太刀の動きを見せますが、あらためて円滑な動きを意識すると自分の動きのなかでギクシャクする部分に気が付きます。稽古する勢法・太刀はたくさんありますが、最初に稽古する勢法・太刀の奥深さを感じます。 (神社の境内)
集落営農で私が担当している田圃のひとつです。2年前の大雨で土砂災害に見まわれ今年の春先ギリギリまで、隣接する河川工事のため田圃に作業道が設けられていました。不安の多い田圃でしたが、ようやく田圃らしい形で出穂の時期を迎えました(斑模様が不安)。
一方、いくつかの田圃は田植え後に鹿の食害で全滅となってしまいました。更に穂が付くと同時にイノシシの侵入が見られるようになってきました。これだけ苦労して山間の田圃を維持する価値があるのか考えてしまいます(山間地域 兼業農家の話です)。 個人的には、ひととおりの手順を身に着けた上で工夫を見出す事を目的に、田圃をしているような気がします。 (ハナエチゼン)
朝から暑い稽古日でした。稽古では休憩を多めに取るとともに、稽古をサポートする方の配慮で今回は凍らせたスポーツドリンクを配りました。稽古が終わり車に乗ると、外気温は41℃。駐車場で直射日光にあたっていたとは言え、見た事の無い温度です。
さて、先日の宗主講習会で小転になられた方には、九箇 下から使いの稽古を開始しました。 取上使いでは歯痒く感じる箇所が実戦的な動きへと変わっていくところは、非常に興味深いです。私としては、使太刀が打太刀の体勢を崩す、または崩すような斬り方に注目しています。 (外気温 41℃)
先日の宗主講習会 七太刀の稽古で車の構えについて指導されていました。構えとしてできているかどうかをどのように確認するか、という事で指導されており、通常稽古にて試してみると不安定な車の構えから安定した車の構えに変わりました。
参学の右旋左転においても考えをあらためる内容がありました。今回の宗主講習会で、取上使いから下から使いに変わりましたが、下から使いになる事で拍子・調子の意識を高めていく事が課題のひとつと感じております。 指導して頂いた内容の重要さを実感しています。 (今年もコウノトリ)
春先からずっと忙しい感じが続いていました。今日も田圃の溝切が予定さ
れていましたが、雨で中止となり、ちょっと落ち着いた時間ができました。せっかくなので、先日の宗主講習会でのビデオを確認しています。基本的には参加さ
れた方の打太刀を務めるため宗主の指導を見ている事ができず、後でビデオで確認しています。動きで何を指摘されたかはある程度想像がつくのですが、細かい
点は指導を受けた方に聞く事で確認しています。
制剛流抜刀術 七箇条では想定を説明した指導をされており、非常に興味深い稽古となっていました。指導を受けられたのは愛知分教場の方なので、次にお会いする時はどのよう指摘を受けたか詳細を聞きたいと思っています。 (梅雨)
渡辺先生御指導のもと、石川教場・愛知分教場 宗主講習会を開催しました。今年は北陸新幹線が敦賀まで延伸となった事と、私の地元という事もあり、会場は福井県としました。新幹線のおかげで大宮から越前たけふまで乗換不要となり、移動の負担は少し軽減したかと思います。
二日間の御指導にて、大転の方は小転へ、天狗抄奥の方は仮目録へと伝位を進める事となりました。小転では『取上使い』が『下から使い』に変わる事で、今 後の稽古が一段と興味深くなっていくかと思います。仮目録では、本伝に向けて視野が広がっていくものと考えています。私自身も打太刀として間違いを指摘さ れる点も多く、充実した二日間となりました。渡辺先生の御指導に応えるべく、今後の稽古を進めていきたいと思います。 (参学 内伝U)
5月のGWは田植えに追われていました。植付のミスや苗箱の消費数を観ながらの株数設定がうまくいかず、収穫に向けて不安の残る田植えとなってしまいました。この後、今月は日本晴・コシヒカリの田植えが続きます。田植え予定日に天気が恵まれる事を祈るばかりです。
さて田植えの合間に、愛知分教場の方が石川教場に来られ合同稽古となりました。制剛流抜刀術では七箇条をひととおり稽古。抜刀術に関しては、どういう訳 か型の名前を覚えるのが苦手で、教本を片手に稽古を進めました。新陰流兵法は二十七箇条に重点を置くと共に、疑問に思う点を愛知分教場の方と確認していき ました。また、大転の方には将来的に稽古する内容という事と、普段稽古している試合勢法との違いを感じて貰う事を目的に、一部体験して頂きました。石川教 場と愛知分教場は、高速で3時間程度かかるため合同で稽古する機会は少ないですが、宗主講習会を前に良い機会でした。 (石川教場・愛知分教場 合同稽古)
未だに納得できいない(理解できていない)型があります。原因がどこに
あるのかを考えてはいるのですが答えが見えてこないため、拍子を変えて試しています。少し具体的に言うと、これまでは打太刀の打つ気配を察知して・・・と
考えていたのですが、打太刀を十分にひきつけて・・・という考え方で試しています。 試してみて個人的には少し納得するところもあったのですが、打太刀を
お願いした人に感触を聞いてみると、あまり違いが感じられないとの事でした・・・自己満足か?。
稽古は上記のような状況ですが、桜のほうは開花と稽古日のタイミングが今年はうまく合いました。せっかくなので堤防沿いを1時間ほど散歩してから、いつもの酒屋へ地酒を買いに行きました。稽古も含め変化を感じる事で刺激を受けるという事がおもしろいです。 (白山)
一気に暖かくなりました。春先は区や農家組合の作業が続き、大忙しとなります。更に昨年より農家組合長の役を受け、作業の段取り作業が加わり一段と忙しくなっています。年間を通していろいろな作業の段取りをしてみて実感しますが、春先は作業のしやすい大事な時期です。
さて、型稽古で忘れがちになるのが観るという意識かと考えています。それぞれの伝位で新たな勢法・太刀の稽古が加わりますが、まずは型を覚える事に気が とられてしまいます。型が成り立つ状況で使う動きを稽古しているので、型が成り立つ状況かどうかを見極める事も必要となってきます。 農作業が状況を観て作業をする(荒起・代掻・田植・水管理・稲刈)事と同じかな? などと考えています。 (桜 満開)
寒暖の差が激しく、先日はうっすらと雪が積もりました。桜の季節に雪が積もる事もありますが、やはり一旦暖かくなった後の冷え込みは一段と寒さを感じます。
さて、稽古のほうは二十七箇条・参学・後雷刀。二十七箇条では勝ち口という事で、通常の太刀・勢法の稽古とは考え方を変え、勝つという事にこだわって稽 古するようにしました。ちなみに二十七箇条の中には苦手とする勝ち口があり、打太刀をしながらも悩んでいます。参学(内伝T)でも、精度を高めると共にや はり勝という事を意識するようにしています。後雷刀では、間合いの越え方に注目しています。 どういうわけか、前回・今回と稽古の見学がありました。単に見学したいだけの場合もあるので、初回は入門を勧誘しないようにしています。興味のある方は気軽に見学されて下さい。 (3月中旬 積雪)
コロナの前はよく稽古の後に寄っていた勝山市の左義長祭り。今年は稽古の次の日でしたが天気が良かったので、行ってきました。この祭りが終わると春に向けて農作業が始まります。また去年のような暑い年になるのでしょうか?
さて、先日より後雷刀の稽古を始めています。後雷刀はなんとなく似た勢法が続き、手順を覚えにくい感じがあります。勢法の意味合いを考えながら整理し、いくつかをひとつのセットとして覚えたりしています。 話は変わって二十七箇条。自分で納得のいく動きができていない型に対し、相変わらず進歩がない事を実感しています。苦手意識があって、じっくりと稽古していないのが原因かもしれません。まずは苦手に感じる原因を分析していきたいと思います。
大寒を過ぎましたが、まだまだ寒い時季です。一昨年の大雨で崩れた堤防も昨年末よりようやく工事が始まり、田圃が始まる頃には完了するかと思います。ぼちぼちと暖かくなっていって欲しいですが、それと共にまた農作業等で忙しくなってきそうです。
さて、大転の方には後雷刀の稽古を開始しました。天狗抄奥・仮目録の方は打太刀・使太刀を交互に交代しながら同じく後雷刀を稽古。最初の4本では打太刀 がどこを打つかという事で、仮目録の方から指摘され教本を見返す事となりました。教本を見返す事で新たに気が付く点があります。また、後雷刀では転打に注 目していきたいと考えています。 (河川工事)
能登半島地震からおおよそ4週間が経過しました。未だ余震が続き不安の
残る状況ですが、被害の小さかったところは、日常に戻りつつあるかと思います。稽古場所の加賀市も比較的被害の小さい地域ですが、それでも加賀駅に隣接す
る商業施設の渡り廊下が崩れ立体駐車場も封鎖されていました。
さて、石川教場は2週間後れの稽古始めとなりました。愛知分教場の方は大雪の影響もあり参加は見送って頂きましたが、休会されていたYさんも復帰し石川 のメンバーは全員が揃い、稽古の後半は恒例の新春演武を行いました。身内だけの演武会ですが、それでも緊張感のある演武となりました。今年も各自新たな太 刀・勢法の稽古を加えていく事になりますが、重点を押さえた稽古となるよう取り組んでいきたいと思います。
1月1日16:00過ぎの能登半島地震により、石川県では能登半島を中心に大きな被害が発生しました。石川教場の会員・家族に怪我等はなかったようですが、親戚・知人が被害にあわれたとの話をお聞きしています。石川教場としては非常に残年な年明けです。
武道館の点検作業による閉館もあり1月13日の稽古始めは稽古中止としました。電話で状況をお聞きすると施設の安全が確認され使用可能になったとの事でしたので、石川教場は1月27日を稽古始めとして、稽古を開始したいと考えています。 鴨長明 『方丈記』 を思い浮かべたりしますが、稽古始めを機会に気持ちを切り替えていきたいと思います。 (1月13日 稽古始め延期)
2週間前は気温が19℃まで上がり春のような天気でしたが、今週は寒気
が入り込み一気に冬景色となりました。北陸でも大雪注意報が出されたりしましたが、幸い高速道路が止まるような状況にはなりませんでした。今回は除雪の影
響で来れない方もでてくるかと思いましたが、時間どおりいつものメンバーが集合しました。
本日は稽古納めという事もあり、それぞれ一人づつに対し打太刀をしていきました。大転の方は中段・下段と稽古を進めており、年が明ければ後雷刀の稽古を 始める予定で考えています。天狗抄奥の方には身勢を効かす事に重点を置き、力強い太刀を目指しています。仮目録の方とは二十七箇条を稽古していますが、今 後の本伝を意識した稽古を進めています。休会されているYさんも、年明けから稽古に参加できそうとの事で連絡を頂きました。 新陰流兵法は稽古する太刀・勢法が多く覚えるだけでも大変です。来年のテーマとして、使太刀は頭では手順を忘れていても身体が反応する(身体で覚えている)ような稽古をと考えています。では、また来年もよろしくお願い致します。 (積雪)
冬の北陸は曇天続きというのが普通なのですが、晴天に恵まれた本日は19℃まで気温が上がりました。愛宕神社から見た風景は春のようでした。
さて、新陰流兵法の稽古前に30分ほど時間をとって制剛流抜刀術の稽古をしています。ここ最近は、伝位はさておき全員で居合表の稽古を重ねています。抜 刀術の稽古は打太刀がつかないので、状況をイメージする事が重要になります。打太刀がいないので自分のタイミングで動いてしまい、刀が鞘から抜けると急に 安心してしまう事もあり、太刀の動きが急加速したりします。制剛流抜刀術の稽古で気を付ける点として、急加速・急減速のないスムーズな動きがひとつの目安 になるかと思います。 (12月 気温19℃)
暑い夏でしたが11月も末となり、白山連峰にもはっきりと雪が見える時
期となってきました。今年は暖冬になるだろうと言われていますが、それでも一時的には大雪が降る可能があるとの事。何年か前には大雪で県境付近が完全に止
まってしまった事があります。天気予報とにらめっこの時期がやってきます。
稽古はまず中段、後半の勢法に重点を置いて稽古しました。後半の勢法では打太刀が使太刀城郭勢の裏を打ちますが、打太刀も使太刀の太刀先に注意して打つ 必要があります。加えて、あまり間合を詰めてしまうと使太刀も遠慮がちの小さい打ちになってしまうので、間合いを考えさせられます。天狗抄では、身勢に注 目。使太刀も打太刀を警戒させる身勢が必要との考えで、あえて身体でぶつかる事を試してみました。二十七箇条は燕飛を意識して稽古する太刀を選択しまし た。燕飛と二十七箇条を結びつけていけば、燕飛本伝に繋がっていくと考えています。 (白山連峰)
親戚の中華料理店で飲ませて頂いた秋田県の日本酒 新政酒造 陽乃鳥。貴醸酒を飲むのは始めてですが、濃厚な味わいは石川県の酒に似た感じでした。
今回は宗主講習会を終えて最初の稽古。新たに下段の稽古を加える事となりましたが、下段は打太刀をする側も久しぶりの稽古となります。使太刀のほうは八 勢・中段と稽古を重ねてきた事もあり、あまり戸惑う事もなく8本の型を稽古する事ができました。個人的には入身に興味を持っています。 天狗抄・二十七箇条では、ひととおり太刀の稽古をするのではなく、指摘された点に課題を絞って、数本の太刀を稽古しました。ついつい形を覚えるだけの稽古になりつつあった事を反省させられます。 (新政酒造 陽乃鳥 ・・・ 秋田県)
コロナの影響で永らく中止していた石川教場の宗主講習会ですが、愛知分教場の合宿に続き石川教場でもようやく開催する事ができました。渡辺先生には前泊でお越し頂き、稽古には愛知分教場 2名、石川教場 5名 の合計7名が参加されました。
初日はいつもの加賀市武道館、二日目は小松サンアビリティーズの体育館を利用し、初日稽古後は片山津温泉 ホテル翠湖にて会食・宿泊。稽古では新陰流兵 法の太刀・勢法に加え、制剛流抜刀術も御指導頂きました。日頃疑問に思っている事を解決できると共に、多くの課題を頂く事となりました。また、次回に向け て稽古を重ねていきます。 御指導内容:中段・下段・参学(内伝T)・天狗抄(内伝)・二十七箇条 制剛流抜刀術 立合裏・七箇条 (片山津温泉・・・ホテル翠湖より)
彼岸を過ぎ、急に涼しくなりました。菅生磯部神社のもみじも紅葉が始まっていました。ちょうど良い季節が短くなったように感じます。
さて、稽古は今月末の渡辺先生をお招きしての合宿を意識し、中段・天狗抄・二十七箇条に焦点を当てています。天狗抄は復習という形になりますが、この太 刀に注目している理由はクネリ打ちにあります。クネリ打は納得のいく形が理解し難いと考えています。天狗抄という太刀としての型・動きは覚えた上で、クネ リ打ちの目指すべきところをしっかり認識したいと考えています。 (紅葉)
休みの日は稲刈りに追われています。日本晴もようやく刈取を終了しましたが、今年は減反の都合で飼料米を栽培しており、これがまだ残っています。早く刈取を終え安心したいところです。
9月9日の稽古日誌は抜けてしまいましたが、月に2回のペースで稽古を進めています。中段の稽古も、ひとつひとつの動きを修正する段階に入りました。こ れまで稽古してきた八勢とまた異なる動きが加わってきます。身体が傾いたり、身体の方向が中途半端になったりしがちです。打太刀も打つスピードを落とし、 使太刀が打太刀の動きをよく見る様にするのが良い様に思っています。 二十七箇条もひととおり型の稽古を終えて、こちらもひとつひとつ理解を深めていく段階となりました。二十七箇条は本伝の理解へと繋がる事をあらためて感じています。打太刀としても、どこをどのように打つかが重要である事を考えさせられます。 (飼料米 刈取前)
お盆を過ぎて少しは涼しくなる事を期待していましたが、まだまだ暑いです。剣道場の床はホットカーペットのような感触です。
今回も稽古の重点は中段。使太刀は意味合いを理解していく段階に入りました。これにあわせ打太刀も型の手順を教える段階から、型の意味合いを理解できる よう稽古を進める事になります。私の場合、手順を覚える段階では少し間合いを浅くし、使太刀が落ち着いて対処できるようにしています。手順を覚えた後、西 江水を効かせ使太刀を圧倒するような間合いへと変えています。使太刀に緊張感を与える事で、使太刀も勢法の型を使う事で達成感を感じる事ができると考えて います。 仮目録の方とは二十七箇条を稽古。今回は急之太刀へと稽古を進めました。手順としては単純ですが、似た様な太刀を合計で9本、この太刀を稽古する目的について考えさせられます。 (来年開通 北陸新幹線 粟津付近)
連日の猛暑が続いています。前日は加賀市の隣、小松市が気温40℃で全国一位だったそうです。稽古場所の武道館剣道場に入って最初の作業は窓を開ける事です。
さて、先月より始めた中段の稽古は今回で3回目となります。前回でひととおり手順の稽古はしているので、今回は意味合いを理解していく稽古となります。 中段では城郭勢と構えをとります。城郭と言うからには、やはり自分に対し相手が攻めにくい構えとなっているかどうかが、目安のひとつと考えています。攻め にくい構えと言いながらも、やはり攻めやすいところを打太刀が打っていくという感じでしょうか。 二十七箇条 今回は破之太刀まで稽古を進めました。打太刀をしながら、稽古内容が本伝に近づきつつある事を実感します。 (猛暑)
昨年入門された方に大転をお出しし、前回より中段の稽古を始めています。今回はひととおり稽古したので、本格的な稽古は次回からとなります。個人的には中段から新陰流の稽古がおもしろくなっていった覚えがあります。
今年 仮目録をお出しした方には、七太刀に続き二十七箇条の稽古を始めています。稽古を始めてみると、打太刀としての理解が大いに不足している事を実感しています。秋季宗主講習会では二十七箇条の打太刀について質問できればと考えています。 前回、見学に来られた方には、新陰流兵法としてまず最初に稽古する太刀として 参学 一刀両断 取上使い を稽古して貰いました。あらためて、ひとつひ とつの動きを始めての方に説明する事の難しさを感じています。どちらかと言えば、試合勢法のほうが直観的に理解できて稽古を進めやすいように思います。 (ハナエチゼン・・・刈取まであと一か月)
ハナエチゼンが穂をつけ始めました。先日まで大雨が振ったりでパイプライン取入口には土砂が溜まっていましたが、無事土砂を排出する事ができ入水の準備もできました。中山間地の田圃は水の心配や鹿・猪の獣害など、手間と心配事が多いです。
さて定例稽古は月に2回としているので、今週は自主稽古となります。私の場合、稽古毎にビデオを撮っていますが、ビデオを見返して気になるのは自分の動 きが小さくなっているように思う事です。『小手先の〜』と言いますが、打太刀がこのような動きでは、使太刀も当然小手先の動きとなってしまいます。身勢の 効いた打太刀は重要です。 (梅雨明け?)
東海合宿後、多忙のため更新が滞ってしまいました。
ひとつには、東海合宿を終え、伝位をお出しする事となった方々への準備を行うと共に、7月2日(日)には愛知分教場を訪問し伝位伝授を行ってきました。 愛知分教場の通常稽古に行くのは1年ぶりとなります。東海合宿にて御指導頂いた天狗抄を復習すると共に、天狗抄奥及び制剛流抜刀術 後伝 となられたKさ んを対象に、次の段階として『外雷刀三十一勢』と『制剛流抜刀術 立会裏』を稽古してきました。 また渡辺先生よりお電話を頂き、コロナの影響で中止していた宗主講習会を再開に向け準備を始めました。日程としては10月28日(土)・29日(日)を 予定しており、これにあわせ宿泊先・稽古会場を調整しています。宿泊先は愛知分教場からも参加される事を想定し、今回は片山津温泉での懇親会・宿泊を検討 しています。また、日曜日の稽古会場としていつもの加賀市武道館が既に予約でいっぱいとなっているため、新たな稽古会場を探しています。 他にも出稽古を希望される方が稽古に来られたり、見学を希望される方が来られたりで、何かと動きのある一か月でした。ちなみに、見学の方を対象に、昨年 入門された方(2名)に急遽演武をして頂きました。突然でしたが戸惑う事の無い演武に、私(打太刀)のほうが緊張してしまいました。
コロナの影響で保留となっていた東海合宿ですが、ようやく実現しまし
た。愛知分教場の方にはたいへんお世話になりました。始めての開催で検討する事も多かったと思います。また、石川教場としても3年半ぶりの合宿であり、久
しぶりに渡辺先生にお会いできると共に、直接の御指導で大いに刺激を受けました。
初日は岐阜県メモリアルセンター内の武道館にて、天狗抄・参学(内伝T)、二日目は岐阜市民総合体育館にて、九箇(取上使)・天狗抄(二刀・二刀打物・ 二人懸)・制剛流抜刀術(立合裏)を御指導頂きました。勢法・太刀の稽古に加え、稽古の合間に日頃の疑問点を質問させて頂く事で新陰流兵法及び制剛流抜刀 術への理解を深める事ができました。個人的には居合表を中心に質問する事で、想定を明確にする事ができました。今後に向け充実した二日間でした。 (黄金の織田信長公像・・・JR岐阜駅)
先週で今年の田植えを完了しました。田植えもたいへんですが、昨年の豪
雨による災害の影響でパイプライン取入口に土砂が堆積してしまった事と、給水栓付近で詰まりが生じた事により、水を確保するための対応のほうがたいへんで
した。災害復旧の補助金申請をしましたが、中山間地の農地維持を維持する事の難しさを実感します。ちなみに、田植え後の田圃には鹿が苗を食べるという獣害
が既に発生しています。昔はこんな被害は無かったのですが、温暖化の影響でしょうか。
さて、仮目録の方には打太刀に重点を置いて稽古をお願いしていますが、伝位に応じた稽古として七太刀に続き二十七箇条の稽古を開始する事としました。ま ずは二十七箇条の概略を説明した上で、ひとつめの太刀を稽古。違和感なく太刀の意味合いを理解して頂けたように思います。教習課程の完成度が高い事を感じ ます。 (田植え完了)
稽古は月に2回(第二週と第四週)としていますが、第五週のある月は次の稽古が3週間後となります。3週間もたつと、草木も成長し風景が少しづつ変わっていきます。神社の境内にあるもみじは、種をつけていました。
さて、仮目録 七太刀、天狗抄奥 外雷刀三十一勢の稽古もひととおり行ったので、今回は参学・九箇の稽古としました。それぞれ新たな太刀・勢法を稽古し た事で、参学・九箇の動きに変化がありました。型がより実戦的なイメージに変わってきているように思います。重要なのは身勢と考えています。 (もみじの種)
稽古の後は、どこで昼食を摂るかがひとつの楽しみになっています。今回は新緑の映える晴天に恵まれた事もあり、ちょっとしたドライブも兼ねて山中温泉まで行ってみました。目的地は山田食堂。なんとなく雰囲気が気に入っています。
さて、石川教場では新陰流兵法の稽古前に制剛流抜刀術の稽古をしています。新陰流兵法の稽古では打太刀がつくため、勢法・太刀の状況がわかりやすいので すが、抜刀術の稽古では打太刀がつかないため状況がわかり難く感じています。自分の稽古を確認する事も兼ねて、今回は教本を参考に打太刀をつけた形で抜刀 術を稽古してみました。稽古してみた感触としては、打太刀がつく事で型の意味合いをより具体的に感じる事ができました。ただ模擬刀を使った稽古とは言え、 お互いに怪我のないよう十分に注意する事が必要と感じました。 (山中温泉 山田食堂)
この日は桜祭りとの事でしたが、やはり桜の季節は終わってしまいました。月2回の稽古では、なかなかタイミング良く桜満開の景色をみる事ができません。とは言え、次は新緑の映える時期です。
さて、稽古内容は前回と同様。九箇(取上使い)は村雲まで稽古を終え、こらからじっくりと稽古を繰り返していく予定です。太刀を理解していく事が楽しみ のひとつになります。外雷刀三十一勢は、撥草・十太刀変・猿廻変に重点を置いて稽古した後、燕飛(内伝)の稽古を行いました。猿廻について、理解が深まっ たように思っています。 (大聖寺川)
自宅の福井県から石川県加賀市に向かう訳ですが、県境前の女形谷パーキ
ングでは桜が満開となっていました。加賀市も満開かと思い桜の名所に寄り道してみましたが、こちらは咲き始めといった感じでした。県境を挟んで峠があるた
め、気温も少し違うのかもしれません。それにしても、今年の開花はかなり早いという印象です。
さて、稽古内容は前回と同様、九箇・外雷三十一勢・七太刀。外雷カ三十一勢では撥草・十太刀変・猿廻変に重点を置き、仮目録・天狗抄奥の方に打太刀と使 太刀を交代しながら稽古して貰っています。試合勢法と内伝を関連付けて考えると、興味深い勢法だと感じています。ちなみに、表の方も九箇の稽古で撥草(霞 の太刀)・十太刀の車を稽古しています。それぞれを関連づけて打太刀・使太刀の動きを考えると、また理解が深まる様に感じています。 (桜 咲き始め)
まだ3月上旬ですが、ここ数日は晴天に恵まれ福井・石川でも日中は暑さを感じるくらいの陽気となっています。稽古するぶんには、少し肌寒い位がちょうど良いのですが・・・雪の心配をしていた頃が早くも懐かしいです。
さて稽古では、毎回ビデオを撮っているのですが、自分が使太刀の動きを手本として見せている所をビデオで見ると、自分の動きの悪さに恥ずかしくなりま す。自分の頭の中のイメージと実際の動きが乖離している事を思い知らされます。乖離している原因を考えると、自分が打太刀との間合・拍子を観察せず、打太 刀に対し過剰に反応している事が一因のように思います。反対に、打太刀をする時は使太刀が打太刀の動きを観察しているかどうかに注目していこうと考えてい ます。 (晴天)
風は冷たいですが山の木々を見ていると、なんとなく冬も終わりに近づいている事を感じます。春になると農作業に向けて忙しくなる事を考えると、今の時期が一番に思えます。
さて、まずは九箇(取上使い)から稽古を開始。今回は捷径から始めて、小詰・大詰・八重垣・村雲と進み、九箇をひととおり最後まで稽古する事ができまし た。ひととおり稽古した後に教本・教習DVDを見れば、おおよその動きはイメージできるかと思います。次回から本来の稽古に入っていける事と楽しみにして います。天狗抄奥の方とは外雷刀 三十一勢、仮目録の方とは七太刀の稽古を進めており、いずれも今回の稽古で全ての型をひととおり稽古しました。次回より それぞれの勢法・太刀に対する理解を深めていく稽古となります。 稽古を進めながら、正確な打太刀の重要さを感じています。 (動橋駅前)
前回は雪で所々アイスバーンとなっていましたが、今回は晴天の穏やかな日となりました。街中の雪も溶けて、どことなく春に向かいつつある事を感じます。
さて九箇の稽古は、前回稽古した 必勝・逆風・十太刀 に加え、和卜・捷径 まで稽古。太刀を覚える事に加え、使太刀から仕掛けていくための身勢にも注 目しました。久しぶりに九箇を一から説明しながら稽古を進めていますが、あらためて気が付く事も有り理解を深める機会となっています。 七太刀は、前回稽古した太刀を少し詳しく稽古すると共に、今回は地軸まで稽古。これまでとは、また違う太刀の使い方に戸惑う点もありますが、新鮮味があります。 (立春)
寒気が入り込みました。冷え込みだした週の半ばは寒気で軽い雪となり、強い風が吹くとホワイトアウトで動けなくなる程でした。週末にかけて大雪となる可能性も有りましたが、朝の状況では高速道路が通行止めとなる様子が無かったため、稽古は予定通り実施する事としました。
さて、昨年入門された方には表をお出しし、九箇の稽古に入りました。急いで一気に9つの型を進めても混乱しそうなので、まずは必勝・逆風・十太刀にある 程度慣れてから徐々に稽古する太刀を加える事としました。天狗抄奥の方は、外雷刀 三十一勢の後半に入ってきました。勢法を覚える事に加え、身勢を大事に したい事もあり、十太刀・猿廻 車の構えに重点を置いた稽古としました。仮目録の方は、早速 七太刀の稽古を開始。今回は容髪まで稽古した後、お互いに打 太刀・使太刀を交代しながら稽古をして頂きました。それぞれ時間を割いて稽古に来られているだけに、稽古の段取りに責任を感じます。
この時期は雪の心配をしながらの稽古となりますが、今年は雪も落ち着き予定通りの稽古始めとなりました。ここ数年はできなかった稽古始めの新春演武会も、久しぶりに行う事ができました。演武内容は以下の通りです。
制剛流抜刀術(居合表) 参学(取上使い) 八勢(取上使い) 参学(下から使い・内伝T) 九箇(下から使い・内伝T) 燕飛(内伝) 仮目録の方には昨年入門された方の打太刀をお願いした事で、私も演武を見る側で楽しむ事ができました。身内だけの演武会ですが、見学する側も勢法・太刀 を知っているだけに緊張感のある演武となりました。今年もそれぞれ新たな勢法・太刀を稽古に加えていく事になりますが、あわせて身勢にも重点を置いて稽古 を進めたいと考えております。 (稽古始め)
週末にかけて冬型が強まり大雪との予報となりました。先日は新潟で長時
間にわたる立往生が発生した事もあり、不要不急の外出を避ける様呼びかけられていました。実際、金曜日より風雪が強くなると共に、石川県では除雪のためと
いう事もありますが、通行止めが発生しているとの事で、12月24日の稽古納めは中止としました。これから2月末までは、稽古日の天気予報とにらめっこに
なります。
今年もコロナの影響を受ける一年でしたが、4月からは稽古を継続する事ができると共に、新に2名の方が入門され、充実した稽古ができました。加賀分教場 として発足した当初より入門された方は、打太刀としての稽古が多くなりましたが、いろいろと気が付く点も多かったのではないかと思います。また、愛知分教 場の稽古にもようやく参加する事ができました。コロナ感染者が激増する時期もあり、結局1回しか参加できなかったのが少し残念です。 来年もコロナの心配はあると思いますが、稽古を自粛するような事態はなくなってきたかと思います。これまで稽古してきた太刀・勢法の理解を深めると共に、それぞれ新たな稽古内容を加えていければと考えています。では、皆さん良い年をお迎え下さい。 (積雪)
前回より九箇(取上使い)の稽古に入りました。前回は必勝のみでした
が、今回は捷径まで進めてみました。打太刀がどこを打つか?など気になる点もあり、細かい点は教本で確認しながら稽古を進めていきました。打太刀が正しく
打つ事で、それぞれが型として成立する事をあらためて実感しています。始めて稽古する方は戸惑うところも多いようで、丁寧に稽古していく事を心掛けていき
たいと思います。
外雷刀三十一勢の稽古も行っていますが稽古する勢法が多く、ついつい型を覚える事に気をとられてしまいます。こちらも型を覚えるだけでなく、ひとつひとつ勢法の理解を深める稽古を心掛けていきたいと思います。 (福井の地酒 一本義)
今年入門されたお二方に表の伝位をお出しすると共に、九箇 取上使いの
稽古を開始しました。九箇は特徴のある太刀で戸惑う事も多く、今回は必勝のみを稽古しました。ついつい太刀の操作に気を取られてしまいますが、身勢にも注
意が必要です。打太刀としては間合いへの配慮が大事なように感じます。
天狗抄奥の方とは外雷刀三十一勢 撥草・十太刀変を稽古。打太刀・使太刀とも位の取り方にバリエーションが増え、型を覚える事に気を取られてしまいます。こちらも稽古する型を絞って集中的に稽古するのが良いのではないかと考え始めています。 (紅葉)
Y井さんから紹介された本に『猫の妙術』がちらっと書いてありました。
永らく忘れていましたが、どんな話だったかな? と思いつつ、ネットで調べてみました。調べてみて、昔 読んだことがある事を思い出しました。結局、よく
理解できなかったので、忘れてしまったようです・・・。
まずはある程度の技術を身に着けてからの話かとは思います。技術を身に着けた上で、次の段階が少しづつ理解できるように思います。未だに技術面で悩んでいますが・・・。 さて今年の夏は暑かったですが、それでも柿がちゃんと実を着けました。去年より実の数は少ないですが、裏年なのか暑かったせいか? 食べきれない数なので、親戚に配ったり近所に配ったりしています。何も手をかけていないのに、毎年実をつけてくれます。 (今年の柿)
急に気温が下がりました。いつものように窓を開けると寒く感じるくらいでした。それでも稽古を始め身体を動かすと、ちょっと汗ばむ程度で結果的には稽古のしやすい気温でした。
さて、八勢の稽古をしていて思い出した事ですが、早く動こうとすると身体の動きが硬くなります。硬くなると身体の一体感が失われ、全体的なバランスが崩 れていきます。打太刀が早い動きをすると、使太刀もそれにあわせて早く動く必要があるため、稽古の後半では打太刀としてゆっくり打つように変えました。打 太刀がゆっくり打つ事で使太刀も余裕ができ、動きに柔らかさがでてきたように思います。 最初は勢法の手順を覚える事に気を取られて身体の動きまで気が回りませんが、手順を覚えてからが本当の稽古と言えそうです。 (北陸新幹線 工事中)
先日より天狗抄奥の方を対象に外雷刀 三十一勢の稽古を行っておりま
す。既に外雷刀 三十一勢の稽古をひととおり終えた方もいますが、この機会に打太刀も覚えて頂く事で完成度を高めていく事を考えています。そう言いながら
も私自信、三十一勢をもう一度復習する機会となっています。初めてこの勢法の指導を受けた時は、手順を覚える事に気をとられ意味合いを理解する事が後回し
になってしまいました。こんな事にならない様、丁寧に稽古したいと考えています。
今年入門された方は八勢の稽古に重点を置きました。試合勢法の基本となるだけに、こちらも丁寧に稽古していきたいと考えています。 今年は蒸し暑い夏でした。おまけに大雨に見舞われ、たいへんな夏でした。それでも田圃は刈取の時期を迎え、9月25日の日本晴刈取で今年の収穫を終了し ました。昨年よりコンバインにも乗る様になりましたが、いろいろテクニックがある様で初心者には難しい機械です。こちらもまた稽古が必要です。 (9月25日 稲刈り終了・・・日本晴刈取)
気温も少し低くなりました。一時的かもしれませんが、お盆も過ぎてこれ
から徐々に稽古しやすい時期になるものと期待しています。今回もまずは参学を稽古した後、八勢の型をひととおり稽古。まだまだ手順を覚える段階ですが、そ
れでも気になる点があるとついつい説明が細かくなっていきます。その中のひとつが足の外側を打ってきた時の対処。あらためて使い方を考えさせられます。
稽古の後はいつもの酒屋で日本酒を購入。気が付くと、最近は吉田蔵の日本酒を選ぶことが多いです。吉田蔵uを選んだり、手取川の季節限定酒を選んだりといった感じです。そして、そろそろ『ひやおろし』の時期です。 (手取川 Kasumi)
8月に入って、北陸地方は大雨となりました。近くの今庄地区・河野地区
では浸水被害があり、JR・高速・国道が運休・通行止めとなる大きな被害が出ました。石川県でも小松で梯川があふれて浸水するなどの被害があったようで
す。テレビで報道されるような大きな被害に加え、各所では小さな被害も多く出ている様に思います。
さて、前回の稽古(7月23日)では6月に入門された方に対し八勢の型をひととおり通しましたが、今回は足を防ぐ動きに注目してみました。足の内側を 打ってきた場合はあまり苦労しませんが、足の外側を打ってきた場合の対処が難しいところです。細かくは書きませんが、棒立ちで対処しようとしない事がコツ かと思います。 また、天狗抄奥の方には外雷刀三十一勢の稽古を開始しました。まずは相雷刀の7本。いずれもどこかで稽古したような動きで、あまり違和感は無かった様に思います。これから徐々に・・・理解するのが難しくなってきます。 (大雨被害の跡)
最初は珍しかったコウノトリですが、気が付くと毎日見かける様になりました。田圃で見るコウノトリも風格がありますが、やはり飛んでいる時のコウノトリは優雅です。とは言え、なかなか飛んでいる時の写真は撮れないです。
さて、八勢の稽古に入りまずは型を覚えるところから始まりますが、その中でも重要視したいのが勢法の中で使う 返打・流打・引打。ついつい上半身の動き に目が行ってしましますが、大事なのは足の踏み込みにあるように思います。「切り結ぶ刀の下ぞ地獄なれ・・・」 あとは調べてみて下さい。 (今日もコウノトリ)
今回は、参学 取揚使いを稽古した後、八勢 取揚使いを稽古。個人的には八勢 返打で適格な身勢を作るのが一番難しいと考えています。それはさておき、まずはひととおり八勢を稽古する事としました。
稽古をしながら、自分が初めて八勢を稽古した時の事を思い出します。足の位置(右足前か左足前か)で順勢を使うか逆勢を使うかが決まりますが、稽古を始 めた頃は混乱しました。理屈もありますが、身体で感じられるよう、まずは勢法に従い稽古する事が大事なのかもしれません。 (菅生石部神社のあじさい)
早くも気温は30℃越え。稽古も休憩をはさみ、水分補給を心掛けています。
さて、2名の方が同じタイミングで入門されました。以前であれば打太刀不足で困るところですが、石川教場も稽古を重ね、私以外にも3名の方が打太刀をで きる状況となり、参学 取揚使の稽古も順調に進んでいます。ひととおり参学 取揚使の稽古をした後は、新たに八勢 取揚使の稽古を加えました。相懸では、 撞木足と重心の位置がひとつの稽古ポイントになると考えています。今回は蝉翼刀の返し打ちまで。まずは手順を覚えるのが、ちょっと大変かと思います。 (溝切)
6月も中旬を過ぎ、雑草が勢いを増しています。昔は畑をしていた農地も耕作者が少なくなりました。田圃や畑は定年を迎えた人が活躍する場所となっていましたが、近年は定年が伸びたり定年後も何等かの仕事に就く事が多くなっており、農地は更に雑草が勢いを増しそうです。
さて、コロナの影響で愛知分教場には一度も稽古に行く事ができていませんでした。先月くらいから世間的にも県外出張が容認されるような状況となってきた ため、愛知分教場の稽古にようやく参加する事ができました。小転の方も次の稽古過程に進む段階にきているとの事で、小転で稽古する太刀・勢法を稽古した 後、天狗抄をお出ししました。 2020年からのコロナウイルスで、足踏みしてしまった2年の影響を感じます。 (雑草の勢い)
入門者を迎え、まずは参学 取上使い。前回は足の使い方で戸惑われたり
しましたが、稽古前半に天狗抄奥の方が指導された事もあり、今回は戸惑う事も少なくなりました。その分、すこしづつ細かい部分の修正を始める事ができまし
た。注目した点のひとつが文の切り方。取上使いの段階では、手先だけの動きにならない様、比較的大きく文を切るよう指導しています。この時の姿勢にも気を
付けてみました。
天狗抄奥の方とは、後雷刀 打太刀の稽古。長らく稽古していなかった後雷刀ですが、使太刀としては特に戸惑う事はありませんでした。打太刀となると、片手太刀での間合いについて考えるところがありました。理解を深めていきたいところです。 (菅生石部神社のあじさい)
今年は、ハナエチゼン・日本晴・コシヒカリ・アキサカリ と4種類の苗
を植えました。ようやく田植えも終わり、ひと段落となっています。ちなみに、数年前より鹿が苗を食べるようになってきました。鹿の数も増えており、夜10
時過ぎにはどこかの田圃に鹿がいるような状況です。イノシシより鹿のほうが、質が悪いです。
さて、先日より見学・体験稽古に来られていた2名が入門される事になりました。これまでは参学・八勢の一部を切り取って体験稽古をしていましたが、入門 となれば教習課程に従いまずは参学 取上使い。天狗抄奥・天狗抄の方も、入門者に対し一から教える本格的な打太刀をして頂く事になります。 打太刀が増えた事で稽古も余裕を持って進める事ができます。次回は型を覚えると同時に身勢を修正していきたいと考えています。 (田植え終了)
なんと我集落にコウノトリが来ました。早朝、田圃の水を見に行くとアオサギとは違う鳥が3羽いました。どうやらこれが噂に聞くコウノトリ。格の違いを感じます。
さて、本日は新陰流兵法の定例稽古。今回も見学に来られた2名の方が参加されました。新陰流兵法の稽古前に制剛流抜刀術の稽古をしていますが、制剛流抜 刀術の稽古から参加されました。一度に2名の方が稽古体験に来られたので眼が届かなかった部分もあるのですが、後で稽古中に撮影したビデオを見てると、居 合をする事で身勢の感覚を掴みやすくなっている様な気がします。 (我集落にコウノトリ!)
GWに入りましたがコロナの事もあり、今年もあまり外出はしていません。その分、田圃を見て回ったりしています。耕運・田植・水管理・稲刈りなど、少しづつ田圃の作業を教えて貰っているところですが、自分が作業をした田圃は気になるものです。
さて、ここ最近注目しているのが手の内。手の内は茶巾絞りと言われています(月刊 秘伝 2007・4 にも記載されています)。稽古を始めた頃は太 刀・勢法の型を覚える事に気を取られているという事もあり、基礎的な部分の大切さを理解できませんでしたが、基礎的な部分を修正する事で動きが良くなる事 を、今になってようやく実感する事があります。もっと早く気がついていれば・・・。 (田植前)
コロナ感染者数は相変わらずです。マスク着用での稽古が、しばらくは続きそうです。
さて、前回見学に来られた2名の方に今回は参学と八勢の一部を体験して頂きました。天狗抄奥・天狗抄の方も、剣術未経験の方に対する打太刀は初めてとな ります。体験して頂いたのは、太刀・勢法のほんの一部ですが、自分も含めて新たな刺激を受ける稽古となったように思います。 稽古の後はいつもの酒屋で石川県の地酒を購入。地酒もいろいろ新しいお酒が出てきます。稽古も含め、楽しみのひとつです。 (吉田蔵u 百万石乃白 生酒)
ようやく稽古を再開しました。ちなみに去年を振り返ると稽古ができたのは4ヶ月しかありませんでした。コロナ感染者数はまだまだ多いですが、すくなくとも増加に転じない事を祈るばかりです。
さて、稽古再開にあわせて見学に2名の方が来られました。まずは普段の稽古として参学(内伝T)の稽古を見て頂いた後、見学に来られた方には試合勢法の 流し打ちを体験して頂きました。最初は慣れない動きに少々戸惑っていましたが、何回か繰り返す事で徐々に滑らかな動きに変化していきました。入門について は、何度か見学・体験に来られてから判断される事をお奨めしました。 (白山)
雪が消えると用水路の泥上げに電気柵の設置など、急に気忙しくなってきます。まだまだ風は冷たいですが、外での作業は気持ちがいいものです。
さて年明けからの稽古自粛も、とうとう3月末になってしまいました。独稽古は続けていましたが、日誌を更新するほどでもなく停滞していました。まだまだ コロナ感染者の数は多い状況ですが、まん延防止等重点措置が解除されたのを機会に、マスク着用を条件に4月より稽古を再開する事としました。久しぶりの稽 古、まずは参学・八勢で感覚を戻していこうかと考えています。 (里山)
コロナは相変わらず減少する気配がありません。万が一があると、職場への影響も大きいため、まだじばらくは自粛が続きそうです。
さて、先日より浮足について考えながら試しています。撞木足とも関連しますが、試していると膝の内側に負担がかかるのか、鈍い痛みを感じる時があります。爪先の方向が良くないのかとも考えていますが、意識する所が違う様にも考えています。 (今年は雪の日が多いです)
急激なオミクロン株の感染拡大により、稽古は再び自粛としました。結局、年明けからは一度も稽古ができない状況となってしまいました。
独稽古をするしかない状況ですが、最近になって注目しているのが浮足。撞木足や猿廻の足使いについては、これまでも何度か注目してきましたが、爪先をあ げる浮足についてはあまり意識していませんでした。意識すると不自然な動きとなりますが、独稽古なので自分のペースで何度も試す事ができます。 (白龍 生原酒)
1月8日を稽古初めとして予定していましたが、私事のため延期とさせて頂きました。2週間後に稽古始めを予定していますが、オミクロン株の急激な増加が心配される状況となってきました。重症化率の見極め等に期待したいです。
(鹿の足跡)
新年、あけましておめでとうございます。年末より寒波が訪れましたが、幸いにも積雪は少なく、冬景色の映える清々しい正月となりました。
昨年はコロナの影響で思う様に稽古ができない一年でしたが、それでも10月頃より順調に稽古ができるようになってきました。天狗抄奥の方には打太刀をお 願いする事ができるようになり、稽古にも余裕ができてきたように思っています。また、天狗抄の方は、打太刀に取り組んでいく段階になってきたかと思いま す。今年は、これまで稽古してきた太刀・勢法を習熟すると共に、それぞれの稽古が次の段階に入っていければと考えています。今年も一年、どうぞよろしくお 願い致します。 (謹賀新年)
寒波が訪れ、少しまとまった積雪となりました。地域によっては大雪となり、福井県で言えば嶺南地方に多く雪が積もったようです。
石川教場は、先日の12月25日が稽古納めでした。稽古前半では、新陰流らしい猿廻の足遣いに注目し、九箇などからいくつかの太刀を取り上げて稽古して みました。猿廻の足遣いを積極的に使う事で、体捌きの動きも変わってくるように感じます。後半は、参学 打太刀・使太刀の稽古。5本をひととおり通して稽 古する事で、太刀の意味合いを一段と考えさせられます。 年が明ければ1月8日を稽古初めとして予定しています。皆さん、良い年をお迎え下さい。 (年末の積雪)
天気予報の通り、雪が降りました。積雪量はそれほどでもありませんでしたが、それでも夜から降り始め、一晩で雪景色に変わりました。
制剛流抜刀術の稽古もYさんが立合表の稽古に入りました。立合表は基本的な動きで、型としても単純なイメージです。それでも、立った事で居合腰が甘く なったり、手足のタイミングがあわず一体感のない動きになってしまったりします。本来は歩きながら繰出す型だと思いますが、居合の時のイメージで、止まっ た状態から手足のタイミングを図るのが良さそうに感じています。 (積雪)
前回に引き続き、九箇(内伝T)。九箇は諸流から選んだ勢法と言われ、
使太刀から仕掛ける感覚がおもしろいと思っています。入門した頃の取り揚げ使いでも、興味深い勢法という感覚はありましたが、稽古を重ねるほどに面白味を
感じられます。今回は仕掛ける感覚に注目し稽古をしてみました。
(吉田蔵u 百万石乃白)稽古の後は加賀市の酒屋で地酒を買って帰るのが楽しみとなっています。地酒はお土産として加賀温泉駅に隣接する量販店でも販売していますが、冷凍が必要 な地酒はやはり地元の酒屋でないと入手は難しいと思います。2週間前に購入したのが吉田蔵(手取川が有名です)。気に入ったので、今回もこちらを購入しま した。
北陸の冬らしい天気となってきました。みぞれ混じりの雨が降ったかと思うと晴れ間が見えたりします。タイヤは既にスタッドレスに入れ替え、念のためチェーンも積んでいます。
さて、今回は久しぶりに九箇を稽古。久しぶりの稽古は、新鮮味を感じると共に、自分が苦手としていた太刀を改善できずにいる事を反省させられます。一例 をあげれば、十太刀のクネリ打ち。キレの無いぼんやりした動きに、自分でも嫌気を感じます。それでも、打太刀・使太刀で稽古できる事が楽しく感じます。 (二重の虹)
前回の稽古で疑問に感じた二刀の打太刀・使太刀について、自分が指導を
受けた時の内容を見返しました。見返してみると忘れていた事が多々あり、勉強不足だった事を反省させられました。今回の稽古でもう一度、二刀の稽古で指導
された項目に注意し、ようやく理解できる部分がでてきました。
打太刀としても正しい二刀の打ち方が理解できていない事を感じており、使太刀にわざと打たれて貰う稽古も必要かと考えています。 11月に入り遠くの山に冠雪が見られる様になりました。全く雪が降らないと、それはそれで心配になります。適度に雪が降る程度の冬になればと思っています。 (冠雪)
コロナ感染者も減少し、やや安心感がでてきました。ただし、海外の状況を見ると、一旦減少した後に再度増加しており、まだまだ第六波の心配はあります。
今回は、まず天狗抄を稽古。特徴的なのは括打ちですが、型の意味合いを考えると身体がどの方向に向いているかが重要である事を感じます。気を抜くと踊りのような姿勢になりがちですが、気を付けたいポイントです。 この後、二刀・二刀打物・二人懸の稽古も加えました。両刀に慣れていないため、打太刀としても考えさせられるところが多々あります。型としてしっくり納まるかどうかを、ひとつの判断基準としています。両刀について考えるきっかけでもあると感じています。 (北陸新幹線 加賀市付近)
ようやく稽古を再開しました。再開にあたり最初の稽古は燕飛(内伝)と
しましたが、各自 滞る事のない動きで、久しぶりの稽古である事を感じませんでした。それぞれ自分なりの独稽古をされていたのではないかと思います。反対
に久しぶりの稽古で、打太刀の狙いがずれると型として成立しなくなる事を改めて考えさせられました。
さて、今年になってからは見学に来られる方が増えました。今回も親子での見学がありました。その中で猿廻の足使いに興味を持たれ質問を受けましたが、納 得するような適切な回答はできませんでした。後で考えると、足使いだけに注目するのではなく、太刀の動きとあわせた動きとして、実体験した上で考えないと 適切な理解に至らない様に思います。 コロナのほうは、第六波が起きない事を願うばかりです。 (加賀温泉駅 新幹線駅工事中)
コロナ感染者の減少に伴い、緊急事態宣言も解除となりました。とはいえ、ブレークスルー感染の報告もあり、これまでと同等の注意が必要なように思います。石川教場の稽古も自粛してきましたが、来週より稽古を再開する予定です。
(稲刈りの終わった田圃)
コロナ感染者数は減少してきましたが、それでも2桁台が続いています。稽古再開は1桁台を目安として考えていますが、このシルバーウィークで増加に転じるのではないかと危惧しています。
私が県をまたぐ移動になるという事もあり、9月も稽古を自粛しています。このため、打太刀・使太刀としての稽古ができず、独稽古で自分の身勢を考える事 が多いです。膝の余裕について言えば、まだまだ意識して動かないと、不安定な感じになります。また、再び気になりだしたのが手の内。転打を事例に身体と一 体感のある手の内について再考しています。括打は更に難問です。 (秋の彼岸花)
コシヒカリの刈り取りには、まだちょっと早いため、今週は時間ができま
した。この前から草刈機の調子が悪いので、この機会に整備をする事にしました。症状:エンジンの回転を先端の刃に伝えるギアの動きが重い。グリースを入れ
ても状況は変わらずダメかなと思いつつ、キャブクリーナーをかけると一発で軽くなりました。古くなったグリースが固着していたのか、スッキリするくらいの
驚きと共に解決しました。
さて、先週に引き続き膝の余裕。膝を緩めても不安定な感じがあったのですが、膝を少し前に出す事で感覚が変わりました。これに撞木足をうまく組み合わせていけば、安定感が増すのではないかと考えています。こちらは、少しづつ解決に向かっているのではないかと・・・。 (晩夏)
私が水管理している田圃は主にハナエチゼン。お盆前から雨が続き成長は遅れている感じですが、鹿の被害やこの先の天候も雨が心配されるため、早々の稲刈りをしました。収量はさておき、稲刈りが終わるとホッとします。この後はコシヒカリ・日本晴が控えています。
さて、稽古自粛で一旦はモチベーションも下がりましたが、懲りずに独稽古は続けています。また、長年使っていた袋竹刀も痛んできたため、久しぶりに I さんに連絡を取り、新調しました(2本購入)。いつものように奇麗な仕上がりで使うのが惜しいくらいですが・・・使う日が楽しみです。 独稽古では、あらためて膝の余裕を意識するようにしています。膝が伸びると運足でも浮いた感じになると共に、無形から振り上げる時も上半身だけで操作している感じになります。やりすぎと思うくらい膝を緩めて見ると、わかりやすいように思います。 (ハナエチゼン 稲刈終了)
残念ながらコロナ感染者が増加しており、8月初めの稽古は自粛としまし
た。2週間ほどすれば減少傾向になるかと思っておりましたが、今回は減少傾向が見られません。ワクチン接種が進んではいるものの、予想以上に長期化する事
を覚悟する必要があるのではないかと考え始めています。
正直なところ、度重なる稽古自粛でモチベーションは下がっていますが、お盆を過ぎれば暑さもピークを越え、徐々に涼しくなってくるかと思います。少し気分を変え、長らく稽古していなかった杖の独稽古をやってみようかと考えています。 (晴れ間)
稽古場所近くの菅生石部神社、天神講で茅の輪くぐりが設けられていました。居合で無理をすると痛みが残ったりする左膝を念入りに人形でさすり、無病息災を祈願してきました。
さて稽古再開を機に、これまで稽古してきた太刀・勢法を復習すると共に、打太刀・使太刀を交代しながら理解を深める事を考えています。前回は参学でした が、今回は九箇をテーマにしました。間合いについて考えながら稽古をしていくと、必勝・逆風の2つで1時間が経過してしまいました。また、見学の方が来ら れたので、この後は稽古体験を間にはさみました。『取上使い』を使う事で、何を稽古しているかをわかり易く説明できると共に、参学 一刀両段の合し打ちを 中心に体験して頂きました。 最近は若い年代での感染者が増加していますが、ワクチン接種とこれまでと同様の感染対策で今度こそ沈静化する事を期待しています。 (茅の輪くぐり 菅生石部神社)
ハナエチゼンが穂をつけはじめました。昨年も今頃の時期となっており、順調に生育しているようです。昨年は梅雨が長引きましたが、今年は既に梅雨明けで天気予報では晴れが続いています。今年は積極的に水を入れていこうかと考えています。
さて、この前より刀棒の使い方について考えを変えています。刀が折れない使い方という事にもなるかと思いますが、うまく使うにはどうしたら良いのかが考えどころです。 (ハナエチゼン 出穂)
数日前に、1回目のワクチン接種をしてきました。次の日は肩の痛みが有
り稽古に影響が出ないか心配でしたが、二日目にはほぼ痛みは消えました。感染者の状況は、減ったと思うと増加するなど、まだまだ油断できませんが、発生源
がある程度特定されている事もあり、稽古再開としました。
稽古再開 最初の稽古は参学。今回の参加者は、それぞれ天狗抄奥・天狗抄まで稽古が進んでいる事もあり、ひととおり使太刀の稽古をして頂いた後は、打太 刀をして頂きました。私も使太刀として稽古できる事で、新たに気が付く点も出てきます。今回は内伝U・内伝Tの稽古ができた事で、それぞれの間合いを意識 する稽古ができました。参学の後は八勢。こちらも久しぶりとは言え、スムーズに稽古を進める事ができました。これまでの稽古が身に着いてきている事を感じ る稽古でした。 (参学 使太刀)
そろそろ稽古再開の時期を考えていたところに、福井で突然感染者が増加する状況となってしまいました。増加原因はある程度明確になっていますが、なかなかゼロにはならない事を実感します。
さて、独稽古をしていると肩が上がっている瞬間があります。軽い袋竹刀を使っていると気が付きにくいのですが、重みがある木刀を使うと次の動きに影響を 与えている事がわかります。肩が上がる原因を考えると、型の動きに囚われて小さく窮屈な動きをしている事が原因のように思います。 (銀杏の切株)
一時期に比較するとコロナ感染者の数は減少しましたが、相変わらず感染者は無くなりません。県外への移動は自粛となっており、稽古再開にはまだ少し時間がかかりそうです。
さて、苦手意識の強い斬釘截鉄。身体の一体感がないと、動きに拍子がついて遅れてしまうのが一因のように感じています。いまのところ、肘の角度に注目し て試しています。もうひとつは、不安定感を感じている足運び。撞木足とは言いますが、こちらは単純な動きではなく捻りを入れる事を試しています。稽古再開 までにある程度の成果がでれば良いのですが・・・。 (畦の草刈)
稽古は自粛中です。独稽古をしてはいますが、モチベショーンはいまひとつ。それでも型を稽古していると何かと気が付く点はあり、今更ながら丹田の重要さを感じています。
さて、トラクターの運転に大型特殊免許が必要との事で、時間のとれる今のうちにと思い免許を取りに行きました。農業用に限定した免許もあるらしいのです が、せっかくなので通常の大型特殊免許。教習で乗るのはコマツのホイールローダ、初回は車体の大きさ・運転席の高さに緊張しました。4時間くらい乗ると慣 れてきますが、苦労したのは方向転換での後退。中折れの感覚が掴めなかったのですが、ネットで調べると『車で言えば前進で入る感覚』との記載があり納得し ました。 教習6時間を経て本日、卒業検定で無事合格となりました。教わる立場として、ちょっとづつ上達していく感覚は、やはり楽しいです。 (コマツのホイールローダ)
コロナの影響で稽古を自粛しております。感染が拡大している状況であり、稽古再開には時間がかかりそうです。空いた時間に、田圃の草刈などしています。
さて、最近注目しているのは足の感覚。位を変える時や、足を運んでいる時に不安定になる感じがあり、これまで以上に膝を緩めて、型の稽古を試していま す。また、勢法・太刀の中でも難しいと感じているのが斬釘截鉄。仮に甲冑を想定し(本伝)手順を決めず自由に打ち込んで貰ったとして、とっさにこの太刀を 使えるかと言うと・・・まず出てこない様に思います。 (日本晴)
コロナ感染が再び増加傾向となり、稽古は5月末まで自粛としました。感染力が強くなっているようで、身近なところでも濃厚接触者が出るなど、状況が異なってきている事を感じます。身を守る行動はしますが、やはり根本的な対応が望まれます。
再び自主稽古となります。自宅には木刀を振る程度の場所があるのが、ありがたいです。稽古を始めた頃は自主稽古と言っても、何に気を付けると良いのかが わからないので、覚えた型をただ繰り返す感じでした。小転くらいになると覚える型も多く、身体を動かす事で型を覚える事ができた様に思います。ちなみに、 ある程度重みのある木刀を使ったほうが、自分の動きを感じ易いです。 (シャガ)
今年は桜の開花が早く、河原のソメイヨシノから枝垂桜の時期になりました。稽古場所近くの神社から見える白山が映えます。
さて、今年は打太刀を充実していきたいと考えています。石川教場(立上時は加賀分教場)で稽古を始められた方も天狗抄奥・天狗抄となられ、これまで稽古 してきた勢法・太刀の習熟と理解に努めています。使太刀の稽古では、なんとなく打太刀の動きに反応して動くようになってきますが、いざ打太刀になると、打 太刀はどこを狙って打つのかを考えさせられます。また、打太刀が変わる事で使太刀も打太刀にあわせた動きが求められます。いつもと同じ様に動きいてもしっ くり来ない時は、その原因を考える事で理解が深まっていきます。 「懸・待・表・裏は一隅を守らず、敵に随って転変して、一重の手段を施すこと、恰も風を見て帆を使い、兎を見て鷹を放つが如し」 (白山)
新規入門者を迎え、まずは参学取上使いの稽古。参学は取上使い・内伝
U・内伝Tと段階によって使い方が変わるため、打太刀としても混乱するところがあります。個人的には、自分の動きに疑問を持った時には、取上使いに戻って
ひとつひとつの動きを再確認しています。混乱する部分もありますが、教習課程として参考になる部分が多々あります。
話は変わりますが、居合表。一本目の向之刀は基本として、二本目・三本目は最初から難しい型を稽古している感があります。型を説明するためにゆっくりした動きをしようとすると、ふらついてしまい、勢いで誤魔化して抜刀していた事に気が付かされます。 (桜 開花)
今年に入って稽古中止を続けていましたが、ようやく再開する事ができました。加賀市武道館に向かう1時間の運転は、自分にとっての日常が戻ってきた感じです。
稽古では、以前より入門の申込を頂いていた方にもようやく稽古に来て頂き、久しぶりに新規入門者を迎えました。久しぶりの稽古に加え、新規入門された方 がおられるとの事で、今回は参学 取上使いで稽古を再開しました。加賀分教場として稽古を始めた頃は、打太刀・使太刀の二役を一人でこなす事もありました が、今は天狗抄・天狗抄奥まで位が進んでいるため、入門された方に対する稽古をスムーズに始める事ができました。ちなみに、私としては取上使いでの拍子・ 調子について考えるところがありました。 稽古の後は、これまた自分の日常としている酒屋へ石川県の地酒を買いに行きました。今回は能登半島の「遊穂」と「奥能登」。「奥能登」は初めてなので、楽しみです。 (春先の花)
コロナ感染者も減少してきましたが、感染拡大警報が解除されていない事もあり、稽古は今回も自粛としました。全国的にも感染者は減少してきているので、3月には稽古を再開できるものと期待しています。
話は変わって、ドラマ 『俺の家の話』 を見ています。能学宗家と家族の話ですが、時々 能のシーンがでてきます。能と言えば、新陰流の柳生宗厳と能の 金春七郎がお互いに秘伝を伝えたとの話や、柳生宗矩が能に入れ込み過ぎて沢庵和尚に窘められたとの話があります。ドラマなのでわかりやすく作っている事も あるのだと思いますが、能のシーンを興味深く見ていたりします。また、次男は能が下手という設定で、これもおもしろいシーンでした。稽古ができないの で・・・気分転換。 (田圃の雪)
稽古を再開したいところですが、石川県のクラスター発生もあり、今回も稽古は自粛としました。独稽古も大事ですが、やはり打太刀・使太刀での稽古ができないのは残念です。
さて独稽古では、無理の無い動きを意識しています。独稽古は自分のペースなので、ゆっくりと何度も同じ動きを稽古する事ができます。何度も同じ動きをし ていると、何かの拍子の無理の無い動きができたりします。無理の無い動きができた理由を考え再現できる事と、更に無意識でその動きができるようになる事が 大事と考えています。 (福寿草)
残念ながら福井県・石川県におけるコロナ拡大の状況を鑑みて、稽古は自粛としました。大雪にコロナで去年に引き続き我慢の年となっています。
さて、ここ最近、独稽古では先日購入したやや重めの木刀を使っています。新陰流兵法と言えば「袋撓」です。打太刀・使太刀の稽古は当然「袋撓」ですが、 独稽古ではいろいろな得物を試してみるのもひとつの稽古方法かと感じています。やや重めの木刀は身体の動きを感じる上では、適しているように思います。
新年、あけましておめでとうございます。残念ながらコロナは増加傾向が
おさまらず、状況によっては今年も自粛が必要になってくるものと覚悟しています。加えて、1月9日を稽古始めとして予定しておりましたが、週末は大雪にな
るとの予報により初稽古は中止としました。天気予報は的中し、県境付近は大雪のため高速が止まったとの事でした。
雪の心配もありますが、今年も自粛となった場合に独稽古ができる事を念頭に、普段の稽古を考えていきたいと思います。幸い、新陰流兵法転会は教本・教習 DVDが充実しているので、独稽古に取り組みやすいと感じています。また武道経験者は自分の動きを自分で感じる事に慣れているため、独稽古に違和感をあま り感じないように思います。 また個人的には、今年の課題として円滑な太刀使いを考えています。軽い袋竹刀・木刀を使っているにも拘わらず、動きが悪いと感じている部分は多々あります。苦手な動きに注目して、改善していきたいと思います。 (大雪)
今年の稽古も、本日で稽古納めとなりました。今年はコロナの影響で稽古
自粛の期間もありましたが、それでも天狗抄・外雷刀三十一勢の稽古を少しづつ進めていく事ができました。またYさんによる愛知分教場の設立が大きな進展で
した。愛知分教場はコロナの影響で稽古自粛となっていますが、早く沈静化する事を願うばかりです。
北陸は年末より大雪との予報もありますが、それはそれで北陸らしい正月になるのではないかと思っています。では、皆さんもよい年をお迎えください。 (参学)
大雪でたいへんな状況になった地域もありますが、北陸は比較的落ち着いた積雪量でした。もっとも最近では2018年の大雪で福井・石川県境付近が立ち往生となりました。これから3月までは気の抜けない季節です。
今週は独稽古ですが、重めの木刀を使う様になってからいろいろと気が付く点がでてきます。特に手の内の大事さを感じています。また普段の木刀なり模擬刀に持ち替えると、腕の力が抜けた気持ちになります。自己満足ではありますが・・・。 (積雪)
11月末くらいから新酒が出てきおり、酒屋さんに寄るのが楽しみな時期です。酒屋さんに聞くと、今までなかった新酒があったりするので、これもまた楽しみです。『手取川』は定番にしていますが、香りもあり個人的にはつまみなしで少し(?)飲む程度が好きです。
さて、今回は天狗抄の稽古。苦労するのはクネリ打ち。稽古する型によってはついつい逆勢で打ってしまう癖があり、ここで何故クネリ打ちを使うのかを考え てみました。その場ではあまり納得いくような解釈はできませんでしたが、結論は・・・使い方を試して確認したいと思います。 これとは別に「越す拍子」についても、最近になって疑問に思うところがあり、考えています。最近は天狗抄奥・天狗抄の方に打太刀をお願いし、使太刀としての稽古も増えてきました。忖度の無い打太刀であったり、反対に遠慮した打太刀であったりで、気が付く点も多いです。 (手取川 新酒)
積雪に備えて電気柵の撤収。山も紅葉を終え、枯れ葉を残すのみとなってきました。今年は冬らしい冬になるのではとの予報です。大雪にならない程度の積雪で済むことを祈っています。
さて、前回に引き続き天狗抄奥の方には参学の打太刀も稽古して頂いているので、私も使太刀として稽古。自然な形での打太刀なので、使太刀の間合・間積・ 拍子・調子が悪いと型が成立しなくなる事を実感します。結局、自分の稽古は取上使いのような稽古を繰り返してきたように思います。 参学に加え九箇も使太 刀として稽古させて頂きましたが、こちらもいろいろと考えさせられました。 (電気柵 撤収)
まだ雪の気配はありませんが、スノータイヤに交換しました。午前中はお寺の雪囲いがあり、午後からの作業となりましたが、この時期にしては気温も高く作業もはかどりました。ここ数年はあまり積雪がありませんが、今年もあまり雪が降らない事を祈っています。
さて、以前から購入を考えていた木刀を、1ヶ月ほど前に購入しました。筋力をつけようとしている訳では無いので、あまり重くない物が欲しいと考えていた のですが、現物を確認する機会もなく注文をためらっていました。最初に持った感触は『重いかな?』 という感じでしたが、参学などを独稽古しならがら徐々 に慣れていくうちに、『ちょうと良いかな?』という感じに変わっていきまいした。最初は手裡の緩さもあり、重いと感じてしまったように思います。ちなみ に、この木刀を使った後に袋撓を持つと、感覚が大きく変わってしまいます。 (木刀 赤樫 900g)
秋晴れの清々しい一日でした。コロナのストレスを少し忘れさせてくれます。
さて、ここ最近は天狗抄・天狗抄奥の教習課程を中心に稽古してきましたが、天狗抄奥の方には打太刀にも慣れて頂く事も考え、参学にて打太刀・使太刀を交 代しながらの稽古としました。私も使太刀として稽古させて頂きましたが、あらためて参学の難しさを感じます。打太刀の太刀につられて刃筋が狂いがちで す。 長く稽古している太刀ですが、隙を作らない事、間合い、拍子など・・・繰り返し稽古する事で、また考えさせられます。 (紅葉)
稽古場所に近い加賀温泉駅横の商業施設に熊が侵入し、全国ニュースになりました。今年は熊の出没が多いと思っていたら、近所のイノシシの檻にも熊が入ったとの事。ちょっと驚きました。
さて、今回の稽古では膝の余裕に注目してみました。膝に余裕を持たせる事で、動き易くなる事を強調しようと考えていたのですが、うまく体感できたかどうか・・・。 各自の伝位に応じた稽古の後は、久しぶりに後雷刀の稽古としました。転打についてもう一度考えてみたいと考えていましたが稽古を始めてみると久しぶりの 後雷刀に、打太刀が手順で混乱してしまいました。それでも使太刀はスムーズな動きで対応され、それぞれ稽古されている事を実感しました。 (秋あがり 獅子の里)
柿も良い色に色づいてきました。まだ早いか? と思いつつ、ひとつ食べてみましたが、まだ早かったです。タイミングは大事です。
本日は見学・体験の方が来られました。話をお聞きすると武道に明かるい方でしたので、抜刀術と参学の一刀両段を体験して頂きました。詳しい説明は抜きで 体験して頂いたので、戸惑われたかと思います。ひとつの型を丁寧に体験して頂いたほうが良かったのではないかと、反省してます。 我々の稽古は、天狗抄と外雷刀三十一勢。天狗抄は見慣れない動きをするので、これもまた見学・体験に来られた方には不向きだったかもしれません。それでも新陰流兵法の稽古を前向きに捉えて頂けたように思っています。 天狗抄は外雷刀三十一勢の稽古とあわせて、ようやく稽古の目的が少しわかってきたように思っています。花車の動きは相変わらず厄介ですが、これを違和感なく使えるようになれば考え方が変わる様に思います。 (柿)
日中でも涼しい時期となりました。金沢付近ではコロナの新規感染者が見られますが加賀市付近は沈静化したため、自粛していた石川教場の稽古を再開しました。とは言え、念のため武道館への往復だけに留めておきました。
さて、先週の4連休における人の往来で、再びコロナ感染者の増加が心配されます。このため、今回の稽古は、再び稽古自粛となった場合を考え一人稽古を 意識した稽古としました。あえて打太刀はせず私も使太刀として横に並び、袋撓を持つとついつい組太刀を始めてしまうため模擬刀を使っての稽古としまし た。 打太刀がいないため間合いや調子などは掴みにくいですが、反対に打太刀がいない事で打太刀への遠慮が無くなり、太刀をのびのびと振る事ができます。日ご ろ気が付かなかった太刀の伸びについて考えさせられる稽古となりました。あわせて、使太刀として稽古した事もあり、外雷刀三十一勢と参学・九箇・燕飛・ 天狗抄の共通点や違いを意識することで、外雷刀三十一勢のおもしろさに気が付く点が多々ありました。 (石川教場 稽古再開)
まだまだコロナ感染は発生していますが、ピークは過ぎた様に感じます。ただし、会社の方針もあり県境を超えての移動は、基本的に自粛となっております。昨日の稽古も残念ながら自粛(中止)とさせて頂きました。今度こそ、落ち着いて欲しいところです。
さて、ここ最近読んでいるのが岩波文庫の『平家物語』。最初は読み難さに戸惑っていましたが、わからないところは適当に読み飛ばす事で、なんとなく読んでいる様な気になってきました。 巻第七 『火打合戦』。自宅から比較的近い『燧』の事なので、情景がなんとなくわかります。太平記に出てくる『杣山』の近くでもあります。このあたり は、川と山で合戦の要所になり易いようです。同じく巻第七 『篠原合戦』。現在、石川教場として稽古している大聖寺の菅生石部神社が出てきます。歴史ある 神社という事を、あらためて実感します。 興味がでそうなところをかいつまんで読んでみるのも、おもしろいかと思います。 (コシヒカリ 稲刈り)
先週より稲刈りが始まりました。まだまだ暑さが厳しい中での稲刈りですが、それでも風が吹くと少し楽になります。空もどこか秋を感じさせます。
さて、石川県・福井県 ともにコロナのクラスターが発生した事もあり、8月の稽古は自粛(中止)としました。天狗抄・外雷刀三十一勢の稽古がなかなか進 まないのが歯がゆいです。またまた自主稽古となっていますが、ここ最近は肩甲骨の使い方を意識しています。抜刀術で言えば、柄に手をかけた時、手先に意識 がいってしてまいますが、手先を動かす前に肩甲骨を動かす事を試しています。無形からの位の変更も同様です。 (ススキ)
梅雨が明けてから一気に暑くなりました。近年の夏は暑さに加え、湿度も高いです。早朝でも、歩き回るとうっすら汗をかきます。それでも夜になると、虫の声が聞こえてくるようになりました。秋の気配です。
さて、石川教場のY口さんが転勤された東海地区でも稽古を始める事となりました。先月は東海地区との合同稽古という表現をしましたが、教場として名称を 決めたほうが何かと便利なので検討をお願いしていました。相談を重ねた結果、まずは石川教場の愛知分教場という事になりました。 石川教場も、福井支部の加賀分教場がスタートでした。愛知分教場もこれからの発展が楽しみです。また、石川(私は福井)と愛知は距離もありますが、中部地区で新陰流兵法を稽古できる機会が増えた事も大きいです。 (早朝・・・湿度が高いです)
この時期は草の成長が早く、土日は田圃の草刈に追われています。ハナエチゼンに続き、コシヒカリも穂をつけ始まました。これからは、イノシシの被害が心配されます(既に侵入の跡が・・・)。
さて今回も稽古は外雷刀三十一勢、撥草より後半の稽古としました。個人的には、この勢法から、新陰流兵法の内伝・本伝と試合勢法が融合してくる様に感じ ています。燕飛・天狗抄を意識しながら稽古する事で、理解が深まっていくかと思います。反対に、自分が稽古していた時は、それまで稽古してきた試合勢法の 延長で、型を覚える事に気を取られ理解が進まなかった事を思い出します。一度にすべてを理解しようとするよりは、興味を持った勢法から理解を深めていくの が良いかと思います。ちなみに、個人的には刀棒を好んでいます。 (十太刀の車)
5月に植えたハナエチゼンが穂をつけ始めました。梅雨明けはまだですが、あと1ヶ月もすれば稲刈りが始まりそうです。
さて、前回稽古にてY内さんに天狗抄をお出しし、今回より天狗抄の稽古を始めました。天狗抄の太刀は特徴のある太刀使いです。疑問を持ちながら稽古して いかないと、形を覚えただけの稽古になってしまいそうです。天狗抄の次は天狗抄奥のK尾さんと外雷刀三十一勢を稽古。相雷刀・相城郭・相下段までは、これ までの試合勢法を意識する事であまり違和感を感じませんが、撥草から後半はこれまでの試合勢法とはまた異なる様な感じがあります。天狗抄・天狗抄奥から は、より新陰流兵法の理解を深める段階かと思います。 (梅雨の晴れ間)
ようやく石川教場も稽古を再開しました。東海地区の稽古も6月より始まり、今回は東海地区のメンバーが石川県へ来られ石川教場全メンバーでの稽古となりました。
さて、久しぶりの稽古という事もあり、今回は初心に戻り、参学・八勢より稽古を再開しました。さすがに手順で考え込む事はなく、スムーズな稽古再開とな りましたが、参学では内伝Uと内伝Tの違いに戸惑うところはありました。これはこれで、両者の違いを明確に意識する良い機会となりました。また、個人的に は内伝の右旋左転で考えるところがあり、打太刀・使太刀を交代し試させて頂きました。この後、燕飛内伝の稽古という事で、天狗抄奥の方が手本を示して頂き ながら小転の方に手順を指導していきました。加賀市武道館で稽古を始めて5年となりますが、稽古のメンバー層が充実してきた事を感じます。 (石川教場 稽古再開)
梅雨入りしましたが、雨の日は少ないです。先週の日曜日は集落営農で田圃の溝切、丸一日外にいました。こういう日は曇っていて欲しいのですが、晴れてしまいました。雨の無い日が続くと、水不足にならないか心配になってしまいます。
さて、ここ3ヶ月は自主稽古だけでしたが、この間ずっと模擬刀を使っています。模擬刀なので重いという事は無いのですが、それでも手首や肩に負荷を感じ ます。改善方法を考えながら稽古を進めていますが、後で始終不捨書を見ると自分が注意点として考えた事と一致していたりします。始終不捨書も何度か読み返 していますが、結局 十分に理解していなかったようです。伝書はありがたいです。 (梅)
北陸地方も梅雨入りしました。5月のGWに植えた苗も、だいぶしっかりしてきました。ただ、どうゆう訳か、植えなおし(補植)で後から植えた苗は育ちが悪いようです。やはり最初が肝心か・・・。
さて、7月より稽古再開を予定しています。何から手始めに稽古を開始するか考えていましたが、3ヶ月の間が空いたこともあり、まずは『参学』・『八勢』 が適当かと考えています。既に全員下から使いに移行しており、自然に稽古へ入っていけると共に、久しぶりの稽古でまた新たに気が付く点がでてくるのではな いかと思います。 ちなみに個人的な感覚ですが、試合勢法は比較的直観的な動きで、稽古した動きを素直に使っていけば自然と身に着いた動きになっていくように感じていま す。一方、内伝・本伝は、自然にこのような動きができる様になるかというと、なかなか難しい動きが多いように思います。知識として覚えるだけでは不十分な 点が、多々あるように思います。 (ハナエチゼン)
加賀市武道館も6月1日から使用可能になったとの事でした。ただ、勤務先が未だ県境を超える移動は自粛との指示が出ているため、定例稽古は7月からを予定しております。
さて、これから外雷刀三十一勢の稽古を開始する方から、演武会のDVDを見て質問を受けました。手順だけでも覚えるため、自主稽古として教本とDVDを 見比べながら稽古を進めておられました。質問は質問として回答しましたが、外雷刀三十一勢までくると、勢法によっては打太刀の動きを見てなんとなく自然に 反応できるようになってきているかと思います。打太刀は正確な打太刀を心掛ける必要はありますが、使太刀は間違えても良いくらいの気持ちで気を楽にして稽 古してみるのも良いかなと考えています。定例稽古の再開が楽しみです。 (山のアジサイ?)
緊急事態宣言は解除となりましたが、引き続き県を超えた移動は自粛となっています。完全に収束したわけでは無く、万一感染した場合に仕事へ大きく影響を与える状況は変わっていません。ここから2週間の推移が気になります。
さて、自主稽古の状況は続きますが、一人での稽古はモチベーションが低下気味となります。ついつい細かい点に注意が行き過ぎると共に、なかなか動きを改 善できず、嫌気がさしてきたりします。動きの改善が進まない原因を考えてみると、細かい点(手先・足先)に集中するあまり、身勢が崩れている事に気が付か ず、身勢が崩れているため動きが改善されないという流れのように思います。 何回かに一度、身勢に注意し稽古してみるのが良いように思います。 (菖蒲)
ゴールデンウィークは県外への移動も自粛となり自宅ですごす予定でいま
したが、田植えの時期もやや早くなり、ゴールデンウィークにハナエチゼンと日本晴をまず植える事になりました。ちなみに、今年は集落営農のオペレータとし
て、初めてGPS付の6条田植え機に乗りました。田植え機も大型化しましたが、操作性が向上しており、あわせてGPSを使うと直進時はハンドル操作が不要
となるなど、さすが最新の田植え機という感じでした。ただ不慣れで、植えなおしが必要な箇所がいくつか・・・。
さて、自主稽古で杖を復習していましたが、摺落の動きに違和感を感じています。杖なので、相手の刀をまともに受けた場合、杖を切り落とされてしまう事が 考えられます。摺落は九箇の捷径と似た動きですが、刀の場合であれば刃をとばしてしまうか、折られてしまう事が考えられるかと思います。体捌きとあわせ て、この型の使い方を考え直しています。 (田植 ハナエチゼン・日本晴)
今週も自主稽古。制剛流抜刀術 居合裏 屏風返については、自分なりに向きを変える手順を考え試しています。考え方としては、取揚使いのような動きを試した後、動きの途中に次の動きを加えていく感じです。
さて、先週よりコロナウイルスの影響で出勤時間を1時間ほど遅くしています。おかげで朝の時間に余裕ができたため、久しぶりに杖の復習をしています。杖 の場合、これで良いのかどうか疑問はありますが、得物が丸いので手の内をあまり気にせずに振り回しています(模擬刀を使っている時は手の内が気になりま す)。袋撓・木刀・模擬刀とはまた違う感覚が新鮮で、得物が長い事もあり、いつも以上に身勢が気になります。まずは杖の基本5本を繰り返しています。 (新緑)
稽古に使用している加賀市武道館も、ゴールデンウィークの5月6日まで
閉館となりました。石川県について言えば、金沢市を中心に感染者の発生が続いている感があります。マスクの着用はかなり徹底されてきたと思いますが、更な
る自己防衛の対策が必要に思えます。個人的には手洗いと消毒をこまめにする様、心掛けています。
さて普段の日は自分なりに勢法・太刀の稽古・考察をし、稽古日に修正を加えるつもりで稽古を進めています。今回は、この自主稽古の期間が長くなってしま いますが、自分なりに稽古を工夫し考察を深める良い機会でもあると思います。私の場合、先日より制剛流抜刀術の居合を見直しています。昨年は膝を捻った動 きで痛みが生じ居合の稽古を控えていましたが、ようやく痛みもなくなりました。膝を痛めた原因を考え、車返、屏風返を例に勢いで動くのではなくゆっくりし た動きで、抜刀術として無理のない動きを考えています。 (芝桜)
春先は、水路の泥上げや電気柵の設置など、毎週のように区の作業があります。今日でようやくひと段落しました。福井もコロナウイルスが急増し心配な状況ですが、外で作業をしている間は少し忘れる事ができます。
さて、稽古のほうはしばらく自主稽古となります。私の場合、農作業小屋の2階に少しスペースがあるため、ここを使っています。最近意識しているのは柄 頭。打ち廃った状況でも次の打ちに繫げるための柄頭の位置を意識しています。右手に頼った操作をすると、柄頭の位置が体に近づき過ぎて窮屈になる感じがあ ります。 (シャクナゲ・・・2週間ほど早いです)
コロナウイルスの感染が増加傾向を見せており、4月の稽古は中止とさせて頂きました。勢いが衰える機会を覗っている気がします。
さて、先日の『新陰流兵法 稽古体験会』では古流剣術という面を意識し、内伝ですが燕飛を代表的な勢法として紹介しました。また、自主稽古をするなら燕 飛が適当と考えています。4月は稽古中止で自主稽古となるため、まずは燕飛の稽古を行いました。普段は木刀で稽古していますが(内伝)、感染防止を考慮し て距離を取った稽古を考えていた事もあり模擬刀を使ってみました。間合いを無視した稽古となりますが、手の内や刃筋は模擬刀のほうがよりわかり易いと感じ ています。燕飛の後は参学も模擬刀を使って稽古してみましたが、こちらの稽古でもいつくか気が付く点がありました。 稽古中止は残念ですが、自主稽古の稽古方法を考える機会になればと考えています。 (紅梅? 花桃?)
梅の花に続き、山桜です。裏山の道沿いで咲いていました。そろそろ家の雪囲いを外し、スノータイヤを普通タイヤに交換して・・・忙しくなってきます。
さて、昨年末より稽古体験会を企画しておりましたが、コロナウイルスの影響で人が集まる大きな行事は自粛傾向となりました。武道館も注意喚起はありまし たが、利用可能という事で予定どおり実施しました。内容的には感染防止を考え、お互いに距離が近くなる体験稽古は少なめにし新陰流兵法の説明時間を長くし ました。いざ実施してみると、やはり体験稽古のほうに興味を持って頂ける感じでした。今回の経験を次の機会に生かしていきたいと思います。 ちなみに、石川教場として今回が人前で演武する初めての機会でもありました。少人数でも演武となると緊張します。これもまた久しぶりの良い経験でした。 (山桜)
まだまだ寒い時期のはずですが、今年は記録的暖冬で早くも梅の花が咲いていました。農作業など、一年の計画が難しくなりそうな気がします。
さて、今週は独稽古。外雷刀三十一勢では雷刀から中段・青岸に位を変える勢法があります。始めて稽古した時には、位を変える動きに疑問を持たず稽古して いましたが、あらためて稽古してみると位を変える時の動きや変えた後の身勢が気になったりします。あまり細部にこだわるときりがなくなるので、適当なとこ ろで切り上げてしまいました。とりあえず意識してみたのは柄頭です。 (梅の花)
冬の終わりは、勝山の左義長祭り。我が家の裏山も、気が付くと柔らかい色に変わってきています。冬の間は田圃も山もお休みだっただけに、正月とは違った感覚で新たな一年の始まりを感じます。
さて今回も、まずは燕飛内伝を稽古。身勢と手裡を意識する稽古を考えていましたが、結果的には足遣いに注目する事になりました。独稽古とは違い、打太 刀・使太刀で稽古をする事で使太刀はどこを狙うかが明確になります。使太刀の狙いに対するずれに注目すると、原因は足遣いにある様でした。加えて、打太刀 (または使太刀)の太刀に惑わされて太刀筋が狂う事があります。参学 一刀両段(内伝)で真直ぐに打ち下ろす事を稽古しますが、その理由がここにある様に 感じます。参学 一刀両段だけを稽古していると気が付き難いですが、すこしづつ多彩な太刀・勢法を稽古していく事で視野が広がります。 (勝山 左義長祭り)
2月に入り、ようやく積雪がありました。雪景色を見てようやく冬の気分です。武道館はいつも以上に冷えていました。
さて、まずは前回と同様、参学の取上使い・下から使いを打太刀・使太刀を交代しながら稽古。ひととおり稽古して、しっくりこなかったのが斬釘截鉄の下か ら使い。狙いどころがお互いに変化していくため、間合いが詰まりすぎたり離れすぎたり・・・何故取り上げ使いができたのかがわかります。もうひとつは右旋 左転の切り返す部分。こちらも狙いどころをよく意識し、少し時間をかけて稽古してみました。 八勢の取上使い・下らか使いも同様、打太刀・使太刀を交代しながら稽古。新規入門者を受け入れる事ができる体制ができてきたように思います。ついでに、自分も使太刀の稽古をする事ができました。 (積雪)
二十四節気で言えば大寒で1年中で最も寒い時季となりますが、今年は相変わらず積雪もなく稽古をしていると適度に体が温まり、寒さを感じる事は無いです。冬型の気圧配置となる事も少ないようです。
さて、これまでは型を覚える事に気を取られる感じもありましたが、今年は覚えた型の稽古を繰り返す事で完成度を高めていきたいと考えています。完成度を 高めていく上で、打太刀がどのように打ってきているかを知る事も大事になってきます。今回は参学を事例に、打太刀の稽古もして頂くと共に、取上使い・下か ら使いの両方を続けて稽古する事で、取上使いのポイントを考えてみました。 久しぶりの取り上げ使いに戸惑うところもありましたが、新たに気が付くとこもあり新鮮味がありました。 (打太刀・使太刀)
本日が石川教場の稽古始め。稽古前には武道館近くの菅生石部神社へお参りし、怪我の無い稽古と教場の発展をお願いしてきました。北陸には珍しい晴天に恵まれ、良い一年になりそうな予感がします。
さて、昨年は稽古納めが都合により早くなってしまったため、おおよそ1ヶ月ぶりの稽古となりました。まずは各自の新春演武予行を兼ねた稽古の後、今年も 新春演武を行いました。身内だけの新春演武とは言え、皆が注目する中での演武はいつもと違った緊張感があります。私の段取りの悪さもあり戸惑わせてしまっ た点もありましたが、演武そのものはスムーズに進みました。ちなみに私は 制剛流抜刀術 立合表・立合裏 の演武を行いましたが、見ている方を退屈させて しまうような単調な演武になった事を反省しています。 演武の後は会議室にて直会。アルコールは無しですが、ついつい話し込んで、良い時間となってしまいました。今年は、石川教場に若干名の新規入門者を迎えたいです。 (稽古始めのお参り)
今年はいまだ積雪もなく、時折晴天が見られる年末となっています。大晦日・正月は冷え込むとの天気予報なので今のうち・・・という事で日の当たる所に座って、本を読みながら背中を暖めたりしています。ちなみに「太平記」をまた読んでいます。
さて、2週間前に石川教場としては稽古納めとなりましたが、時間のある時は自宅で独稽古をしています。来年は外雷刀三十一勢がひとつのテーマとなるため 使太刀の動きを復習していますが、その中でもまずは相雷刀・相城郭の動きを見直しています。三十一勢は勢法の数が多く、打太刀・使太刀の懸り方も多様な組 み合わせになるため、型を覚える事に気をとられ、違和感を覚える動きを十分に見直してこなかった感があります。あらためて気を付けているのは拳の位置。拳 を引きすぎたり下げすぎたりすると、次への動きが遅くなる事を感じています。重ねて打つような動きでは、特に気になります。 来年もまた新しい太刀・勢法の稽古が加わってくると思いますが、これまで稽古してきた太刀・勢法の完成度を高めていくことも、楽しみのひとつです。 (積雪 無し)
少し早いですが、石川教場 本年度の稽古納めです。北陸地方のこの時期は冬の曇天が続くのが普通ですが、今年は晴天に恵まれる日も多く、いまだに雪が降る気配がありません。稽古でも、体を動かし始めると適度に体が温まり、快適な稽古でした。
さて、先日より外雷刀三十一勢の稽古を始めています。ここからは教習DVDに無い勢法なので、打太刀・使太刀 両方の動きを見せながら稽古を進めていま す。ようやく相雷刀変刀棒まで稽古を進め、あとは雷刀打撥草が残っていますが、来年はひとつひとつ丁寧に稽古していく予定です。私自身、外雷刀三十一勢は 理解不足を感じている勢法でもあり、これからの稽古を楽しみにしています。天狗抄・小転の方は、これまで稽古してきた勢法・太刀の完成度を高めていくと共 に、打太刀の立場からも勢法・太刀を稽古していくようにしたいと考えています。 まだまだ先ではありますが、少しづつ本伝の稽古に向けて準備をしている感があります。 (東京出張)
12月に入り、遠くの白山も山頂付近は真っ白になると共に、近くの山も雪景色となってきました。県境付近は除雪車が出たとの事。いよいよ北陸の冬がやってきます。
さて、石川教場のメンバーも 小転・天狗抄・天狗抄奥 となり、打太刀の稽古も少しづつ加えるようにしています。いつも同じ打太刀で稽古していると、ど ことなく慣れ合いでよく見ずに動いてしまったりしますが、打太刀が変わる事で間合いやタイミングが変わってきます。打太刀に合わせて使太刀も動きを合わせ ていく事が大事になってくるかと思います。また、打太刀をする事により勢法・太刀への理解が深くなります。 打太刀は負ける役割なので、もどかしい感覚はありますが、打太刀が負けるまでの手順がどうなっているのかを考える良い機会です。 (山中温泉方面の山々) (稽古風景)
11月も最終日となりましたが、今年は晴天の日が多いです。とはいえ、週間天気予報には雪のマークも出てきました。積雪となる前にタイヤの交換と雪囲いです。
(秋晴れ)
こらから冬を迎える北陸地方にとっては、貴重な晴天となりました。放射冷却で平野部には霧がかかり、大野城は雲海が見れたのではないかと思います。
さて、今回もまずは最初に燕飛を稽古。表裏・高曲、更に身勢を・・・いろいろと稽古する上でのポイントがありますが、それぞれ自分なりにテーマを決めて 取り組んで頂くのが一番かと思います。 この後は、それぞれの課題となっている勢法・太刀を個別に稽古。他の方には打太刀・使太刀を交互に交代しながら稽 古して頂きました。小転・天狗抄・天狗抄奥となると、そろそろ打太刀をお願いする段階となってきます。新規入門者を受け入れる余裕が、ようやく出てきたと 考えています。 (白山 冠雪、手前は北陸新幹線の工事)
朝晩は寒く感じる様になってきました。体を動かすと、うっすらと汗をかく、稽古のしやすい時期です。
今回の稽古、まずは燕飛。手順は既に十分覚えているので、テーマを決めて稽古する様にしています。今回テーマにしたのは腰を意識して表裏に変わる事。腰 を意識する事で、全体の動きに一体感がでてくるように思います。稽古をしながら、もうひとつ気が付いた点が高曲。必ずしも腰の高さは一定ではないので、意 識して腰の高さを変える事で、効きの違いを感じる事ができます。 稽古の後は久しぶりに別所温泉。稽古日誌を読み返すと、去年も同じ頃から帰りに立ち寄るようになっていました。ついでに、そろそろ新酒も出る頃。次回稽古後の酒屋が楽しみです。 (秋晴れ)
ようやく穏やかな秋晴れが見られる様になってきました。近くの山も紅葉が始まっています。そろそろ稽古の後に温泉へ立ち寄りたくなる時期です。
さて、今週は独稽古なので先週の講習会を振り返っています。講習会では渡辺先生が打太刀をされると使太刀は緊張するためか、全体的に使太刀の動きが小さ くなっていました。手先足先の動きが目立つと共に肘も伸び切らず、身勢が効いていないといった感じです。自分が小転・天狗抄だった頃を思い出すと、まだま だ勢法・太刀への理解不足で要領を得ず、渡辺先生には何を指摘されるか心配で動きが小さくなっていた事を思い出します。自分の気持ちが身勢に現れます。 小転までは次々と新しい勢法・太刀を覚えてきましたが、天狗抄ではちょっとひと段落となります。小転位の後半から天狗抄の段階で、今まで稽古してきた勢法・太刀への理解を深めていきたいと考えています。 (我が家の柿)
今年は大きな台風被害が発生し、石川教場での講習会開催が危ぶまれまし
たが、無事 講習会を開催する事ができました。
二日間にわたる講習会では、小転変十三勢・天狗抄に重点を置いたご指導となりました。あわせて燕飛・九箇もご指導頂き、これまで稽古してきた勢法・太刀の
完成度を高めていく稽古となりました。また、制剛流抜刀術においては次のステップとして居合裏をご指導頂け、こちらもまた貴重な機会となりました。
少人数で開催している石川教場の講習会ですが、その分、一人当たりの指導時間も十分にとって頂く事ができ、二日間にわたる講習は非常に有意義な時間でした。 (北國新聞 掲載記事)
久しぶりに山中武道館。少人数で稽古する団体にとっては、ちょうど良い広さです。
さて、台風のせいではないですが今回は欠席が重なり、マンツーマンでの稽古となりました。使太刀は気の休まる時間がなくたいへんですが、打太刀としてはその人の課題となる項目に集中して稽古する事ができるので、効率が良いです。 ちなみに天狗抄の稽古では、個人的には手足の動きが一体となる事をひとつのテーマとしています。天狗抄で手足の一体感を意識した稽古をした後、参学・燕飛を稽古すると、また動きが変わってきたように思います。 台風の心配もあり、稽古は少し早めに切り上げました。日本海側なので今回は雨風が強い程度で済みそうですが、太平洋側は今夜が心配です。 (山中武道館)
涼しくなったと思ったら、また暑くなったり。今年は気温の変化が激しいです。
稽古では、まずはY内さんと小転変十三勢。腰を落とした低い姿勢での足運びがひとつの課題かと考えています。また、天狗抄奥となられたY井さんには、K 尾さんと組んで打太刀をお願いしました。続いて天狗抄の稽古。まずは型の説明ですが、これまでと異なる動きは、説明も難しいです。 さて、今回より外雷刀三十一勢の稽古を開始。石川教場では初めての稽古となります。打太刀の準備をしてはいましたが、いざ打太刀・使太刀として稽古を始 めると考え込んでしまう事 数回。結局、相城郭の二本目までの稽古となりました。ちなみに外雷刀の興味深いところのひとつは、勢法の名称。意味を考えなが ら稽古する事で、理解が深まると考えています。 (小転変 十三勢 下段変)
台風17号、温帯低気圧に変わったようですが時々強い風が吹いています。最近は強風で山の木が倒れる事も多く、気になります。
さて、今月は秘伝に転会の記事が出るとの事で、久しぶりに購入しました。「転」「殺人刀」「活人刀」の概念が書かれており、この概念を意識して稽古をす る事で、新陰流兵法への理解が深まるように思います。福井では秘伝を置いている本屋さんが減ったように思いますが、興味のある方は是非購入して読んでみて 下さい。私は Kabos で購入しました。 ちなみに他の記事では、「ロシア武術システマ ノンコンタクトワーク」を興味深く読みました。その中のひとつ、『「自信」のある動き』には思い当たる節 があります。15年ほど前の話ですが、他支部の合宿で稽古させて頂いた時、『卑屈な姿勢にならない様に』と指摘された事を思い出します。「自信」の無さが 姿勢にも表れていたようです。自信が無くても自信があるふりをしたほうが、メリットは多い様に思います。 (秋桜)
気温の変化が激しいですが、夏のような暑さはなくなってきました。ようやく稽古のしやすい季節です。酒屋には、『ひやおろし』が並んでいます。
さて、まずは天狗抄を稽古。これまでにない難しい動きや、違和感を感じる動きが加わり、苦労する太刀です。本伝まで稽古すると、何かと納得する部分はあ りますが、内伝の稽古だけでは、理解し難い太刀だと感じています。ひととおり天狗抄を稽古した後は、Y井さんを対象に 二刀・二刀打物・二人懸 を稽古 し、天狗抄奥をお出ししました。 天狗抄では、これまで稽古してきた太刀・勢法を繰り返し稽古する事で理解を深めていきますが、天狗抄奥では打太刀をする事で太刀・勢法への理解が更に深まっていくと考えています。難題は、外雷刀 三十一勢。 (八勢 打太刀・使太刀)
フェーン現象で35℃近くまで気温があがりました。それでも八月に比べ
ると、時々涼しい風が吹いたりして、草刈もはかどりました。そろそろコシヒカリも収穫の時期です。
さて、先日から外雷刀 三十一勢の復習をしていますが、気になっているのが順の城郭勢。中段で稽古しますが、大転の段階では型を覚えることに気をとら れ、『打太刀が打ってきたら・・・』 という感じになります。この癖が残ってしまうのか、順城郭勢に構えてもどこか待ちの体勢になっていたりします。懸待 表裏、まずは懸っていく勢いを示すのが正解かと考えています。 (コシヒカリ)
去年もお盆過ぎから雨の日が多かったのですが、今年も雨の日が多いで
す。集落営農なので、自分が刈り取りをするわけではないですが、心配していたハナエチゼンの稲刈りは無事終わりました。この後は、コシヒカリに日本晴。こ
れからの天気が気になります。
さて、ここ最近、自主稽古では立合表に注目しています。直刀について言えば、抜刀時に上半身が前後にぶれる事、振り下ろすまでに拍子がつく事、振り下ろ す勢いが弱い事が気になっています。順抜でも、振りかぶってから振り下ろす時の勢いが弱いと感じていました。振り下ろす時の勢いが弱いのは、どうやら頭上 に上げた時の拳の位置が低い事が原因のようです。特に素早く振り下ろそうとすると、拳の位置が低くなりがちです。 速さも欲しいですが、勢いという意味では力強さも大事だと感じます。 (ハナエチゼン 刈取終了)
お盆を過ぎて、風が涼しくなってきました。2Fでは、剣道の団体と少年
剣道が合同で稽古をしており、活気に満ちていました。お昼はカレーのようです。我々は3Fの弓道場にて稽古。弓道場は窓の位置が低い事もあり、窓を開ける
と涼しくなった風を直接感じます。
さて、細かい点に注意を払って稽古していると、ついつい動きが小さくなってしいます。歩幅が小さくなったり、太刀の構えが低くなったりして、迫力不足に なります。無形から位を変える時なども、大袈裟な感じで大きく動くとちょうど良い形に納まるので、大きく動く事に稽古の重点を置いてみようかと考えていま す。 また、最近は続雷刀・小転変十三勢など試合勢法の稽古が多かったですが、これからは内伝の稽古とあわせてバランスよく完成度を高めていきたいと考え ています。 打太刀をする事で、いろいろと気づく点があります。 (3F 弓道場)
暑い日が続いています。それでも夜になると涼しい風が山から吹く様に
なってきました。虫の声も聞かれる様になり、季節が秋へと移りつつあることを感じます。
さて、お盆という事でまとまった時間ができたので石川教場のホームページを作り直しました。今までは、加賀分教場立ち上げ時にとりあえず作った感のある ホームページでしたが、稽古予定等が見づらいため、ホームページのテンプレートを基にメニューを分けていきました。使ったテンプレートは表示幅にあわせて 表示を調整してくれるので、見やすくはなったかと思います。これを機会に見学等の申し込みがあればと思っています。 ちなみに、最近 独稽古で注意しているのは肩の力と肩甲骨の使い方。下からの撥ね上げから雷刀に変わる時など、気が付くと肩に力が入りその後の動きが硬 くなってしまいます。肩甲骨を使い肩を下げる事を意識しています。 (ハナエチゼン)
剣道場の窓を開けると風が入り、それほど今日は暑くならないのかも?
と思っていましたが、いざ稽古を始めると汗が止まらず、頻繁に休憩を取る稽古となりました。
さて、稽古では小転十三勢に重点を置いて稽古。打太刀の柄を捉えるという事で、目付として柄中を意識する事に注目してみました。もうひとつは間境。型で 稽古していると、使太刀は打太刀が打ってくるのを待ってしまう事があります。ちょうど、取上使いのような雰囲気になってしまいます。間境で打太刀が打って こなかった場合の対処を意識するのが良いのではないかと考えています。基本は1本目の勢法。 K尾さんの稽古も小転の稽古過程をひととおり終えた事もあり、天狗抄をお出ししました。天狗抄の稽古が加わるとは言え、これまで稽古してきた太刀・勢法 の完成度を高めると共に、意識して修正していた注意点を意識せずとも修正された動きとなる様にと考えています。 (夏の日差し)
ようやく梅雨明けとなりました。梅雨明けとともに一気に気温があがり、
今度は暑い日が続いています。
さて、今回は欠席される方が重なりK尾さんとマンツーマンの稽古となりました。これはこれで余裕を持って稽古を進める事ができます。稽古内容は続雷刀と 小転変十三勢。中段・下段・後雷刀の打太刀・使太刀が交代したような勢法もあり、時々打太刀・使太刀を交代して頂き、私も使太刀としての稽古を少しさせて 頂きました。 続雷刀・小転変十三勢では打太刀の柄を捉える勢法が多いので、今回は打太刀の両拳をよく見る事に注目してみました。型稽古では打太刀がどこを打ってくる か決まっているので、ついつい打太刀の動きをあまり見ずに動いてしまいます。打太刀の動きを意識して観る事で、タイミングを考えた稽古になります。 (梅雨明け)
本屋で、なんとなく買った『雑兵物語』(現代語訳)、おもしろかったの
で一気に読んでしまいました。鉄砲・弓・槍・馬などの話が多いですが、太刀や脇差の話も出てきます。またいくつか興味をひく話があります。「敵の頬当てや
胴のたれのすきまを狙ってつきなされい」「敵の手か足をねらって切りなされ」 やはり狙いどころは限られてくるようです。また 「人は右から攻められると
防ぎにくいもんだ」 とあります。受ける側は逆勢で対応する事になるので、動きにくいという事かな? などと考えたりします。
さて、今週は独稽古。外雷刀 三十一勢 の復習を兼ねて体を動かしていますが、続けて打つような動きでは、気が付くと腕の力で振り回していたりします。 あせらず、肩甲骨を意識して動かす事で、動きがスムーズになる様に感じます。相雷刀 八勢 から始まった試合勢法の稽古、ちょっとした事で基本を忘れそう になります。 (護衛艦 加賀 敦賀港に来ました)
梅雨らしい天気が続いています。湿度は高いですが気温がまだ低いので、
稽古はしやすく感じます。それでも、やはり汗は出てきます。
さて、今回は続雷刀を稽古した後、Y内さんも小転変十三勢の稽古に入りました。小太刀の便利なところは、素早く操作できる事だと感じています。その一 方、片手で操作するため相架けた時の弱さを感じます。そこでどうするか?は、この勢法を稽古する事でわかってくるかと思います。もうひとつ、この勢法の稽 古でおもしろいのは、打太刀の打ちに対し引き下がって外す動き。間合いの入り方など、考えさせられます。 ちなみに、ここ最近は稽古の後、足が筋肉痛になります。数か月前に膝の違和感を感じ、居合の稽古を控え気味にしていましたが、反対に足腰を怠けさせてし まった様に感じています。稽古ではついつい上半身の動きに注意が行ってしまいますが、膝に負担をかけない足腰の使い方についても、考えてみようかと思いま す。 (舞美人 外伝 酸味が強く夏向きとか・・・酒屋さん談)
先日より独稽古にて『外雷刀 三十一勢』を復習しています。『外雷刀
三十一勢』は稽古する勢法が多い事と、これまで雷刀で懸る勢法が多かったのに対し撥草・車が加わり、城郭勢・下段などを加えると、打太刀との組み合わせも
含めかなり複雑になってきます。今でも撥草変あたりから、どこにポイントを絞って稽古をするのが良いのか考え込んでしまいます。
話は変わって、最近注目しているのが間合。今更ながら無造作に間合いを越えていた事を感じています。今一度 身勢を効かせて間合いを超える事で、その後 の動きが大きく異なってくるように感じています。 (立葵)
近所の川では蛍が飛ぶ時期となりました。梅雨とは言え晴天の日には、星
も良く見えます。ちなみに、今年は夜になると寒く感じる日もあり、蛍も少ないようです。去年のような暑い夏も困りますが、適度に夏らしい夏になる事を期待
したいです。
さて稽古は、まず最初に燕飛。今回も木刀は持たずに身勢に注意しながら燕飛・猿廻を稽古。猿廻の動きは難しいですが、木刀を持たない事で腰の動きに意識 が集中できた様に思います。また、今回よりY内さんは続雷刀の稽古を開始。先に続雷刀を稽古済の2人と稽古した後、Y内さんと稽古する事で、十八本の勢法 をひととおりスムーズに稽古する事ができました。次回より細かい部分の稽古に入れそうです。 まだまだ、この先新たに稽古する勢法・太刀はありますが、石川教場もようやく稽古に余裕がでてきたように思います。 (蛍が見られる川)
昨年、石川教場のYさん(皆伝)が転勤されましたが、ようやく落ち着い
てきたとの事で、同好会の設立を予定しております。場所・時間はまだ未定ですが、岐阜南部・愛知北部で稽古を希望される方と相談しながら決めていきたいと
の事です。まずは体験稽古を希望される方があれば、私宛にメールをお送りください。そのままYさんへ転送致します。
ちなみに自分が稽古事を始めたきっかけは、仕事からそのまま帰るのではなく、帰宅前に体を動かす事でちょうど良い気分転換になったという事でした。まず は、日ごろの仕事から気分転換程度の気持ちで体験してみてはどうかと思います。 さて、先日の講習会では動きのぎこちなさを取り除いていく事を課題としてあげられました。ぎこちなさの原因を私なりに考えると共に、今回は燕飛にて木刀 を持たずにイメージトレーニングをするような形で稽古をしてみました。木刀を持つと、木刀を振る事に意識がいってしまいますが、持たない事でこれまでと違 う所に意識を持つ事ができます。猿廻では私も感覚を新たにする事ができました。 (梅雨入り 加賀市武道館より)
今回もまた、山中温泉にある山中武道館にて石川教場の講習会を開催しま
した。初日には北國新聞の方が取材に来られ、早速 26日の新聞に記事が掲載されました。記事を読まれて興味を持たれた方、まずは加賀市武道館での稽古見
学に来て頂ければと考えています。
さて、今回の講習会では打太刀も含めて燕飛に重点を置いたような指導となりました。加えて、日ごろ疑問に思っている点などを質問させて頂きました。その 他、伝書を読んでいく上でのアドバイスがあり、これまで理解に悩んでいた理由がわかりました。 5月にもかかわらず夏のような暑い日となりましたが、得るものが多く稽古後のビールが一段と旨く感じる二日間の講習会でした。 (北國新聞掲載記事)
山の緑も新緑から濃い緑に変わりつつあります。昨日は苗の補植、今日は
田圃近くの雑木伐採。まだそれほど暑くない今の時期は、屋外の作業も気持ち良いです。
さて、今週は独稽古。最近になって猿廻で違和感を感じる部分があり、その原因を先日から考えていました。全部が全部ではないですが、ようやく一部 体 の使い方を修正する事で、「この動きかな?」という感触が得られました。結局、DVDで述べられていた内容を十分に理解できていなかった感じです。 影目録も理解できない部分が多くありますが、言葉ではなく体で感じて理解できるよう考えて稽古をしていきたいです。 (初夏)
早くも、稽古をしていると汗ばむ季節となりました。武道館に巣を作った
のか、雛に餌を運ぶ小鳥が狭い穴から頻繁に出入りしていました。
この前から考えているのは影目録にある『懸待表裏』の懸待。燕飛の稽古を思い起こすと、懸の意識が薄い様に感じており、今回はより積極的に懸るつもりで 稽古を進めてみました。何かテーマをもって稽古すると、動きに違いがでて来ることを実感しました。引き続き、表裏を意識した稽古を考えてみたいと思ってい ます。 燕飛の後は、続雷刀・小転変十三勢の下段変を稽古。この2つの勢法は共通点を感じます。これまでの試合勢法とはまた違う、慣れない感覚が新鮮かと思いま す。 (長野県 荒砥城)
ゴールデンウィーク 10連休の初日。そろそろ田植えが始まる時期とな
り、加賀市も代掻きを終えて水を張った田圃が一面に広がる風景となっています。ゴールデンウィーク後半は天気が良くなる様なので、数日後には田植えの風景
が広がるかと思います。
さて、各自の進捗にあわせてそれぞれの新たな勢法・太刀を稽古していますが、全員がひととおり燕飛(内伝)の稽古まで進み、石川教場としての稽古もひと 段落した気持ちでいます。新陰流兵法の原点とも言える影目録が、『燕飛』『七太刀』『参学』『九箇』から構成されている事を考えると、内伝とは言え『燕 飛』『参学』『九箇』の稽古を重視するのが望ましい様に先日より感じています。 今回の稽古ではまず最初に『九箇』をテーマとしました。久しぶりの『九箇』に戸惑いながらも、反対に久しぶりに稽古する事で気が付く点も多々あった様に 思います。稽古を繰り返す事の大事さと考案された勢法・太刀の奥深さを感じさせられます。この後は、今後の稽古課題を意識して続雷刀・小転変十三勢。これ もまた、稽古内容の連続性を感じさせられます。本伝・内伝・試合勢法、それぞれ新陰流兵法の勢法・太刀が永く伝え続けられてきた、その理由が理解できま す。 (田植え前)
稽古をしている加賀市も桜が満開の時期となりました。少し高台になって
いる神社の境内からは、大聖寺川と遠くに白山が見えます。先週は霰が降る日もあったためか、一段と白さが映える白山でした。
さて先日より影目録を見ていた事もあり、今回は機をみる事を意識して、まずは燕飛の稽古。型を覚える段階では、次の動きに気をとられて打太刀の動きを十 分にみる余裕がないですが、型を覚えた後は徐々に打太刀の動きを見る余裕がでてきます。動きをみる事で、拍子をつかむと共に適切なはずしができる様になる と考えています。 燕飛の後はそれぞれの課題を稽古に移りましたが、続雷刀 三勢法で打太刀の動きについて質問を受けました。足使いで教本と違う事がわかり、修正する事に より距離感がしっくりと来るようになりました。ここ最近は教本をじっくりと見返す事をしていませんでしたが、まだまだ勘違いがありそうです。疑問を持った 時はまず教本を調べるのが第一かと。 (大聖寺川と白山)
先週の日曜日は春先の共同作業があったのですが、作業の最中に霰が降り
ました。寒い日が数日有り桜も蕾の状態でしたが、ようやく今週になって裏庭の桜も開花となりました。
さて、数か月前から腕を上げる時、肩が痛むようになり五十肩かなと思っていました。ただ、いまだに慣れない動きをする稽古で、どうやら肩に負担がかかる ような動きをしていた事も原因のように考えています。その他、肩を下げる事を意識しすぎて、無理に肩を下げていた様にも思います。という事で、肩に無理な 力が入らない様、動きを見直しています。具体的には背中を意識しています。 (桜 開花)
残念ながら大転の方が本日の稽古をもって退会されました。大転での退会
は残念なのですが、年齢的にも一番多忙な年代でもあり理解できるところです。今回は、参学 取上使から始まった稽古を振り返り、まずは全員で参学を稽古す
る事としました。それぞれ新たな勢法・太刀の稽古に重点を置いていましたが、久しぶりに参学を稽古していみると、身勢に対する意識がやや薄くなっていた事
を感じます。体で圧倒する感覚を意識しながら、自分が新陰流兵法の稽古に興味を持ち出した頃を思い出します。 また、今回は県外に転勤された皆伝のY口さ
んも急遽参加された事もあり、各自の課題も十分に稽古できたかと思います。
稽古の後は、5月末に予定している渡辺先生によるご指導の段取りで山中武道館へ。ついでに立ち寄ったのが山中温泉にある酒蔵、松浦酒造。季節限定酒を購 入しました。 (山中温泉 松浦酒造)
今年は積雪の無い冬でしたが、今朝になって積雪がありました。お昼には
溶けてしまうような雪ですが、ちょっと意外でした。
さて、今週は自宅にて自主稽古。この前より手の内を見直していましたが、最初の無形の時に手の内を極めておくのが一番大事との結論になりました。手の内 は柔らかく。当たり前と言えば、当たり前ですが・・・自分なりに納得する所がありました。 (積雪)
先日より兵法家伝書を読んでいたのですが、これに続いて截相口伝書を読
み返しています。この類の伝書は、稽古と付き合わせて読んでいかないと、正確に理解する事はできないと言えます。稽古をしていても、理解できない部分が多
々あり難解ですが、たまに『こういう事かな』と納得する事があります。 20年以上稽古を続けている理由のひとつは、まだまだ伝書を理解できていない点が
数多くあるためと言えます。
ここ最近の稽古を振り返ると、小転位の方を中心に稽古する勢法・太刀が増え、細かい部分まで詰めきれていない感があります。初級・表を稽古していた時の ほうが、ひとつひとつの動きに注目していた様に思います。細かい部分まで丁寧に稽古していく事で、剣術としての理解だけでなく、伝書を通して歴史や文化的 な方面へも視野が広がっていくものと考えています。 (蕾)
遠くの白山が白く映える快晴となりました。まだ3月も入ったばかりです
が、気温も上がり、もはや春の気分です。
稽古では新たな勢法・太刀を覚えるだけでもたいへんなのですが、加えて今回は手の内に注目してみました。身勢もそうなのですが、撓の操作をしているうち に緩んでしまっている事が多々あります。自分なりに身勢・手の内が緩みやすい部分を考えてみるのも良いかと思います。ちなみに、右手に力が入ると崩れる事 が多い様に感じます。 稽古の後は久しぶりに別所温泉へ。それほど疲れた感じはなかったのですが、やはり温泉につかると疲れが取れます。加賀での稽古、温泉も楽しみのひとつで す。 (白山)
現在、小転位の稽古が中心となっています。『取り上げ使い』を『下から
使い』に変わる事もありますが、加えて新たな勢法・太刀の稽古が加わり、混乱しそうになります。型を覚えるのが目的ではないですが、型を覚える事で稽古が
効率的に進み、新たに身に着く事は多いと思います。
今回の稽古では、使太刀の方からいろいろ質問された事もあり、『身勢』に加え小転位からは『間合い・間積もり・拍子・調子』を意識して稽古する事の大事 さを感じました。大転位の方も、『身勢』を身に着けて早く小転位へと進めていきたいです。5月末の石川教場 宗主講習会が今から楽しみです。 話は変わって、昨年は大雪で行けなかった勝山左義長祭り。毎年、楽しみにしており、稽古の後に立ち寄りました。今年はほとんど積雪が無く、高速からその まま勝山まで行ける自動車道ができた事もあってか、いつもより大勢の人が来ていました。一番の楽しみはお囃子で、いくつもやぐらが出ていますが上長渕区は 必ず見に行っています。この祭りが終わると、そろそろ春に向けて忙しくなってきます。 (勝山左義長祭り)
家の裏の土手にふきのとうが出ていました。もうそういう時期かな?と思
い近所の河原へも見に行ってみましたが、こちらはまだ出ていませんでした。ふきのとうの時期は、もうちょっと先のようです。
さて、一人稽古で打太刀・使太刀を復習しながらふと思ったのが『一打三足』。勢法・太刀の型を覚える段階では、ついつい小さい動きになりがちですが、足 を踏み込む事で勢いが出ると共に、動きも積極的になる様に思います。単に型の動きとして『一打三足』を稽古しがちですが、その目的を意識して稽古すると、 また違ってきそうです。 (ふきのとう)
寒波の影響で気温は下がりましたが積雪はなく、昨年の大雪が嘘のようで
す。福井・石川の県境付近は大雪になるとチェーン着装が義務化になるとの事でチェーンは購入してあるものの、使う機会は無さそうです。稽古場所近くの菅生
石部神社は無病息災・五穀豊穣を願う御願神事の準備で、青竹がたくさん積んでありました。少しづつ冬も終わりに近づいている事を感じます。
さて、先日より天狗抄(内伝)の稽古を始めていますが、稽古へ行く前に宗主講習会のビデオを見返す事でいろいろと気が付く点がありました。自分の思い込 みで稽古していた部分もあり、気が付いた点を修正する事でしっくりとした動きに変わりました。打太刀をしながらも、使太刀の動きがスッキリしてくると、稽 古の満足感が違います。小転の方も燕飛の動きをひととおり覚えて頂いたので、続雷方の稽古を加え始めています。七勢法はこれまで稽古してきた勢法の延長と いう感じで、あまり違和感なく稽古できました。八勢法になると、少し感覚が変わってくるので、今回は4本目までとしました。大転の方は中段に加え下段の稽 古を加えましたが、こちらもこれまで稽古してきた勢法の延長という感じで、ひととおり稽古をする事ができました。 これまでの稽古をベースに次の稽古を積み上げていくという稽古体系には、長年の歴史を経た完成度の高さを感じます。 (菅生石部神社 御願神事)
今更ながらですが、見直しているのが手の内。 居合刀を使って独稽古を
していると、ついついその重さで右手を使った動きになっていたりします。また、居合刀は袋撓・木刀よりも柄が細いので、手の内が極まらないと居合刀の扱い
難さを感じます。
手の内のような基本的な事を見直す時には、参考のひとつとして2007年4月の『月刊 秘伝』に記載されている記事を読み返しています。ポイントが集約 されており、手の内の他にもすっかり頭から抜けていた部分を思い出したりします。 古い話ですが、高校生くらいの時に高齢の方が居合の稽古をされていのを見て、『なぜこんな高齢になっても稽古するのかな?』との疑問を持った覚えがあり ます。今になると、その理由が自分なりに少しわかるような気がします。 (節分)
週末に向けて寒波が入り込み久しぶりの積雪となりました。とは言え、気
温は低いものの軽い雪が時々降る程度で、福井・石川はそれほどの積雪にはならなさそうです。
さて、寒い時期という事もあり、体を動かしていないとすぐに体が固まってしまいます。先日より、指導の待ち時間にもお互いに稽古ができるよう、少しづつ 打太刀を体験して頂くようにしています。打太刀をする事で気が付く点もあり、あらためて打太刀・使太刀の動きについて質問されたりします。質問を受ける と、自分でも疑問に思う部分が見つかる事もあり、教本・教習DVDで打太刀の動きを再確認するという宿題ができたりします。 また先日より、天狗抄 内伝の稽古を少しづつ始めています。小転までは教習DVDを見る事で、新たな太刀・勢法の稽古に入る前に打太刀・使太刀の動きを イメージする事ができたのですが、天狗抄からは稽古の時に初めて打太刀・使太刀の動きを知る事になります。稽古では使太刀が納得するような、適切な動きを 参考として見せる事ができるのが理想ですが・・・天狗抄の難しさを再認識しています。 (北陸自動車道 県境付近)
本日が石川教場の稽古始め。今年は積雪も無く、順調に稽古場所である加
賀市武道館へ向かう事ができました。県外に転勤されたYさんも、遠いところ参加して頂けました。
まずは定例の稽古。稽古する太刀・勢法も増えてきました。これに伴い長らく稽古していない太刀・勢法がでてきたりします。稽古の課題を意識しないと、手 順を思い出すだけの稽古になってしまったりするため、まずは『身勢』、更に『拍子』に注目して稽古していきたいと考えています。 稽古の後は、新春演武という形で皆さんに演武をして頂きました。演目は、中段・八勢(下から使い)・燕飛(内伝)・小転変 下段変七勢・参学(本伝)・ 居合裏。演武の後は会議室を借りて茶話会をしましたが、いつかは奉納演武・・・などの話で盛り上がりました。 今年も稽古する太刀・勢法が増えていくと思いますが、どこに課題があるかを考えて稽古に取り組んでいきたい思います。今年も一年、よろしくお願い致しま す。 (居合 裏)
今年の正月は、会津坂下 曙酒造 の『天明 中取り 零号』を頂きまし
た。おりがらみの生酒。生酒は早めに飲み切るようにしているのですが、心配するまでもなく正月なので早々に飲み切ってしまいました。会津坂下はそばもおい
しく、また行きたいところのひとつです。ちなみに、『飛露喜』で有名な廣喜酒造も、この会津坂下です。
そろそろ正月気分から気持ちを切り替えるため、本日は自宅にて自主稽古。身勢という点では、気を付けるポイントを自分なりに理解しているつもりですが、 太刀の使い方という点で、体の動きとの一体感が出せず試行錯誤しているのが括打です。小転の位から括打が稽古の中で出てきますが、天狗抄以降の稽古を考え ても重要な使い方のひとつかと思います。他の太刀の使い方とあわせて、類似点・相違点を考えながら体の使い方を試しています。 さて、昨年末は残念ながら石川教場で2名(1名は旧福井支部)の方が退会されました。1名は遠距離から稽古に来られる熱心な方だっただけに、自分の至ら なさを思い知らされます。また皆伝の方が1名 県外に転勤され、中京地区での稽古を考えています。中京地区で新陰流兵法の稽古に興味のある方、よろしけれ ば私までご連絡下さい。ちなみに石川教場も2年ほど新規入門者はありませんが、1〜2名程度の入門希望者があればと考えています。 順風満帆とはいきませんが、打太刀・使太刀の稽古を通して新陰流兵法への理解を深めていきたいと考えています。 (会津坂下 曙酒造 天明)
あけまして、おめでとうございます。この時期の北陸には珍しく、晴れ間
の見える穏やかな元旦となっています。
さて、石川県加賀市での稽古も3年を越え、稽古する太刀・勢法が増えてきました。太刀・勢法のひとつひとつに対し完成度を高めていくには、更に時間をか ける必要があると感じています。体を動かす事で馴染んでいく部分もあるので、今年はお互いに体を動かす稽古も大事にしていきたいと考えています。 体を動かす事で自分の身勢を意識すると共に、自分で修正点を考える事で、無駄なくキレのある動きに効率よく改善できるものと考えています。 また、武術としての稽古に加え、伝書・甲冑・刀剣・他流剣術・地元の古文書などに興味を広げると、新陰流兵法の歴史的価値を感じます。わからない事はそ の方面に詳しい人に聞くことで、理解を深める事ができます。稽古を通した横の広がりも楽しみにしています。 (元旦の晴れ間)
12月も末となり、石川支部も稽古納めとなりました。今年は急な福井支
部解散で苦労した事もありましたが、石川支部として宗主講習会を無事開催できた事が最も大きな出来事です。宗主講習会を終えて稽古内容も一歩前進し、最近
は打太刀を意識した稽古も加え始めています。Y口さんが転勤された後は打太刀が一人の状態でしたが、来年は少し余裕ができそうです。
さて、今回の稽古では足の踏み込みに注目してみました。ほんの少しでも足を踏み出す事で、体が傾いたり捻じれたりする事が無くなるように思います。ま た、踏み出す事でちょっとした勢いが加わります。自分の動きが適切かどうかを判断する基準としては、動きにキレがあるかどうかを例にあげてみました。これ まで教わった点に注意していけば、おのずとキレのある動きが実現できるものと考えています。ちなみに、私が今課題としている天狗抄の花車。自主稽古で動き を調整したつもりでしたが・・・ビデオで見てみるとキレの無いぼやけた動きでした。 今年はまだ積雪はありませんが、年末に向けて雪のマークが出てきました。今年の大雪で立ち往生となった福井・石川県境は大雪となった場合にチェーン着装 の義務区間として指定されました。チェーンの準備はしたものの、使う機会がない事を望んでいます。年明けは1月12日が稽古始め。また気持ちを新たに稽古 を始めたいと思います。 (椿)
積雪は無いですが、寒い日が続いています。晴れる日も少なくなり、北陸
の冬らしい天気となっています。今週は自主稽古。他の用事もあるため、今回も越前市武道館を利用しました。土曜日の午前中、剣道場は地元の中学校が剣道の
稽古に使っていますが、柔道場のほうは比較的空いているようです。
さて、燕飛・天狗抄の動きで気になる点(手足の一体感)がいくつかあり、注意点を考えながらビデオに撮ってみました。稽古中に違和感を感じ た部分をビデオで見てみると、どこかキレの無い動きが映っています。足の動きや肘の使い方などいくつか動きを試してみて、どことなく改善されたと感じた部 分は、スッキリした動きに見えます。注意していても、なかなか改善できない時は、また違うところに改善すべき点があるのかもしれません。 ちなみに、岩波文庫の『兵法家伝書』 柳生 宗矩著・渡辺一郎校注 を取り出してきて読んでいます。進履橋の最初に書かれているのは、身構・手足・太 刀。 (こちらも70周年)
とうとう寒くなってきました。土曜日は遠くの山が白くなっていました
が、日曜日には家の周りもうっすらと白くなりました。これから2月末くらいまでは、雪が気になる時期です。
さて、今週は加賀市武道館にて定例の稽古。天狗抄になられた方には、すこしづず打太刀にも慣れてもらうため、前回より2組に分かれての稽古を加えていま す。分かれて稽古を始めると、ついつい打太刀を任せっきりにしてしまい、後で話をきくといろいろと打太刀としての疑問点があったようです。ちなみに、使太 刀も打太刀の動きを考える機会になったように思います。また、打太刀を任されるようになると、使太刀の稽古が少なくなってしまう傾向があるとの話も聞くの で、バランスのとれた稽古に注意していきたいと考えています。 もうひとつの課題は燕飛。使太刀の動きを中心に説明をしましたが、打太刀の動きに重点を置いて説明したほうがわかり易かったかもしれません。打太刀と使 太刀がセットで稽古です。 (初雪)
今週は自主稽古。自宅では狭い場所での稽古となってしまうため、越前市
武道館を利用しました。
自主稽古では、本伝を稽古する機会が減ってしまった事と、武道館であれば広い場所を使える事もあり、燕飛 本伝 に重点を置いてみました。また、制剛流 抜刀術でも、普段は狭い場所で稽古していますが、ある程度広い場所が欲しい立会に重点を置きました。武道館を管理されている方も、ちょっと興味をひかれた ようで、稽古後にしばらく雑談となりました。武道館の使用状況を聞くと、大会などがなければ比較的空いているようです。団体使用は市外の方が¥1500/ 時間との事なので、ある程度人数が揃わないと予約しての利用は難しいですが、しばらく、個人使用で様子を見ようかと考えています。 近くに新設された大きな体育館があるので、帰りに武道館が使えない時の予備として利用状況など聞きに行きましたが、使用目的が剣術稽古と聞くと難色を示 されました。他の自治体でも大きな体育館施設で同様の対応をされた事がありました。武道に縁の無い人にも、目に留まる機会になればと考えていたのですが残 念です。新陰流兵法の武術的側面に加え、歴史的・文化的価値も認識してもらう努力が必要かとも感じています。 ちなみに稽古中は鏡を見ながら確認しますが、あわせていつものようにビデオも撮っておきました。帰宅してからビデオで確認すると、いろいろと気が付く点 がたくさん出てきます。気になったのは、膝の余裕と腰の上下。自分の変な動きを見るのは苦痛ですが・・・ビデオは便利です。 (越前市武道館)
宗主講習会では勢法・太刀の稽古を通して、いろいろと指導を受けまし
た、その中でも頻繁に指摘されたのが身勢。
石川支部では他武道の経験者が多いのですが、それでも新陰流兵法の特異な動きなどでは身勢が崩れたりします。武道未経験で稽古を始められた方は、更に ちょっとした動きで身勢が崩れたりします。ちなみに、自分自身の入会当初を振り返ると、身勢の崩れを指摘されても理解できなかった事を思い出します。それ だけ、自分の感性が低かったのだと思います。 稽古では、ついつい型を覚える事に気を取られがちですが、それ以上に身勢を意識する稽古となるよう、考えてみたいと思います。 さて、定例稽古では久しぶりに天狗抄(内伝) 花車を稽古。これまでにない特異な動きをします。自分にとっても、体の動きを考え直す良い機会となりま す。また、小転になられた方には、九箇 十太刀 の下から使いを説明しました。いずれも難題です。 (早瀬浦 三宅彦右衛門酒造 ・・・ 三方五湖の傍です)
今回は、初めて石川県で宗主講習会を行う事となりました。
前日の夕方に宗主をお迎えし、大聖寺の居酒屋で懇親会。宗主をお迎えした事、県外からY口さんが来られた事もあり、話題の尽きない懇親会でした。印象に 残ったのは、Y井さんが独稽古についての質問された時に頂いたアドバイスです。 翌日は9時より宗主講習会。いつもは加賀市武道館にて稽古を行っていますが、山中温泉に近い山中武道館を利用しました。山間の武道館という雰囲気が、な んとなく気に入っています。 講習は、これまで各自が稽古してきた勢法・太刀への指導を想定していましたが、今回は各自が次の段階に進むためのご指導が主となりました。当人はほとん ど稽古していない勢法・太刀の指導で戸惑ったりしましたが、今後の稽古で注意すべき点が明確となりました。また、今回の講習でY内さんは小転に、Y井さん は天狗抄へと進むことになりました。 講習会の最後は、短時間ながら久しぶりに制剛流抜刀術を指導して頂きました。こちらもまた、始めて聞く興味深い話が多々ありました。 今回もまた自分への反省点が多々みつかると共に、時折見せて頂いた応用で自分の視野の狭さを感じました。また、来年もご指導頂ける事を楽しみにしていま す。 (山中武道館前の公園)
今週は自宅にて稽古。思い立ったらすぐに稽古できるのが手軽です。
返し・流し・引き打ちの動きで一通り体を動かしてから、制剛流抜刀術の稽古をするのがいつものパターンです。居合・立合がありますが、居合では低い姿勢 で体の向きを変えたりします(車返とか)。足を使わない分、どうしたらスムーズに動けるかを考えるところに、ひとつのおもしろみがあると思っています。膝 を痛めない様、無理せず稽古。 加賀の稽古では、小太刀を使った小転変十三勢をそろそろ本格的に取り掛かる段階かと考えています。先週も稽古の最後に構え方など、少し説明を加えまし た。下段変は姿勢を低くしますが、気になっているのは足運び。いまだに足運びのぎこちなさを感じているため、独稽古にていろいろ試しています。 (今庄宿・・・醤油を買いに行きました)
11月の宗主講習会に向けて、各自のテーマとなる勢法・太刀を稽古。
今回はどちらかと言えば、試合勢法(中段・後雷刀・八勢下から使い・続雷刀)に重点を置いてみました。内伝に比べると試合勢法は直観的に動きながら稽古 する感じがあります。最初はどうしても形を覚える事に気を取られますが、ある程度覚えてしまえばお互いに小気味良く動き、うまくタイミングや間合いが合致 すると達成感を感じたりします。独稽古では味わえない感覚です。また、小転の方には、すこしづつ打太刀にも慣れて頂く事を考え、引き打ちの部分だけ稽古し てもらいました。 稽古の後は久しぶりに別所温泉へ。小気味良く動いて稽古した後だけに、良いお湯でした。 (ススキの季節です)
福井支部が解散したため、稽古の無い土曜日ができてしまいました。武道
館を借りて独稽古・・・とも思ったのですが、自宅でもある程度は稽古できる場所があるので(農作業小屋の2階)、自宅にて独稽古としました。
ここ最近は、勢法・太刀の独稽古でも模擬刀を使っています。理由は、袋撓・木刀よりも模擬刀のほうが、手の裡の緩みを感じやすいためです。また、模擬刀 とは言えある程度の重みがあるため、左手を意識しないとついつい右手に頼っていたりするので、この癖を治す目的もあります。 いろいろ修正していくと、最初の無形に原因があるのではないか? と考え始めています。 (敦賀湾)
窓を開けると少し寒く感じる様になってきましたが、稽古を始めると体が
温まり稽古に適した季節です。今回は2人での稽古となりましたが、時間に余裕がある分ひとつひとつの勢法をじっくりと稽古する事ができ、いつもより細かい
点まで注意して稽古する事がでいました。
今回、注目した点のひとつが『文を切る』。外見的には肘を曲げる様な動きとなりますが、小手先だけの動きでは迫力不足を感じます。何のために『文を切 る』のかを考えると、動きが違ってくるように思います。その他、九箇での足の盗みなど、細かい点に注目してみると、注意不足だった点がいろいろ見えてきま す。 稽古の後は、いつもと違う山代温泉方面で食事するところを探してみました。みつけた店は、いかにも食事処という感じの『おさむ』。定食メニューも多い上 に盛りのいい店で、唐揚げは食べきれずにお持ちかえりとしました。時間に余裕があると、ちょっと良い事があります。 (畑のコスモス)
私が責任者として稽古している『福井支部 加賀分教場』は、『石川支
部』へと移行する事となりました。予定していた11月の宗主講習会も石川県で開催とし、会場・宿泊・食事等の場所を下見しながら進めています。地方で稽古
している支部にとっては重要な機会です。
稽古も宗主講習会を意識し、内伝では参学・九箇・燕飛、試合勢法では後雷刀、続雷刀に重点を置いて稽古しています。大転から小転にかけて稽古する勢法も 増えてきますが、打太刀が一人の状況では稽古時間を十分に活用できないのが歯がゆいところです。稽古のポイントを的確に絞る事ができたかどうかが、毎回の 反省となります。 さて、稽古の後は取り置きをお願いしていた農口尚彦研究所の秋酒を受取に行きました。店の中の冷蔵庫には一本も入っていないところを見ると、既に完売と なったようです。ちなみに、この時期は『ひやおろし』『秋あがり』が並んでおり、酒屋を覗くのが楽しい時期です。 (農口尚彦研究所 秋酒)
群馬県高崎市にて行われました、新陰流兵法転会 発足五十周年・宗主道
業七十周年・喜寿の祝賀会に参加してきました。久しぶりに北陸新幹線に乗りましたが3連休という事もあり、往復共に乗客は多かったです。
会場では受付の近くに宗主がおられ、早速お祝いの挨拶をすると共に、稽古の事など相談させて頂きました。また、会場には久しぶりに顔を合わす方々も多く おられ、3年前の北畠神社演武を思い出したり、各支部の稽古状況をお聞きしたりしました。喜寿となられた宗主には、今後も更なるご指導を期待しておりま す。 石川県で稽古しているメンバーも、11月には宗主より直接のご指導を受けられる事を楽しみにしています。 (高崎駅)
今年は大雪に始まり、大雨・台風・地震・・・ と自然災害が続く年と
なっています。あらためて、防災用品を揃えておくことの大事さを感じます。
さて、今回は勢法・太刀の稽古に入る前に、足の動きついて注目してみました。勢法・太刀を稽古している時は、ついつい上半身の動きに目が行ってしまいま す。あわせて袴で足は隠れてしまうので、足の動きがどうなっているのか、気が付きにくいです。稽古してきた勢法・太刀の要所々を例に、足の動きを確認して みました。具体的には何にを気を付けるか・・・は記載しませんが、宗主のDVDや過去の秘伝に出た記事が参考になります。 9月に入り、今年も日本酒の『ひやおろし』が出る時期となりました。という事で、稽古の後は酒屋へ。農口尚彦研究所のお酒は明日からとの事で、こちらは 取り置きをお願いしました。次回稽古後のお楽しみです。 (9月4日 台風21号)
木曜日から金曜日にかけて、台風が通り過ぎました。久しぶりに風の強い
台風で、家の周りには折れた木の枝が散乱していました。お盆をすぎても相変わらず暑い日が続いていますが、武道館横の線路際には蒲が穂をつけており、季節
が変わりつつある事を感じさせます。
さて、稽古する太刀・勢法も増えてきましたが、試合勢法で言えば続雷刀はこれまでの稽古と少し感覚が異なってくる様に感じます。打太刀としても、使太刀の 動きを見ながら理解を深めていく部分が多々あり、後で反省するに、続雷刀の稽古ではついつい力が入る事が多く、全体的に動きが硬くなってしまったように感 じています。また、続雷刀の稽古は、次の小転変 十三勢 の稽古につながっていく事を感じます。 次回稽古 9月8日(土曜日)は、大聖寺 十万石祭りの日になっています。稽古の後は、ちょっと屋台を見て回ろうかと・・・。 (線路際の蒲)
相変わらず暑い日が続いています。この暑さにもかかわらず、今回は加賀
分教場の全員が揃うと共に、途中から4月に転勤されたYさんが参加されました。7人で稽古するのは、かなり久しぶりです。
ここ最近注目しているのは歩幅と足の位置。試合勢法の相架かりで、歩幅が狭いと迫力に欠けると共に、膝が伸びて棒立ちに近くなるように感じています。型 を覚える事に気をとられると、歩幅が狭くなりがちですが、型を覚えた後は歩幅を広くとり打太刀に迫る勢いを示すと、動きがよくなるように感じています。燕 飛では、足の位置。足運び・足の位置が悪いと、打太刀を崩す体勢が中途半端に感じます。 間合いや足運びなど、稽古内容として一人稽古ではわかりにくい部分が増えてきたように思います。 さて、次回稽古はお盆を過ぎて、8月も後半となります。気温も少しづつ下がってくる事を期待しています。 (山の尾根から)
暑い日が続いています。それでも風があり、稽古場所も窓を開けてしばら
くすると、それほど暑さが気にならなくなりました。体が慣れてきたのか、鈍くなったのか・・・。
今回はMさんに少しづつ燕飛を覚えてもらうため、最初の燕飛・猿回を稽古。すでに燕飛の稽古を初めているKさんの動きを見てもらいながら、稽古を進めま した。いろいろ戸惑う動きが加わりますが、そのなかでも足遣いに特徴があり、教習DVDに加え宗主のDVD『新陰流兵法 渡辺忠成傳』が参考になります。 大転の方とは中段の稽古。今回は、膝の余裕に注目してみました。何気なく相懸りで間合いを詰めるのではなく、膝に余裕を持たせ打太刀を圧倒。逆城郭勢の稽 古が適しているように感じています。 稽古の後は、久しぶりに酒屋へより野口尚彦研究所から出た夏酒を購入しました。最後の1本でした。 (林道)
雨の影響もあり、今回は少人数で稽古。
小転になられた方とは、下から使いの稽古と、新たに燕飛の稽古を少しづつ加えています。燕飛はこれまでとまた違った使い方に戸惑う部分がたくさんありま す。型を覚えながらも全体の動きがひとつとなるよう、すこしづつ修正も加えています。 大転の方とは後雷刀の稽古。これまで稽古してきた勢法に対し、膝に余裕をもたせ慎重に間合いを詰めていくのが大事なように感じています。加えて、手の裡 を意識したときの違いが興味深かったです。 武道館は線路沿いにあるのですが、JR北陸線は運行見合わせで電車の通過はありませんでした。北陸方面の雨量は落ち着いてきましたが、まだまだ土砂崩 れ・川の増水に注意が必要です。
『取り上げ使い』から『下から使い』に変わって戸惑う稽古のひとつが十
太刀です。未だに太刀の動きと体の動きが一致しない感があります。いつまでも苦手意識を持っているようでは進歩が無いので、ここ最近は独り稽古のひとつに
入れています。
さて、この日の定例稽古は、これまでと稽古方法を少し変えた事もあり、なんとなく順調に稽古が進んだ感がありました。ところが、後で稽古中に撮影したビ デオを見返すと、太刀・勢法の手順に気を取られ、身勢への注意が不十分だった事を感じます。身勢が効いていない時は、それを気付かせるような打太刀をする のが大事かと考え始めています。 次の日は集落営農の旅行で姫路城へ行ってきました。松山城もそうでしたが、天守に近づくにつれて道が右に折れたり左に折れたりで、天守に対しどのあたり にいるのかがよくわかならくなってきます。城郭の縄張りをちゃんと予習しておけば良かった・・・と毎回のように後悔します。現存十二天守、残るは備中松山 城 あとひとつ。 (姫路城)
今回は山中温泉にある山中武道館にて稽古。中は2面で、少人数で利用す
るにはちょうど良い広さです。市によっては、大会を開くような大きな武道館しかなく、利用料金も市外の方には高く使いづらかったりします。武道館でも、地
元の人だけでなく市外の人にも利用しやすい武道館の存在は有難いです。
さて、ここ最近は続雷刀の稽古を行っています。続雷刀はこれまでとちょっと稽古の感覚が変わるように感じています。この段階からすこしづつ打太刀の感覚 も身につけていくような気がします。新たに小転となられた方とは下から使いを稽古。下から使いになると、実戦的な雰囲気は出てきますが、動きを急ぐあまり バランスが崩れたりします。下から使いとなっても、取り上げ使いと比較しながら動きを考える事で理解が深まります。大転の方とは先日の宗主講習会を復習。 指摘された点を注意する事で動きがよくなる事を実感します。 いつもと雰囲気が違う事もあり、いつも以上に稽古に集中できたように思います。 (山中武道館)
本日は福井支部 武生道場にて小転の方と燕飛内伝を中心に稽古(打太
刀)。
燕飛内伝では教習DVDを見たり教本を見返しながら思いつくところがあったため、いくつか動きを変えてみました。試してみた結果、これまで違和感のあっ た部分がしっくりとくるようになりました。木刀を使って稽古する目的を十分に理解していなかったという感じでしょうか。加賀分教場でも、しばらくすると燕 飛内伝を稽古する機会が増えるため、良い予習となりました。 早いもので今年も6月に入り、今日は梅雨前の爽やかな晴天でした。田圃の苗もしっかり根をつけたようです。 (日野川沿いの田圃)
宗主講習会を終え、今回は3名の方に伝位をお出しする事になりました
(大転 1名・小転 2名)。それぞれ課題が増える事になりますが、基本的な動作が疎かにならないよう稽古を進めていきたいと考えています。
早速 大転の方とは中段を、小転の方とは参学 下から使い の稽古を始めましたが、それぞれ新たな動きに少し戸惑う感じでした。戸惑う部分が新たな刺激 となって、勢法・太刀への理解が深まるかと思います。私自身も講習会で打太刀として不適切な動きをいくつか指摘されたため、指摘事項に注意しながらの稽古 となりました。 5月も下旬となり、夏のようなまぶしい日差しとなってきました。次回は山中温泉にある山中武道館にて稽古の予定です。川沿いの武道館は、夏でも涼しいか も。 (ご神木)
2日間にわたる福井支部の宗主講習会が行われました。福井支部・加賀分
教場にとっては、宗主の直接指導を受ける事ができる貴重な機会です。毎回楽しみでもあると共に、緊張する2日間でした。
加賀分教場からは私を含め5名が参加し、八勢・中段・下段・後雷刀の試合勢法を中心に指導して頂きました。加賀分教場も約3年が経過し、稽古する勢法 も増えてきました。それでも、講習会では基本的な項目や動きに対し指摘される事が多々あり、基礎的な部分での完成度が十分でない事を実感しました。新たな 勢法の稽古を加えていくと共に、常に八勢をベースに基礎部分を改善していく事が大事だと考えています。 また加賀分教場の方々は、いつもと違う福井支部の方々の打太刀・指導により、同じ勢法の稽古でも新鮮味があったかと思います。打太刀も微妙なところでは 人それぞれ違っているので、いつもと同じ動きではうまく対処できなかったりします。これはこれで、その原因を考えることで勢法の理解が深まるとともに、自 分の動きにも幅がでてきます。 終わってしまうと短い二日間でしたが、次回稽古では各人の変化を楽しみにしています。 (山間部の田圃)
前回より開始した続雷刀の稽古、今回はひととおり最後まで稽古しまし
た。相雷刀八勢・中段・下段・後雷刀の稽古に続く試合勢法ですが、続雷刀になると一本目から今までとは心持が異なる様に感じています。 中段・下段を稽古
されてきた方にも先日より後雷刀の稽古を加えていますが、後雷刀は今まで以上に間合いを意識する事が大事かと考えています。
いずれも、これまで稽古してきた勢法に基づいて次の勢法を稽古している感があります。戸惑う点があればこれまで稽古してきた勢法に戻り、また使太刀だけ でなく打太刀がどのような動きをしていたかも考える事で、より理解が深まる様に思います。 尚、少し先の話ですが6月9日は加賀市武道館が予約で埋まっているとの事で、山中武道館を予約しました。武道館の案内板が無くどこで曲がるのかがわかり にくいので、ストリートビューで確認しておく事をお勧めします(山中幼稚園前の陸橋を超え、公園の角で左に曲がります)。 (北陸新幹線工事・・・大聖寺駅付近)
加賀分教場ではもっぱら打太刀ですが、武生では使太刀も稽古。
武生では皆伝の方が多いという事もあり、本伝を中心に太刀の復習と自分なりの工夫を試してたりしています。本伝の稽古でも、例えば加賀分教場で最近よく 稽古している後雷刀の使い方と共通する点を感じたりします。内伝・本伝・試合勢法、それぞれの勢法・太刀が個別の形ではなく一体となるように理解を深めて いくのが大事なのかと考え始めています。今頃・・・ですが。 天気が良いので、帰りは川沿いの道をドライブ。遠くの山にはまだ残雪が見え、雪融けのためか川の水量も多いです。 (日野川)
早いもので、桜のシーズンから新緑へと移りつつあります。稽古を始める
と少し汗ばむようになってきました。
まずは、新陰流兵法の稽古前に制剛流抜刀術を稽古。私を含め3人での稽古となり、お互いの動きを見ながらの稽古は参考となる事が多いです。 定例の稽古は、来月の宗主講習会を意識して稽古をすると共に、Y井さんには今回より続雷刀の稽古を加えました。続雷刀の稽古は久しぶりです。続雷刀は使 太刀がより積極的に掛かってくる感じがあります。打太刀は使太刀がどこを打ってくるか良く観る必要があり、打太刀としても良い稽古になると感じています。 家に帰ってからは、稽古中に撮ったビデオを見返し自分の動きを確認。中段の稽古では拳が下がる事を修正点として指摘しましたが、自分の動きをみると同じ ように拳が下がっていました・・・反省。 (新緑)
まだまだ近所の桜は蕾ですが、堤防沿いの桜は咲き始めていました。
(日野川 堤防沿い)
桜開花のニュースが流れる季節となりました。平野部の雪は消えました
が、加賀の桜はもう少し先になりそうです。
ここ最近の稽古では、それぞれに新たな勢法の稽古を少しづつ加えています。今回、中段を稽古されているY内さんには下段 八勢の稽古を始めて行いました が、相雷刀 八勢 を応用した動きとして説明すると、おおよそ理解して頂け、八本の稽古をひととおり通す事ができました。相雷刀 八勢 を丁寧に稽古して おくと、後の稽古に生きてくる事を感じます。 今年も5月には宗主による福井支部の稽古が予定されています。宗主に直接指導して頂ける貴重な機会であり、勢法・太刀を通して新陰流兵法への理解をより 深める事ができるようにしたいと考えています。 (白山)
久しぶりに加賀分教場の全員が稽古に揃いました。打太刀が私一人という
事で忙しい訳ですが、それでも伝位が上の方の動きを見てもらいながら稽古ができるため、勢法の手順を説明する手間が少なくなり効率は良くなります。あと
は、待っている時間を有効に活用できるよう考えていきたいです。
さて、今回より制剛流抜刀術の稽古にY内さんが加わりました。以前より興味は持たれていたのですが、知人より居合刀を譲り受けたのを機会に入門されまし た。早速、定例の稽古時間前に居合表の稽古を開始。私を含めて3人での稽古となりました。10時からは定例の稽古。今回は試合勢法(後雷刀・中段・八勢) を中心とした稽古。慣れてきた勢法はすこしづつテンポアップ、慣れない勢法は間が抜けない様注意。 稽古の後は、積雪の心配も無くなったので温泉へ。加賀まで稽古に来て、ちょっと得をした気分になります。 (加賀温泉郷・・・山代温泉付近の道案内板)
家の回りはまだまだ雪に囲まれていますが、同じ町内(合併前は違う町で
した)でも海岸へ出るとまったく雪がありません。週末は気温も上がり、2月の寒波と大雪が嘘のようです。
さて、年明けから開始した燕飛(内伝)の稽古も、手順を覚える段階を終え、ひとつひとつの動きを見ていく段階になりました。個人的には打太刀と使太刀の 位置関係に興味を持って稽古していますが、新たに気づくこともあり稽古の途中で考え込んでしまう事もあります。試合勢法の稽古では、それぞれ新たな勢法を 数本加えていきました。これまでに無い動きが加わると、どう動いて良いのか戸惑ったりしますが、勢法を考える良い刺激になるように感じます。 稽古の後は野口尚彦研究所から新たに販売された日本酒を購入しました。今回の購入はちょっとふんぱつして山廃吟醸酒と純米酒。販売店が限られているだけ に、加賀まで稽古に行く楽しみが増えました。 (河野海岸)
3連休の寒波で週明けは北陸本線がまたまた運休となりました。週の半ば
すぎからようやく寒波も緩み、土曜日は高速も順調に稽古場所へ向かう事ができました。
さて、稽古では腰の方向と拳の高さに注目してみました。打太刀の打ってくる方向に対し、腰の回転が不十分になると上半身だけ捻じって不自然な形になりま す。また、合し打ちなどで拳が下がると、勢い不足を感じます。試合勢法 中段・八勢の稽古は、基本動作の完成度を高めていくうえで、やりがいのある稽古だ と感じています。 前回稽古の後に購入した野口尚彦研究所の日本酒、封を切りました。想像していたよりは、さっぱりした感じでした。個人的には、これから春に向けて適した 日本酒かと。 (寒波 2018年2月14日)
先週の寒波もひと段落し、M田さんとY生さんは今日が初稽古となりまし
た。このまま、雪のシーズンも終わって欲しいところですが、来週はまた大雪の可能性もあるとか。今年は雪の日が多いです。
さて、燕飛は第一から第六までの六太刀となっています。六太刀を連続して使う事もあり、あまり分けて考えていませんでしたが、それぞれの太刀のポイント について考え直しています。共通するところでは、足使い。打太刀も正しく打たないと使太刀の足使いが生きてこない様に思います。 試合勢法の稽古では、その名の通り勢いを感じさせる使い方が良いかと。間違えても良いので、迷いの無い動きを見せる・・・といった感じです。また、M田 さんには、今回新たに後雷刀の稽古を加えました。これまでとは違った動きもありますが、比較的スムーズにひととおり稽古できました。片手太刀に対する間合 い・間積もりがおもしろいかと思います。 稽古の後は、昨年立ち上げられた農口尚彦研究所より日本酒が発売されたとの事より、大聖寺の酒屋に寄ってみました。既に何種類かは売り切れでしたが、山 廃純米酒を入手できました。次は吟醸酒・大吟醸酒が発売されるとか。 (農口尚彦研究所 山廃純米酒)
寒波で氷点下の日が続き高速道路の状態が心配でしたが、いつもより30
分程度時間はかかったものの無事到着しました。県境付近までは雪が強く降ったりしましたが、県境を超えるあたりから積雪が少なくなりました。稽古場所とし
ている大聖寺のあたりは、海が近いこともあるのか積雪が少ない地域になるように思います。それでも、駐車場には、除雪や屋根雪で大きな雪山ができていまし
た。
さて、雪の影響もあり今回の稽古は私を含めて3名。まずは中段を稽古した後、年が明けた事もあり新たな太刀・勢法として、燕飛(内伝)と下段(取上使 い)の稽古を始めました。燕飛(内伝)の指導はかなり久しぶりですが、いざ稽古を始めてみると、これまで稽古してきた参学・九箇とは異なる動きを稽古して いる事を感じます。これに対し、下段はこれまで稽古してきた八勢・中段の延長線上という感じで、スムーズに八本の稽古を終えました。燕飛は稽古のステージ が変わる、ひとつの区切りのような感じがします。 (手水・・・凍っています)
先週より雪の降る日が続いていましたが、金曜日には高速が通行止めと
なってしまいました。石川と富山の県境付近が特にひどかったようで、百台以上の車が立ち往生したとの事。加賀分教場には、遠距離から稽古に来られる方も多
く、私自身も高速で1時間程度かかるため、初稽古は中止としました。演武と直会を予定したいただけに、残念です。
さて、年明けからは燕飛(内伝)の稽古を開始する予定ですが、これに向けて教本と教習DVDで復習をしています。内伝と本伝で使い方の異なる部分があ り、この違いを確認。ちなみに、久しぶりに木刀を使って稽古(一人稽古)をしてみると、手の裡が十分に効いてるかどうかがわかります。また、動きが連続し ますが、ひとつひとつの動きに身勢をしっかりと効かせていきたいです。 (寒波・・・高速通行止め)
新年、あけましておめでとうございます。曇り空に時々日が差す、穏やか
な元旦となっております。
2015年の6月より始めた加賀分教場の稽古も、今年で3年目を迎える事になります。昨年は見学のみで新規に入会される方はありませんでしたが、一昨年 より加賀分教場にて入会された5名にて稽古を重ねております。昨年秋には1名が小転となられ、下から使いの稽古も始まりました。今年は一段と稽古内容が充 実していく事と思います。 私自身の稽古としては、取り上げ使いに戻って稽古をしてみると、これまであまり深く理解せずに稽古していた勢法・太刀が多々ある事に気付かされます。今 年は、稽古を通して拍子・調子への理解を深めたいと考えています。 短い稽古時間で焦ることも多いですが、今年も一年、よろしくお願い致します。
雪が降ったのは先週の事ですが、気温が低いこともあり家の周辺は雪が消
えずに残っています。稽古場所の加賀まで行くと、まったく積雪はありませんが、それでも寒い事に変わりはありません。ついつい体の動きが硬くなってしまい
ます。まずは返し打ちの動きで体をほぐしてから、それぞれの稽古に入りました。
さて、型を覚える段階では次の動作に気を取られて、ついつい動きが小さなってしまいます。動きが小さく、足の踏み込みが弱いと打太刀に負けてしまう感じ があるため、今回は足の踏み込み・歩幅を重視してみました。打太刀を十分に押し返す勢いが出てくれば、使太刀の動きにも余裕がでてくるように感じます。 今年の稽古も、本日で稽古納め。秋の宗主講習会を終えて、加賀分教場でも下から使いの稽古が加わりました。今まで以上に拍子・調子について考えさせられ ます。来年はこの点についても、理解を深めていけそうです。
宗主講習会の後、2名の方が大転になられた事もあり、ここ最近は中段の
稽古が多くなっています。
ちなみに、講習会で中段の指導を受けらた方に指摘された点を聞くと、思い違いをしていた点がいくつかありました。これらの点を修正し稽古をしてみると、 納得のいく動きに変わると共に、型の目的を自分なりに理解する事ができました。あわせて、これまで十分に理解できずそのままにしていた型を考え直す余裕が できてきました。型を繰り返し稽古する事により、少しづつ完成度を高めていく事ができる様に思います。 ここ最近はみぞれまじりの寒い日が続き、県境の峠では道路の横にうっすらと積雪があったりします。それでも時々晴れ間が見える時もあり、稽古日の午前中 は遠くに白山連峰を見渡す事ができました。 (白山連峰)
普段 利用している加賀市武道館が使えないとの事より、今回は小松市に
ある桜木体育館の剣道場を利用しました。高速で1時間程度かかりますが、途中 尼
御前サービスエリアでちょっと休憩。ここからは橋立漁港が見え、夏は穏やかな海沿いの風景ですが、冬は下の写真ような風景。波も高く、冬の日本海といった
感じでした。
さて、稽古場所の剣道場は4面に観覧席が有り、大会などで使用できる広さ。5名での稽古では広すぎて落ち着かず、気が付くとほとんど1面程度の場所で稽 古していました。 ちなみに、今回は特に九箇をテーマに『取り上げ使い』と『下から使い』の違いなどを確認しながら稽古。使い方が同じの型もありますが、 『取り上げ使い』では一旦 雷刀に変わる型は身勢と間合を重視している様に感じます。また、『下から使い』になって最も戸惑うのは十太刀のクネリ打ち。使 い方をもう一度考えてみる、良い機会になりそうです。 観覧席から稽古風景をビデオを撮りましたが、普段とは見る角度が異なり自分の動きを確認すると、イメージと違う動きとなっている点が多々ありました。た まには場所を変え、雰囲気を変えた稽古も良いかと思います。 (橋立漁港・・・尼御前SAから)
宗主講習会を終え、小転を1名、大転を2名にお出しする事となりまし
た。
小転より下から使いとなります。久しぶりの下から使いは打太刀をしていても新鮮な感覚です。使太刀の方も予習をされてきたようで、型をひととおり覚える ところはスムーズに進みました。下から使いという事で、これからは拍子・調子を意識して稽古をと考えていますが、打太刀もまた理解を深める良い機会となり そうです。 大転の方とは中段の稽古を開始。八勢で稽古した体の使い方をベースに、応用的な動きを加えていく感覚があり、打太刀をしていてもおもしろみが増えます。 次回稽古(11月25日)は加賀市武道館が大会行事で使えないため、小松市体育館剣道場で行います。いつもと違う雰囲気での稽古を楽しみにしておりま す。 稽古の後は、宗主講習会の懇談会で話題となった地酒 『常きげん』 の純米吟醸を購入して帰りました。ちなみに、2ヶ月ほど前に 『常きげん』 のひや おろしを購入し知人にも渡したところ評判は良かったです。今回は純米吟醸を試してみます。 (常きげん ・・・ 純米吟醸)
年に2回、宗主より直接の指導が受けられる貴重な機会であり、加賀分教
場からは大転2名・表2名の合計4名が参加しました。ご指導頂いた勢法・太刀は、後雷刀・中段・九箇・参学で、各自 指導を受けた後は次の教習内容につい
ても稽古を始める事となりました。ようやく加賀分教場でも下から使いの稽古が始まります。
なお、講習の中で共通して指摘された項目のひとつに足の位置がありました。普段の稽古では上半身の動きに目が行き、足の位置に対する配慮が足りていな かった事が反省点です。 また、それぞれの勢法・太刀で疑問に思っていた点は質問して正しい動きを確認しましたが、それ以外にも理解を誤っていた点がいくつかありました。皆伝と なった後は砕きも稽古に含まれてきますが、勢法・太刀を十分に稽古した上での砕きであり、大転・表の稽古を見ながら理解不足な点や稽古の足りていない部分 が、まだまだ多く残っている事を感じさせられました。毎回の事ですが、良い刺激を受ける2日間でした。 さて、秋の宗主講習会が終わると、そろそろ冬に向けて雪囲いやスノータイヤの準備など、冬支度が始まります。 (紅葉 ・・・ 杣山近く 堂宮方面)
先週の日曜日は台風。風と雨で木が倒れたり、山間の谷から土砂がでたり
で、少なからず被害がありました。今週も台風が来ていますが、山を見ると木々も色づきはじめ、冬が近づきつつある事を感じます。
さて、今週は加賀分教場での稽古。来週の宗主講習会を意識し、これまで稽古してきた参学・八勢・九箇を中心に稽古しました。加賀分教場で稽古を始められ た方々も大転・表となり、形ではなく内容を理解する稽古ができるようになってきた様に思います。更に新たな太刀・勢法を稽古に加えていく事になりますが、 あわせてこれまで稽古してきた太刀・勢法をひとつひとつ見直し、自分なりに興味のある型を掘り下げていく事で、楽しみが増えるかと思います。 ちなみに、私自身の最近のテーマは捷径。動きを変えて試してみましたが、自分勝手な動きになってしまい、いまひとつでした。 (近所の山 色づき始めました)
今週は武生で稽古。皆伝同志の稽古となるため、勢法・太刀をどれだけ理
解しているかが見えてきます。理解不足で打太刀をすると、稽古する型として成り立たない事になります。反対に、打太刀が気を利かせてわざと負ける様な動き
をするのも不適当かと思います。お互いに納得のいく結論が出ないことも多いですが、考えるきっかけになります。
さて、今回の稽古は七太刀。稽古の後、反省する点は多々ありましたが、おおきなところでは打太刀を十分に崩す事ができていなかった事。拍子を変えたり、 踏み込む深さを変えたりしましたが・・・要検討です。 (菊姫 ひやおろし・・・濃口、もう少し寒くなってからが好みです)
先月は第五土曜日があったので、加賀での稽古は前回から3週間ぶり。そ
ろそろ稽古の帰りには、温泉に寄っていこうかと考えるような季節になってきました。
ここ最近の稽古を振り返ると、勢法をひととおり稽古する事に気をとられて、細かい部分を見逃していた感じがありました。今回は、基本的な動きとなる返し 打ち・流し打ち・引き打ちで、気になる点に注目。上から打ってくる場合と、足を打ってくる場合、拳を打ってくる場合・・・八勢の稽古を繰り返す目的を感じ ます。また、中段は八勢に応用を加えていくイメージがあります。 稽古の後、11月の武道館使用予約に行ったところ、11月25日は大会があり使えないとの事。この機会に他の稽古場所も使ってみたいと考え、小松市にあ る武道館(桜木体育館)を見てみました。稽古人数からすると広すぎる武道館ですが、普段と違う環境での稽古も刺激になるかと思い予約を入れさせて頂きまし た。広すぎて落ち着かないかも・・・。 (小松市 桜 木体育館)
週の半ばから急に気温が下がり、通勤時には上着を着るようになってきま
した。
今週は武生で燕飛本伝を稽古。皆伝が揃うので、打太刀・使太刀 交代しながら稽古、両方の立場から考える事ができます。 ちなみに型稽古を繰り替えして いると、使太刀の動きに打太刀があわせている様な感じになる事があります。燕飛は次々と太刀を続けて使うので、この傾向が出易い様に思います。打太刀の時 は、この点注意したいです。 (燕飛・・・たまには稽古風景)
『あきさかり』の稲刈りです。8月末から『ハナエチゼン』『コシヒカ
リ』に続き、今週で稲刈りも完了となります。今年は倒伏もなく、コンバインも快調に稲を刈っていきます。
さて、今回は宗主講習会に向けて各自のテーマとなる勢法をひととおり稽古する事としました。久しぶりに稽古する勢法もあり、あらためて細かい部分を見逃 していた事に気が付いたりします。また、稽古する勢法が多くなるに従い、注目するポイントがぼやけてしまったように思います。 試合勢法で言えば、返し打ち・流し打ち・引き打ちがが基本的な動作にりますが、それに加え、それぞれの勢法でのポイントを意識して稽古しないと効率が悪 い稽古になってしまいそうです。 (稲刈り・・・あきさかり)
今年のひやおろしが出てきました。福井も酒蔵は多いですが、石川県にも
たくさんの有名な酒蔵があります。量販店には各酒蔵のひやおろしが並び、どれを買おう迷ってしまいます。まずは有名どころから3つ選んでみました。
稽古ではM田さんに大転をお出しし、中段の稽古を開始しました。既に大転のY井さんには後雷刀を稽古すると共に、中段 使太刀の見本となって頂きまし た。分教場で最初に勢法を覚えて頂くY井さんはたいへんですが、おかげで徐々に分教場の稽古体勢が充実してきている事を感じます。ちなみに、中段・下段・ 後雷刀の稽古では八勢で稽古した動きに加え、間合いを意識する事が大事になってくるように感じます。特に後雷刀では打太刀もあらためて間合いとその詰め方 で考えてこんでしまうところがあります。表の方とは九箇を稽古するとともに八勢から返し・流し・引き打ちに重点を置きました。 これからは稽古がしやすい時期となります。太刀・勢法を覚えるだけではなく、理解していく事を考えた稽古としていきたいです。 (ひやおろし 天狗舞・手取川・常きげん)
今年はあまり天気には恵まれなかった感じはありますが、稲穂も黄色く稔
り近所でも稲刈りが始まりました。ようやく草刈作業から解放されます。
さて、今回は重心の位置に注目し稽古をしてみました。重心の位置を変えて合し打ちなどを試してもらい、動きやすさや振り下ろした時の勢いを自分なりに感 じてもらう事で、一人稽古でも自分で重心の位置を修正できる様にと考えています。重心の変え方も、最初は極端に前重心・後重心とする事により違いを感じや すくなるかと思います。重心の位置を意識した上で、勢法としては九箇と参学の取り上げ使いを稽古しました。 前線が下がったためか風が涼しくなり、気分的にも落ち着いて稽古ができた様に思います。 (収穫)
北陸地方の梅雨明け宣言は、8月2日 平年より9日遅いとの事。その
後、台風が来たりであっという間にお盆が来るといった感じです。暑い日が続いていましたが、この日は風がいつもより涼しく感じました。
さて大転の方は、ひととおり後雷刀まで稽古が進んだため、今回は久しぶりに中段を稽古。後雷刀での片手太刀に対し中段は諸手での打太刀ですが、以前より 相懸がしっくりくるような感じが有り、位にあわせた勢法の組立を興味深く感じました。 表の方とは八勢・九箇を稽古。取り上げ使いでは要所要所で雷刀となりますが、しっかりとした雷刀の体勢ができる前に次の動作を始めてしまう事がありま す。結果的には中途半端な動きになってしまうため、稽古の中では雷刀で体勢を正しく保つ(修正する)事を意識付けたいと考えています。 それぞれ勢法の動きはひととおり覚えて頂いたので、今後は苦手と思われる勢法に重点を置いて稽古をしてみようかと考えています。 (菅生石部神社)
今年は湿度が高く、朝から気温の高い日が続いています。5月に田植えし
た苗も、穂をつけ始めていますが、畦の雑草も伸びるのが早く、毎週草刈に追われています。
さて、今回は勢法の稽古に入る前に、肩の位置と重心に注目してみました。気が付くと肩が上がって、撓を振り難くなっている事があります。袋撓は軽いので 先端を軽く押さえて貰う事で、意識して体の動きで撓を振り上げる感覚を試してみました。また、その後の勢法の稽古でも、いつもよりゆっくり動く事で自分の 体の状態がどうなっているかを感じて貰うように稽古してみました。 暑い時期なので、なおさら無駄な動きに気を付け、効率の良い動きを心掛けたいです。 出穂
稽古に使わせていただいている武道館、空いていれば2階剣道場を使うの
ですが、2カ月ほどは地元の教室が使用するとの事で、3階の弓道場を使っています。3階という事で風通しは良いのですが、それでもかなり蒸し暑い稽古日と
なりました。
稽古はまず九箇。前回、あまり時間をかける事ができなかった小詰から村雲までを稽古。村雲は刃筋と手裡に違和感を感じると思いますが、慣れてくるとおも しろく感じます。後半は試合勢法、大転の方に後雷刀の稽古を始めました。足のタイミングが合うように気を付けてはいるのですが、間合いに入って来ると打た ざるを得ないので、使太刀のほうで間合いに入るタイミングをつかんで貰うのが良いのかと考えています。表の方は八勢、勢法は十分に覚えているので、手早く 稽古が進みます。その分、汗が流れて止まらなくなります。 (武道館からの風景・・・新幹線の工事も始まっています)
6月に入ってからも過ごしやすい天気が続いていたのですが、やはり梅雨
という事で雨が時々降ると共に、稽古場所も蒸し暑くなってきました。
さて、ここ最近は九箇(取り上げ使い)を主に稽古しています。九箇は最初の3本だけをとっても、必勝の左太刀・逆風の霞・十太刀の車など、慣れない体勢 が出てきます。慣れないのでついつい動きが小さくなり、気が付くと窮屈な体勢になる事が多いです。慣れないなりに大きく動いたほうが、伸びのある体勢に落 ち着くかと思います。また、太刀筋については、片手で持ってみると、わかりやすいように思います。 ちなみに、個人的には 制剛流抜刀術 向之刀 を繰り返し稽古しています。同じ勢法を繰り返していると、何かスッキリしない動きに気が付いたりします。 動きを変えて試す事により、動きがよくなる事もあります。 (立葵・・・越前府中 本多富正の家紋を連想します)
本日は欠席の方が重なり、私を含め3名での稽古となりました。ちょうど
九箇 取り上げ使いの詳細を稽古する段階となった2人なので、九箇 取り上げ使いに絞って稽古する事としました。
参学・八勢では雷刀からの動きが多かったのに対し、九箇ではこれまでとはかなり異なる使い方をします。慣れない事もあり、打太刀を捉えている意識が薄い と、刃筋が見当はずれの方向に向いてしまうようです。また、これまで以上に身勢・手の内を正しく保つ必要がある事を感じます。私自身も最近は手の内・柄の 感覚・柄頭側の拳を積極的に意識するようにしています。今回はこれらの点に注意を集中できる良い機会になったと思います。 雨が時々降り、そろそろ梅雨入りが近い事を感じさせる天気でしたが、アジサイはもうちょっと先のようです。 (菅生石部神社のアジサイ)
先日の宗主講習会では、加賀分教場の方に 九箇 取り上げ使いの指導を
して頂きました。
今回は講習会の復習を兼ねて、九箇 取り上げ使いを稽古。これまで見逃していた点も多々あり、講習会に参加できなかった方にも、指定された注意点を伝え ました。九箇は打太刀を崩す動きがあり、これまでとは異なり直接的に身勢を意識する良い機会かと考えています。 (天狗舞 超辛純米 ・・・ 夏限定 意外と濃い味でした)
武生道場にて、先週の宗主講習会を復習しながら稽古。
講習会の感想を短く表現すると、今までの稽古を基本として応用は多々あるという感じです。ただ、応用を試しながらも理解不足で、形だけではうまく相手を 崩せない事を実感します。 (帆山の河原・・・太平記に出てきます)
5月13・14日と2日間にわたり、福井支部にて宗主 渡辺先生による
ご指導がありました。入門し渡辺先生のご指導を受けるのも、これで20年となります。
さて、初日は結果的に皆伝のみの参加となりました。この日はYさんが甲冑を着用されて参加された事により、本伝の使い方に対する明確なイメージを作る事 ができました。 2日目は加賀分教場の方を対象に八勢・九箇、それぞれ取り上げ使いをご指導して頂きました。前回同様、身勢に関わる指摘がたくさんありましたが、指導を 受けた勢法・太刀の稽古をとおして、身勢が崩れない様 改善していく事が大きな課題です。 また、福井支部と加賀分教場が一緒に稽古する機会でもあるので、福井支部の方に打太刀をお願いしました。ついつい見逃してしまう部分もあるので、いつも と違う打太刀にどのような感想を持ったか、次回稽古にて聞いてみたいと思います。毎回思う事ですが、今回も良い刺激をうける収穫の多い講習会でした。
本日は武生にて稽古。皆伝同志の稽古となるため、いろいろ試す事ができ
ます。今回は中太刀・定寸に加え、試しに作って貰った長めの太刀(杖より少し長めで作って貰いました)を持ち替えて稽古してみました。
感覚としては、勢法や流派によって太刀の長さに相性があるように感じます。いつもの定寸とは違う感覚がおもしろいです。 さて、近所の田んぼはまだ粗起こしですが、そろそろ田植えに向けた作業が始まります。 (GW 田植え前)
ここ最近注目しているのは、腰の動き。全体の動きに一体感を出すには、
腰の動きに連れて手足を使う感覚が良いように思います。腰の動きに連動させるには、一般的によく言う丹田をきかす事が前提かと思います。これも、キチキチ
に意識すると動きが硬くなるので、適度にきかすのが良い様に考えています。
適度にきかすと言われても程度は自分の感覚なので、厳しくきかせてみたり緩めてみたりを繰り返し、その感覚を試してみるのが良いかと思います。 尚、来月は宗主講習会があるため、次回の加賀分教場の稽古は一か月後となります。 稽古のあとは、少し寄り道をして大聖寺川の河口にある塩屋海岸へ行ってみました。夏には投げ釣りの大会が行われたりするようです。駐車場にはトイレもあ り、投げ釣りをするには便利な場所かも。 (塩屋海岸・・・大聖寺川河口)
ここ最近、加賀分教場での稽古では最初の30分程度は身勢に注目した稽
古をしています。具体的には合し打ちの稽古ですが、合し打ちで身勢の感覚が掴めるようになれば、八勢 疾雷刀でもしっかりした動きができるものと考えてい
ます。勢法の稽古は残りの1時間30分と短くなりますが、身勢が身についてくれば勢法の稽古がスムーズに進んでいくように感じ始めています。
さて、4月の第二週は稽古場所である大聖寺の桜まつりのようです。武道館に向かう途中では、獅子舞を見かけました。春の到来を実感します。 (大聖寺川)
足使いについて質問を受け、いくつかの伝書を見返していました。解説を
読まないと理解できない事が多いのですが、その解説も著者によって違っていたりします。原文から読み取れるのが一番なのですが、口伝がないと理解できない
ような表現が多々あり、理解するのが難しいです。
ちなみに、伝書には体の使い方に加え、立ち合いの心持などが記載されています。自分の稽古を思い返すと、身勢に重きをおいて心理的な面への注意は不足し ていた様に思います。まだまだ稽古する事はたくさんあります。 さて、4月に入ると農作業が始まる事もあり、集落の共同作業などで忙しくなります。庭の桜はまだ蕾ですが、山間の用水取り入れ口に行くと山桜が咲いてい ます。 (山桜)
前回に引き続き、まずは腰の安定を意識して、八勢 合し打ち・疾雷刀を
稽古。ゆっくりした動きで重心の移動を踵・土踏まず・腰で感じながら稽古するのが良いように思います。自分の稽古でも制剛流抜刀術では、最近は腰が上下に
注意するようにしています。
ちなみに、集落の共同作業では農作業や山仕事の経験がある方と一緒に作業をしたりしますが、こういう方は無意識に腰が安定し効率の良い動きをしているよ うに見えます。稽古に限らず、ある程度力を出して体を動かす事も大事なように思います。 さて、稽古のあとは加賀市にある酒蔵、鹿野酒造に行ってみました。ここは『常きげん』の銘柄で出しており、個人的には山廃を好んで購入しています。今回 は山廃ではない銘柄と季節限定の2本を購入してみました。 (鹿野酒造 常きげん)
疾雷刀では、ついつい腰が浮いて飛び上がるような動きになってしまった
りします。腰のあたりを軽く押さえた状態で稽古して見ると、これを押し返すような気持ちで前に出るためか、動きが変わりました。しばらく、この方法で稽古
してみようと考えています。
九箇 取り上げ使いも、勢法の細かい説明を始めました。あらためて切っ先の軌跡を考えてみると、打ち方にもいくつか種類があり、九箇ではこれを使い分け ているように感じます。 稽古の後は久しぶりに山代温泉近くの別所温泉へ。それほど大きくはないですが、近所の方が歩いてやってくるような温泉施設なので、落ち着いた感じがあり ます。 (加賀市 別所温泉)
武生教場にて九箇、本伝を中心に稽古。
個人的には、内伝のほうが使いやすいと感じています。本伝を使い難いと感じているのは、工夫が足りないのか稽古が足りないのか・・。 (福寿草)
2月最終週は福井県勝山市で左義長祭りがあります。この祭りが来ると、
冬もようやく終わりという気分になります。今年も稽古の帰りに行ってきました。
さて、稽古では身勢に注目しますが、静止した状態で身勢を整えても動き出すと途端に身勢が崩れたりします。内伝よりも試合勢法のほうが、この傾向が出や すいように思います。今回は八勢に注目し稽古しましたが、ついついその場その場での身勢・姿勢を修正になり、根本的な修正に結びつくような指摘ができ なかったものと反省しています。 姿勢が崩れる原因のひとつとして、自分から前に出ていく勢いが弱い場合に崩れやすくなるのではないかと考えています。この点、次回稽古で試しててみたい と考えています。 (勝山 左義長祭り)
再び寒波で自宅付近はまとまった積雪がありました。今年は西のほうが積
雪が多く、反対に福井北部・石川付近は積雪が少なめのようです、今回も加賀のあたりまでくると積雪は少なかったです。それでも1月から2月初旬までは気の
抜けない季節です。
さて、昨年末より九箇・中段の稽古をすこしづつ入れていましたが、ひととおりの手順説明を終え、詳細を修正していく稽古となりました。九箇は慣れない動 きで窮屈になりがちです。また、使い方をイメージしにくいですが、Yさんが甲冑を着用してくれたため理解しやすかったかと思います。中段は裏を防ぐ勢法と いうイメージを持っています。 次の段階の勢法・太刀の稽古が加わると、打太刀としてもまた視野が広がります。 (積雪・・・加賀市武道館から)
久しぶりの晴天で、白山連峰がスッキリと見えました。福井は雪に覆われ
ていますが、加賀までくると積雪なし。年にもよりますが、今年は少ないそうです。
今回は今年の課題を意識しながら個々を対象に稽古。参学・八勢で身勢の完成度を高めていく事と、位にあわせて九箇・中段:制剛流抜刀術(入門者のみ)の 稽古を加えていく事を課題として考えています。制剛流抜刀術では、一人稽古で身勢を整えていく事ができるよな稽古にしたいと考えています。とは言え、稽古 の中で修正箇所がでてきますが、その修正方法をうまく説明できず考え込む事が多々あります。 取り上げ使いでは、要所々で動きを止めるので、身勢を確認しやすい稽古方法です。更に、ゆっくりとした動作で自分の動きを確認する事により、体の動かし 方・手足のタイミングを感じる事ができます。あせらず急がず稽古・・・。 (白山連峰・・・加賀市より)
本日は加賀分教場の稽古始め。週末に向けて寒波が到来し、自宅付近は少
しまとまった積雪がありました。用心して早めに家を出ましたが、加賀市まで来ると全く積雪が無く拍子抜けでした。
今回は稽古始めということで通常の稽古をした後、内々の演武を行いました。見学は加賀市武道館を管理されている方だけですが、演武という形をとることで 普段とは違う緊張感がありました。会員各位の演武も、日ごろの稽古の成果がでており、ひとつの節目として良い演武だったと思っています。 演武のあとは、会議室をお借りして直会。武道談義をしていると、あっという間に時間が過ぎ、適当な時間でお開きとしました。 (寒波)
新年、あけましておめでとうございます。今年も積雪の無い穏やかな元旦
となりました。
昨年は加賀分教場に新入会員を迎え、自分自身も身勢をはじめとした基本を見直す良い機会となりました。今年は参学・八勢に九箇・中段・下段・後雷刀の稽 古を加えていく予定ですが、身勢を大事にした上での太刀・勢法となるよう心掛けていきたいと考えていきます。また、宗主講習会を機会に新陰流兵法への理解 を更に深めていきたいと考えています。 話は変わりますが、昨年より岩波文庫から出されている『太平記』を読んでいます。小学校の頃、太平記に関わる話を聞いた覚えがあるのですが、読んでみる と福井から石川にかけて馴染みのある地名が多く出てきます。また、合戦のところでは、敵味方の駆け引きや太刀・甲冑の記述など興味深いです。まずはひとと おり読み進めていますが、そのあとはじっくり読み返す予定です。 新陰流兵法を通した知見の広がりが今年も楽しみです。 (杣山・・・太平記に出てきます)
加賀分教場は本日が稽古納め。昨年の6月から加賀市武道館にて稽古を始
めましたが、加賀分教場としての本格的な稽古は今年の1月から。1年間で5名の入会者があり、新陰流兵法の稽古が本格化する良い一年でした。
さて、稽古ではいくつもの修正箇所がでてきます。月2回の稽古だけで修正した動きを身に着けるのは無理があるので、時間があれば一人稽古を実践される事 を薦めています。とは言え、どのように一人稽古をしたら良いかも悩むところなので、例として無形・下段・中段・雷刀での運足、返し打ち・流し打ち・引き打 ちの動きを30分程度、全員で打太刀のいない形で稽古してみました。 ちなみに、私自身の一人稽古は制剛流抜刀術を中心に稽古しています。これに新陰流兵法の勢法のなかで違和感を感じている動きを繰り返し素振りしていま す。違和感を感じる動きはなかなか解決しませんが、それでもちょっとした工夫で動きがよくなったりする事があります。 加賀分教場の稽古もまだまだ始まったばかりで、来年も身勢に重点を置いて稽古を重ねていきたいと考えています。来年も、どうぞよろしくお願いいたしま す。 (南天・・・積雪は無くなりました)
今週は冬らしい冷え込みとなり、初積雪がありました。
さて、今週は武生教場にて稽古。武生では皆伝が揃うため、打太刀・使太刀を交代しながら稽古をしています。今回は久しぶりに後雷刀を稽古。後雷刀の打太 刀は片手太刀を使うため、ついつい右手に力が入ってしまいます。気が付くと右手で操作している事が多々あり、この前より意識して左手を使うようにしていま す。 また、久しぶりに後雷刀を稽古しみると、転打で打太刀と高さ・タイミングが合わない時があり違和感を感じます。必ずしも打太刀が使太刀にとって都合のよ い高さ・形で打ってこないところが、稽古していておもしろいところです。良く観る事が大事です。 (初積雪)
稽古場所も、いよいよ寒くなってきました。
まずは、無形・中段・雷刀の構えで少し負荷を加えて身勢の感覚を稽古。軽く袋竹刀の先端を押さえられるだけでも切っ先の上げ方を考える機会となります。 また、身勢を意識していても、太刀・勢法の稽古で他の注意点に意識がいくと身勢の事を忘れてしまったりします。無意識でも身勢がきいた状態を保てることが ひとつの重要な課題と考えています。 また、自分自身の課題として左手・右手のバランスを意識するようにしています。気が付くと右手で操作している時があり、これが原因で全体的な動きが崩れ ている事があります。これもまた、無意識で両手をバランスよく使う必要があると考えています。身に着けたい感覚です。 天気予報にも雪マークが見られるようになってきました。次回稽古は12月23日(天皇誕生日)、稽古納めです。 (加賀市武道館からの景色)
遠くに見える白山も、山頂が白くなっています。東京方面は雪が降ったと
の事ですが、北陸も雪の季節が近づいています。
今回は宗主講習会で指導された点を復習する目的で、参学(取揚げ使い)に重点を置いて稽古。新陰流兵法の稽古では、どのように体を動かせばよいのか? と悩むような動きを稽古したりします。一連の流れを分解して考えてみると、自分なりに改善点がみつかる事もあります。一刀両段 車に変わる動きでは、最初 の無形が悪いとその動きが悪くなります。自分の動き(姿勢・体の使い方・タイミング等々)の良しあしを自分で実感できるようになる事が、課題のひとつと考 えています。 次回稽古は12月10日、稽古のあとは温泉に行きたくなる季節です。 (大聖寺 愛宕神社境内から)
12・13日は、宗主 渡辺 忠成 先生による福井支部 宗主講習会(福井合宿)でした。加賀分教場からは皆さん初めての参加となり、稽古場所である武生
教場まで車で1〜2時間かかりますが早めに来られていました。また、渡辺先生とは初めてお会いする機会となりましたが、これまでとは雰囲気が異なり新鮮な
感じでの講習会でした。
加賀分教場の参加者は初級〜大転で、参学・八勢の取上使いをご指導頂きましたが、身勢を重視した指導内容でし た。また、普段見過ごしていた基本的な点を数多く指摘されると共に勢法の中の動きで間違っていた点がいくつかあり、打太刀として反省させられる宗主講習会 でした。加賀分教場では少々あせって勢法の稽古を進めてしまった感があり、今後の稽古では基本的な点をしっかり押さえていきたいと考えています。 今回も晴天に恵まれ、爽やかな秋空でした。恒例 秋の宗主講習会が終わると、そろそろ冬が近づいてきます。 (福井支部 武生教場近くの村国山)
加賀分教場では打太刀が中心で使太刀をする事はほとんどありませんが、
武生教場では打太刀・使太刀を交代しながら稽古をしています。
使太刀として稽古してみると、あらためて気が付く点が多々あります。また、違和感を感じながらも見過ごしてきた点をもう一度考える機会となります。これま で中段で視界を一瞬妨げるような勢法があり違和感を感じていましたが、教習DVDを参考にタイミングを見直す事により、本日の稽古で疑問が解決しました。 やはり使太刀としての稽古はおもしろいものです。 さて季節も11月となり、徐々に紅葉が始まってきました。川の水も冷えてきた様に見えます。そろそろ雪囲いや雪つりなど、冬の準備を始める時期です。 (日野川・・・鯖波付近)
稽古をしていると手足のタイミングに戸惑う事があります。例をあげれば、取上使いでの二の切りや疾雷刀で、後ろの足を踏み出す時に戸惑う事が多いようで
す。手足のタイミングを揃えて動きに一体感を持たせるには、腰が浮かない様にするする事、身勢を崩さない事(新陰流兵法での言い方はありますが・・・)が
重要なポイントと考えています。また、止まった状態で身勢を修正しても、歩くなどの動作が加わると徐々に身勢が崩れていったりします。身勢を作ると共に、
無意識に保つ事ができる様になるのが目標のひとつかと思います。
さて、稽古の後は加賀市動橋にある橋本酒造の蔵元に行ってみました。蔵元に行くと 量販店では見かけないような銘柄が置いてあったりします。熟成させた大吟醸など魅力的なお酒もありましたが、今回は手頃な価格であまり見かけた事のない、 生酒と原酒を買って帰りました。稽古後の観光旅行といった気分です。 (橋本酒造 加賀市動橋)
雲ひとつない秋晴れ。越前海岸も水平線まですっきりと見えます。
さて、先日より岩波新書の太平記を読み始めています。読みながら、この頃の太刀の長さはどうだったのか?という事をなんとなく考えています。稽古では定 寸の袋撓を使いますが、長大な太刀と向かい合う事も実際にはあったのではないかと思います。 ちなみに、越前市でも真柄の大太刀が新聞等で話題になったりします。 福井新聞より http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/feature/?cat=546& author=55 真柄の大太刀などは極端すぎますが(本当に使ったのか、それとも奉納用に製作したのか・・・)、本伝を稽古しながら、打太刀が長い太刀を使った場合、反 対に使太刀が長い太刀を使おうとした場合などを想定すると、稽古への考察が広がりそうです。 (秋晴れ 越前海岸)
稲刈りの終わった後にでてくるのが二番穂。冬が徐々に近づいてくる秋の
風景です。ちなみにイノシシの餌になるとかで、山間部では早めの秋起こしが推奨されています。
今回は、参学の文・八勢の引き打ちを例に、刃筋を意識すると共に手先・腕先の動きではなく体全体を使った動きとなる様、注目してみました。刃筋という点で は、この日、Mさん・Kさんには表の位をお出しし九箇の稽古に入りましたが、九箇 の逆風においても無形から霞に変わるときに刃筋が蛇行する感じがありました。 袋撓は柄が丸く手の内や刃筋をイメージし難いですが、木刀を持つと、また気持ちが変わります。 (二番穂 ひこばえ)
しばらく曇りや雨の日が続いていましたが、久しぶりに日がさしました。
気が付くと、彼岸花が咲く時期になっていました。
本日は5名の参加。まずは八勢を稽古した後、大転の方に中段の稽古を始めました。以前は、勢法をひとつづつ丁寧に稽古を進めていましたが、教習DVDを購 入されている事と、11月の宗主指導で中段の指導も受ける事ができればと考えている事もあり、今回は十四勢すべてを概略として稽古しました。 中段は八勢の稽古に転身の動きが加わったイメージで稽古していますが、教本である『新陰流入門』 138頁にも稽古のポイントが書かれていました。 8月に入会されたMさんも参学・八勢をおおよそ覚えられたので、ひとつひとつの動きを確認するようにしています。打太刀として使太刀の動きを注意深く、 観ていきたいと思います。 (彼岸花)
台風が近づいているせいか、曇り空で少し蒸し暑い日となりました。すっ
きりとした秋晴れは、しばらくお預けのようです。
さて、武生では本伝の稽古が中心となっていますが、今回は試合勢法の中段を稽古に選びました。加賀分教場では主に打太刀をする事になりますが、使太刀とし て稽古をする事により打太刀としての注意点に気が付きます。打太刀は、勢法として使太刀が勝つための状況を正確に作る必要がありますが、これが適切でない と勢法として成立しなくなってしまいます。違和感を感じる事があれば、打太刀に原因があるのか使太刀に原因があるのかを考える様にしています。 (HALOWEEN アルプラザ)
台風が過ぎて、風が一気に涼しくなりました。日本酒もひやおろしが出る
時期となったようです。
今回は加賀分教場の5名が全員揃いました。福井支部のYさん(内伝)を加え7名での稽古となりましたが、打太刀2名でどのように稽古を進めるかが考えど ころです。 先月入会された2名の方は、おおよそ月に1回程度の稽古参加が目安となるため、まずは参学・八勢をひととおり稽古する事としました。強引な感じは有りまし たが、武道経験が有る事と教習DVDを参考として頂いたおかげか、意外にもひととおり稽古を進める事ができました。次回は、勢法の細部を指導していく稽古 ができそうです。 ちなみに、八勢では逆勢の返しで相架けるところがひとつの大きな重点箇所と考えています。春より稽古を重ねている方に も、ここに注目して稽古を重ねて頂いています。また、表の位のYさんには九箇の稽古を重ね、大転の位を出させて頂きました。次回より中段の稽古に入りたい と考えています。 (石川県 ひやおろし発売)
お盆が過ぎてそろそろ秋の気配を感じると共に、近所では稲刈りも始まり
ました。気温も急に下がり、稽古のしやすい日となりました。
さて、加賀分教場では取り上げ使いの稽古をしていますが、取り上げ使いでは基本的な改善点に気が付く事が多いです。取り上げ使いは今後の稽古でポイント となる点を丁寧に稽古している様に感じます。 今回の稽古では、足の位置に注目。移動が必要な時に足の動きが小さく移動が十分でないと、体の方向や打太刀に対する位置のずれが生じます。反対に、自分 の動きを相手に見せないための足運びもあり、使い分けを考えると興味深いです。 (初秋)
今年は夏らしい夏で、暑い日が続いています。それでも、田圃にはトンボ
が飛び始め、秋の気配がし始めています。暑いと言っているのも、もうしばらくでしょうか。
さて、見学に来られた2名の方より入会の申込を頂きました。加賀分教場も私を含めると6名となり、稽古の充実を考えると、この程度の人数で当面は稽古し たいところです。 入会を申し込みされた方はいずれも武道経験があり、早速 参学 取上使いの稽古に入りましたが、おおよその動きに対する理解が早く、初日で半開半向まで 稽古する事ができました。これに合わせ、先に入られた3名の方も、着実に稽古を進めていきたいと考えています。 (西林寺 上泉伊勢守 墓所)
梅雨も明け、朝から日差しが強いです。田圃も稲穂をつけ始め、5月に植
えた事を思うと成長の早さを感じます。
さて月に2回は武生で稽古しているわけですが、武生では本伝の稽古が中心となっています。今回の稽古であらためて気が付いたのは、越す拍子で一息ついて しまう事。必要以上に大きく外す事なく、見切る心持を大事にしたいです。 (出穂)
北陸地方も梅雨明けとなりました。稽古場所は武道館の3階で、風が気持
ち良いです。
今回は先月見学に来られたYさんに加え、富山からもMさんが見学に来られました。稽古自体は、仕事等で欠席される方が重なり、Yさんと1対1の稽古となり ました。これはこれで良い機会なので、表の勢法・太刀をひととおり稽古するとともに、参学 一刀両段と、八勢 合し打・疾雷刀(順)を見学の方に体験して 頂きました。お二人とも武道経験が有るためか、動きに違和感を感じる事はあまりありませんでした。 九箇はあまり見かける事のない剣の使い方をするため、気が付くと窮屈な形になっていたり、手の内が緩んだりで戸惑うところが多いですが、稽古を重ねると いろいろ発見があり興味深い勢法です。 次回は8月11日 今年から祭日となった山の日。夏空の暑い日になるかも・・・。 (梅雨明け 大聖寺川)
梅雨という事で、今日も加賀に向かう道中は雨でした。週中より気温は下
がりましたが湿度は高く、稽古を始めると、すぐに汗ばんできました。
さて、試合勢法を稽古していく上で基本となる動きが返し打ち、流し打ち、引き打ち。 返し打ちと流し打ちの違いについて説明が不十分だったため、この二つを混同させてしまった感がありました。稽古の後半で、拳の位置・動かし方の違いなどに 注目し返し打ちと流し打ちの稽古をしましたが、勢法を覚える事に気を取られて大事な点を後回しにしてしまった感があります。 次回は7月23日。そろそろ梅雨明けの時期になるかと思います。 (県境付近 女形谷パーキング 梅雨空)
梅雨らしい空模様ですが、気温は低めで稽古しやすい日でした。
最近注目している点は身勢。例えば中段の構えから雷刀に変わった時に、腰が伸びて重心が浮いた様な感じになったりします。また、歩幅・足の並びが狭いと前 後への移動が十分にできないうえに、不安定となります。八勢の稽古では、これらの点に注意してみました。無意識に修正した形で動ける様になるには、稽古を 重ねるしかないように思います。 さて、本日は白山市から見学の方が来られました。稽古内容の概略を説明するとともに、ほんの少しだけすが試合勢法における流し打ちを体験して頂きまし た。また、見学に来られるとの事でしたので、次回は体験稽古の時間をもう少しとりたいと考えています。 (近所のアジサイ)
6月に入り、暑い日が増えてきました。田植えをした田圃の苗も順調に成
長してきています。気温が30℃まであがるとの事で、弓道場は3階で風通しは良いのですが、それでも暑いことには変わりありません。汗がでます。
さて、本日の稽古は私を含めて3人という事ともあり、いつもより細かい部分にも注目していきました。そのひとつが足のタイミング。足が先に動きいて後から 切っ先が動くと、タイミングが悪くなる傾向があるので、この点について調整していきました。また、もうひとつは相手を観察するという事。自分勝手に動くの ではなく、相手を観察し様子を観ながら自分の動作を調整する事が大事だと考えています。 次回は6月25日。梅雨で蒸し暑い稽古となるかも。集中力を欠かさず、怪我の無い様気を付けたいです。 (加賀市武道館からの景色)
田植の時期も終わり、武道館駐車場付近では雑草が勢いよく伸びてきてい
ます。菖蒲祭り開催の予告記事なども、目にとまるようになってきました。
さて、今回の稽古前半は打太刀一人に使太刀三人。いつもであればひとつひとつの型を順番に交代しながら稽古をしていますが、打太刀と使太刀の人数的なバラ ンスが悪いと順番を待つ間に気が抜けてしまう感があります。そこで、今回は参学の5本をひとまとめとして稽古を行った後、使太刀が交代していく形としまし た。 この形で稽古してみると、参学は5本で一つの型というイメージができ、参学を理解しやすくなる様な感覚がありました。また、試合勢法においても、型の性 格によりある程度まとめて稽古をしたほうが理解しやすいように考え始めています。 次回は6月11日。八勢・九箇の動きを少しづつ丁寧に見て行きたいと考えています。
5月も中旬となり、暑さを感じる様になってきました。
稽古は前回に引き続き、八勢を中心に稽古。その中でも返し打ちが大きな課題と考えています。最初は拳を前に出して撓を打ちあわせる様な動きになりがちで す。また、撓の下に入り込む様な気持ちで動いてもらうと、特に逆勢の返し打ちは窮屈な感じになります。動きに慣れるためにも、返し打ちに重点を置いた稽古 をしていこうかと考えています。九箇の稽古も、これからひとつひとつ細かい点の稽古に入っていこうと考えています。 (加賀市武道館からの景色 田植)
福井支部では年に2回、宗主をお招きして稽古を行っています。
今回は皆伝4人・内伝1人の参加となり、日頃の稽古で疑問に思っている点などを質問しながら稽古を進める形となりました。私からは本伝での稽古に加え、取 上使いで疑問に思っている点などを質問させて頂きました。実際に袋撓を使っての質疑応答となるため、体感しながら理解を深める事ができる貴重な機会となっ ております。今回は、特に打太刀としての指導に重点が置かれたように思います。 さて、GWも終え山の緑も濃くなってきました。今が稽古に最も適した時期だと思います。
新緑の季節となり、加賀市武道館から見える田圃も田植えの準備が進んで
います。稽古のしやすい時期となりました。
今回は八勢を中心に稽古を行いました。気を付けた点は、スピードではなくタイミングを合わせる事。タイミングが遅れるとスピードで上げて追いかける事にな ります。タイミングが合うと、無理のない動きができます。もうひとつ気を付けた点は、間合いが遠くならない事。試合勢法においても、間合いが遠いと勢法と しての効きが悪い様に思います。また、間合いがうまくとれると手先ではなく体全体で動く事の有効性を感じたりする事もあり、打太刀・使太刀という形で相手 のある稽古のおもしろさを感じます。 加賀分教場の次回稽古は5月14日。そろそろ初夏を感じる時期になっているかと思います。 (加賀市武道館からの景色)
大聖寺桜まつりという事で、武道館に向かう道すがら、あちこちで太鼓の
音が聞こえました。獅子舞も回っているようでした。桜のほうは既に散り始めており、やはり例年より開花が早かったようです。
本日Yさんには表の位を出し、九箇 取上使いの稽古を始めました。九箇は特徴のある太刀の使い方です。また、取り上げ使いを稽古する事で、今まで気が付か なかった点に気がついたりし ます。九箇の理解を深める良い機会になると考えています。Kさんとは八勢 取上使い。まずは勢法の動きを覚えて頂く事が目的なので細かい点はこれからです が、全体的に拳が低くなる傾向があります。まずはこの点に注意して稽古をしていこうかと考えています。 稽古の最後にY口さんとは天狗抄本伝を稽古、間合いの遠近を試してみました。本当に勢法として成立しているかどうかが重要です。
1ケ月ほど間が空いてしまいましたが、久し
ぶりに武生にて稽古。最近、どの勢法を稽古していたかを聞くと続雷刀という事だったので、ちょうど試合勢法の稽古をしたかった事もあり続雷刀の稽古としま
した。
八勢法 1本目。さぐり打ちについて以前より疑問を感じていましたが、調子を外すことに注目して稽古してみました。その他、教本を見返しながら稽古して みると、間合いの詰め方で気が付く点がありました。 今日は晴天に恵まれ、稽古中にもちょっと汗ばむような感じでした。自宅の桜も咲き始めました。 (自宅の桜)
冬も終わりを感じさせる晴天でした。稽古場
所である加賀市分教場までは、高速を使って1時間ほどかかりますが、いつもより近く感じます。
今回も参学取り上げ使いと八勢い取り上げ使い。また、Y口さんとは先週に引き続き奥義之太刀を稽古。取り上げ使いの稽古も含めて、切っ先に伸びが無いと稽 古自体に雰囲気が出ない感じがあります。打太刀がまず伸びやかに動く事により、これにあわせて使太刀の打ちも伸びるてくるように思います。 稽古の後は、近くの大聖寺川へ寄ってみました。海に近いこともあってか、川の流れはゆっくりとしています。河原の桜も蕾がだいぶ膨らんでおり、来週には 開花しそうです。次回は4月9日を予定していますが、この頃は満開かも。 (大聖寺川 春先)
今回は2月・3月に入会された方を中心と
し、参学取り上げ使いを稽古。
前回、ちょっと強引ではありましたが参学取り上げ使いの5本をひととおり稽古しました。全体的な構成を感じて頂いたので、細かい手順について徐々に覚えて 頂くと共に身勢と雷刀からの打ちを修正。稽古に慣れていない不安感もあって、合し打ちが伸びず窮屈な感じになりがちです。宗主が指導された時の言葉を思い 出しながら、切っ先が伸びるように修正していきました。自分が稽古を始めた頃の事を思い出します。 稽古後、今回は武道館近くの食堂「三笠屋」で食事をとりました。メニューは丼物とうどん・そば。ひとりでも気楽に入って、食事をとれる雰囲気のお店でし た。これから利用する機会が増えそうです。 いくつか用事を済ませたのち、運動施設を備えた「いきいきランド・かが」にも寄ってみました。トレーニングジムなどを中心とした健康維持などを目的とし た施設で、稽古場所として使うにはちょっと場違いの感じでしたが、お風呂があったので、ついでに入って帰りました。 (いきいきランド かが)
前回、見学に来られたKさんが加賀分教場に
入会されました。入会者が続き、少々戸惑っています。
少々あせり過ぎかと思いつつも、月に1〜2回の稽古なので稽古の無い時でも教本を使ってイメージが作れるよう、参学 取り上げ使いをひととおり稽古する事 としました。稽古時間内に最後まで稽古できないものと予想していましたが、意外にも5本すべて稽古する事ができました。次回からは早速、詳細な動きを少し づづ修正していく事が出来そうです。 取り上げ使いを稽古しながら、合し打ちの稽古が多い事をあらためて感じます。 稽古後、加賀市の山代温泉と山中温泉の中間にある別所温泉に行ってきました(長野の有名な温泉の事では無いです)。温泉らしい良いお湯でした。 次回の加賀市武道館稽古は3月19日と3月26日 (土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。 (石川県 加賀市 別所温泉)
武生では本伝を主に稽古しています。本日は
九箇本伝。
稽古で最も改善が必要と感じた勢法は捷径。剣をぶつけるような受け方になってしまい、受け流す事ができていません。タイミングを変えながら試してみまし たが、納得いくような形にはならず、検討課題です。 あわせて、武生では勢法の砕きを考えたりする稽古となっていますが、なかなかしっくりとくるような砕きとはならず、結局 違う勢法での使い方を試している ような感じです。また、ついつい本伝の使い方で考えてしまい、後で試合勢法の使い方も試してみれば良かったと考えています。自由な発想ができず、考えが 偏ってしまっているようです。
前々回、見学に来られたMさんが加賀分教場
に入会されました。
新陰流兵法の稽古を始められる方が、最初に稽古する勢法は『一刀両段』の取り上げ使いになります。稽古の後になって反省すると、手裡・無形・人中路・車・ 雷刀・西岸など初めて耳にするような言葉を十分に説明せず勢法の話を進めてしまった感があります。かなり戸惑った事かと思います。 また今回も見学に来られた方があり、稽古後に入会の希望をお聞きしました。短期間に入会者が集中し、今後の稽古の進め方を考えておく必要がありますが、 あせらず丁寧な稽古をと考えています。 今回、内伝のY口さんは風邪で欠席。私も先週は風邪で武生の稽古を欠席しました。今年は北陸には珍しく天気の良い日があり、昼の気温が上がったしました が、そのぶん寒暖の差が大きく、風邪がちょっと流行っているようです。体調管理に気を使う時期です。 次回の加賀市武道館稽古は3月5日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。 (加賀市武道館 3F 屋内弓道場)
今年は積雪がそれほどありませんが、寒いこ
とに変わりはありません。稽古中にも晴れ間が見えたかと思うと急に吹雪になったりで、北陸の冬らしい天気です。
Yさんとの稽古では、勢法の手順に加え意味合いの説明を加えるようにしています。説明しながら、あらためて稽古のポイントに気づく事もあり、取り上げ使 いの稽古が新陰流兵法の理解を助けてくれる事を感じます。 また、先日見学に来られたMさんも、今回は体験稽古ということで稽古に参加されました。実際の勢法をまとめて体験して頂くのも難しいので、雷刀からの合し 打ちと試合勢法での流し打ちを説明し、体の動きを体験して頂きました。説明不十分で困惑されたと思いますが、稽古後 入会を希望されるとの返事を頂きまし た。 月に1〜2回の稽古ですが、稽古の度に少しでも勢法への理解が進むよう取り組んでいきたいと考えています。 次回の加賀市武道館稽古は2月20日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。 (橋立漁港 冬の晴れ間)
本日が加賀分教場の稽古初めです。今年は雪
の無い穏やかな正月でしたが、大寒という事もあり寒波で冷え込むと共に少しまとまった積雪もありました。
今月はYさんが入会されると共に、今回はあわら市在住の方が見学に来られました。稽古ではまず寒さで硬くなった体を慣らすため、返し・流し・引き打ちの動 作を稽古。体が馴染んできたところで、八勢取上使い・参学取上げ使いを稽古。その後、稽古始めという事もあり、最後は演武という形で稽古を終えました。 今年一年、活気のある稽古ができればと考えております。 次回の加賀市武道館稽古は2月6日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。 (菅生石部神社)
先日より「新陰流道業六十年回顧録」を、読み返しています。回顧録と武道小論集の2部構成となっておりますが、読み返していたのは武道小論集。「転」につ
いての記載を確認するのが目的でした。「転」については233頁以降に記述されています。また、 もうひとつ気になっていたのが、「参学」。こちらは
229頁に記述されています。
意味合いを頭においた上で稽古に臨むと、それぞれの理解が深まるように感じています。
今年の元日は晴れ間が見える穏やかな天気と
なりました。例年であれば、ある程度の積雪があるのですが、今年はまったく積雪がなく、かえって落ち着かない感じがします。
さて、昨年6月より始めた加賀市武道館での稽古も、今年は取上げ使いから自分の動きをもう一度見直す良い機会になりそうです。取上げ使いは勢法を理解す る上でヒントとなる部分を丁寧に抽出している様に感じる事があります。また、武生での稽古では本伝を中心とした勢法の細部を見直し、完成度を高めていくの が目標です。 いずれにしても、稽古の中で見つかる勢法への発見により、新陰流兵法の理解を深められる事が今年も楽しみです。
以前より見学・体験稽古に来られた方から、
入会申込を頂きました。これまでは福井転会で稽古をしてきたメンバーの稽古が主となっていましたが、来年度より加賀分教場として弘流を実現する稽古になる
と喜んでおります。
今後の稽古に対する予習として、参学・八勢の取上使いを稽古。あらためて取上使いを稽古してみると、自分の苦手とする動きがほとんど改善されていない事 に気づかされます。また、武生ではついつい本伝を中心とした稽古に偏ってしまっている事を感じます。ちなみに、逆勢の返しは苦手です。 週末より急に冷え込み、自宅付近は少し積雪がありました。今日(20日)は、日本海側のこの時期には珍しく快晴となり、真っ白になった白山が遠くに見え ました。12月から2月までは、急な積雪で交通渋滞などが心配される時期です。加賀分教場での稽古日には、大雪にならない事を祈っております。 次回の加賀市武道館稽古は1月23日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。
紅葉の時期も終わり、そろそろ雪の心配をす
る時期となってきました。柔道場・剣道場はたいて窓が高い位置にありますが、稽古には使っている弓道場は窓の位地が低く、3階という事もあって見晴らしが
良いです。雪が降れば、それはそれで景色を楽しめそうです。
ちなみに武道館の受付に行くと、管理人の方からは、「稽古場所 寒いですよ」と言われました。稽古をはじめるまでは寒く感じましたが、それでも動き出す と体も温まり、ちょうど良いくらいでした。 稽古には、少し早めに来て抜刀術の稽古をしたりしています。普段は武道畳の上で稽古していますが、やはり床のほうが動きやすく感じます。また、稽古をビ デオにとっていますが、正面からではなく側面からとってみると、上半身が前後に傾くのがよくわかります。 新陰流兵法の稽古では、タイミングを考えています。型で稽古していると、ついついタイミングを無視した形だけの稽古をしてしまいます。相手に合わすタイ ミングもありますが、自分の動きとしても腕と足のタイミングを変えると動きやすくなったりします。 次回の加賀市武道館稽古は12月19日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。
久しぶりに取上げ使いを稽古しているわけですが、自分の動きにあまり進歩が見られない事を感じてしまいます。雷刀からの二の切り。ビデオで確認すると足が
バタバタと動いている感じです。意識してゆっくりと雷刀から二の切りに変われば、いくぶんバタバタ感は無くなるのですが、スピードを上げていくとバタバタ
していきます。腰の動きで改善できないか、試しています。
稽古の後は加賀温泉駅近くのイーオンに寄ってみました。福井では見かけない100円ショップもあり、ついついつまらない物を買ってしまいました。稽古後 の散策で、少しづつ加賀市の土地柄などを知る事ができそうです。 次回の加賀市武道館稽古は11月28日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。
先日の演武ビデオを見返しながら自分の稽古
を振り返ると、例えば燕飛で
はついつい勢
法の途中途中で一息をついて緊張感が途切れるような稽古をしていた事に気がつきます。一息つくことの無い様心がけると、こんどは慌しい動きとなってしま
い、これはこれで見苦しい動きとなってしまいます。緊張感が切れることなく、機を見て仕掛ける様な動きが大事ではないかと考えています。
また、序破急を意識すると最後は手先だけの動きになり、これもまた見苦しい動きとなってしまいます。体全体の動きで急となる様、考えていきたいと思いま す。
前回 見学に来られた方が再度来られたの
で、今回は体験稽古を少々。
2007年4月号の秘伝に、念流・一刀流・薬丸時自顕流・新陰流の特集があり、この中で宗主の記事があります。ここで紹介されている内容を参考に、新陰 流の体遣いを説明した後、参学 一刀両段 と 八勢 合し打ち の2つを体験稽古として稽古内容を紹介させて頂ました。 勢法としての形に加え、どのような点に注意して稽古をするかという事ですが、初心に帰る良い機会でした。 余談。稽古の後、加賀温泉駅のショッピングセンターに寄ったところ、農口酒造の日本酒が置いてありました。以前に知人がお奨めとして教えてくれた日本酒 なので、2種類購入して帰りました。楽しみがひとつ増えました。 次回の加賀市武道館稽古は10月24日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。
新陰流兵法転会にて企画された北畠神社奉納
演武及び宗主講習会に参加し
てきました。
宿泊先は三重県津市の榊原温泉というところで、平安時代には清少納言が「枕草子」にて「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」とうたっており、当時は 「な なくりの湯」と呼ばれていたそうです。お湯は無色透明ながら、肌がつるつるする温泉で、体がよくあったまりました。プライベートでもまた行ってみようかと 思っています。 北畠氏と新陰流方法との関わりについては、いろいろ詳しく出ているので調べて頂ければと思います。奉納演武は天気にも恵まれ、清々しい秋晴れのもと天狗 抄本伝を演武させて頂きました。ついつい姿勢が低くなりすぎた事には気がついていたのですが、後でビデオを見返すとほかにも反省点が出てきます。 他支部の演武を直に見ることができ、良い刺激を受けると共に、久しぶりにお会いする方も多く、有意義な2日間でした。 (北畠神社 演武)
問い合わせのメールを頂いた方が見学に来ら
れました。
入会の判断はさておき、新陰流 兵法の概要と稽古内容を知って頂ければと思い、見学に来られる事を薦めさせて頂きました。参学(本伝・内伝)、試合勢法(八勢)を見て頂くと共に、新陰流 兵法の流れを説明させていただきましたが、ついつい説明が長くなってしまいました。遠路見学にお越し頂き、ありがとうございました。 普段の稽古は本伝を中心とした稽古をしていますが、今回は久しぶりに参学の内伝(取上げ使い)を稽古しました。事前にDVDを見て予習をしてはおいたの ですが、稽古中に記憶の怪しい部分がでてきてしまい、取上げ使いと下から使いを混同した部分がありました。稽古はいつもビデオを撮っているのですが、見返 してみると、後ろに下がる動きなどは、かなり醜い動きをしています。 ちなみに、9月12・13日は加賀市大聖寺「十万石まつり」という事で、市役所を会場としたイベントと屋台がでていました。ここ数週間は雨が続いていま したが久しぶりの晴天で、爽やかな祭り日和でした。 次回の加賀市武道館稽古は10月3日(土曜日) 10:00〜12:00 を予定しています。
武生道場 普段は4人程度で稽古しています
が、今回は私を含め皆伝2人
での稽古。本
伝での工夫を考えてみたりします。ちなみに、打太刀が変わると、うまく対処できていない事がでてきたりします。どこが違うのかを考えるのですが、なかなか
その場ではわからなったりします。私の場合、稽古中のビデオを撮っているので、気になった時は家でビデオを見返して考えてみたりします。よくある事です
が、今回も打太刀の動き(特に太刀先)をよく見ていない事が原因のように思います。拳の動きだけで判断していては見誤るように思います。
来週 9月12日(土曜日)は加賀市武道館にて稽古、9月21・22日は三重県の北畠神社で行われる転会の行事に参加予定です。
今回で3回目の加賀市武道館稽古。今回は3
階 弓道場で、管理されてい
る方からは暑い
ので熱中症に気をつけて稽古して下さいとのアドバイスを受けました。
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