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その後の状況('97.4.2)



(これはメールで受けた問い合わせに対する返事として書いた物です)

どうも。お返事遅くなり申し訳ありません。

>最近テレビでも重油のニュースやらなくなったのですが、 どんな感じでしょうか?

 そうですね。地元もすっかり終結宣言、といった感じです。ただ、私はサーファーの人たちの所へ行っているのですが、地元の人もそれぞれ利害関係があって、町や観光関係のひとは一刻も早く”きれいになりました”と宣言したいようですが漁師さんやビーチの管理者などは本当にきれいになるまでやってもらわないと困ると言ってたり、支援金の分担のことなどもからまって、様々に思惑が交差しているような中で、サーファーだけが純粋に海がきれいになって欲しいと考えているようなかんじです。サーファー達だけは今も作業を続けています。岩場なども、外見は波がかなり洗い流してきれいに見えますが、岩と岩の間などを良く見ると、網にべっとりからまった重油があったりします。行政はこんなのは見て見ぬ振りですが、サーファーは、ジャッキやチェーンブロックなどといった道具で、大きな岩を動かしてでも間に落ち込んでいる重油付きの網やロープを回収しています。ほんとうに水温の低い今のうちに取っておかないと、油が徐々に溶け出して、再びビーチに上がったり、海上に油膜となって現れるようです。

詳しくはサーファーのホームページをごらんください。 www.mitene.or.jp/fctv/surfingです。

>想像するに、表面はきれいになったが、
>底はまだという感じのようなきがしますが、いかがですか?

そのとおりです。


>ナホトカの船首はどうなりましたか?
>残す、残さないでもめているようでしたが・・・。

そちらの方はまだよくわかりません。でも地元の人は冷ややかにみているようです。あんなモン残して欲しくない、と。

それではまた。


TAKAYA NAKASHIMA
takaya@mitene.or.jp

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