「しめ縄」
30年ほど昔、我集落では、しめ縄を玄関へ飾ることは殆どなかった。しかし、車には必ずといっていいほど、車用の松飾りを付けたものである。
近年は、車に松飾りを付けているのは、ほとんど見かけたことがない。各世帯に、2〜3台も乗用車が家の周りにへばり付いている時代である。当然、車の価値が大きく変わってしまったのであろう。まさに隔世の感がする。
さて、しめ縄であるが、大晦日のお昼頃までには殆どの玄関に吊り下げられる。玄関の掃除も終わり、一般的には寒くってうっとうしい時節なので、真新しい紅白の飾り付けが一段と冴える。
親父の役目でもあり、ようやく大掃除が終わったとのサインでもある。これで、正月を迎える準備が整った告知でもある。
仙人堂住人 千秋 静
しめ縄の話
俗界と神聖な区域を画すために張られる縄。
特に、神聖な区域であることを示して、神前、鳥居、社祠、祭壇などに張られる。
地鎮祭などで四角の隅に青竹を立て、縄を張りシデを吊るなどもこの類なのだろう。
正月の家々の門口に張るのは、年神の来臨をあらわすもの。
作り方
材料 わら(3握り)
* モチわらが作業がし易い
* できるだけ青っぽい方が出来上がりがキレイ
針金(20〜30番の鉄線)
吊り紐
飾り物(店頭に飾られているものを参考にして適当に揃える)
*生産地で手配をお願いしたら約500円
つくる わらは、簡単にすぐる(節のないスベ“はかま”は外す)
作業がし易いように軽く叩く(カケヤ)とよい
* ヌイゴ(穂先)は丁寧に叩く
縄の撚りは、左撚りが基本
チクワほどの大きさの束を三つ作る
・ 最初に一つ一つの束の中ほどにスベを入れ子持ち状態に膨らます
・ はじめに二本の束の株10cmほどのところをくくる
・ 上記の一本ずつを左にネジリながら二本を左撚りになう
・ 最後に上記の窪みに、残りの一本をやはり左ネジリで左撚りになう
・ 穂先を緩まないように、針金で留める
・ 7・5・3の筋にわらの端を出して垂れ、その間に紙四手を下げる
・ 吊り下げるとき、正面左を太い方とする
作り方
材料 わら(3握り)
* モチわらが作業がし易い
* できるだけ青っぽい方が出来上がりがキレイ
針金(20〜30番の鉄線)
吊り紐
飾り物(店頭に飾られているものを参考にして適当に揃える)
*生産地で手配をお願いしたら約500円
つくる わらは、簡単にすぐる(節のないスベ“はかま”は外す)
作業がし易いように軽く叩く(カケヤ)とよい
* ヌイゴ(穂先)は丁寧に叩く
縄の撚りは、左撚りが基本
チクワほどの大きさの束を三つ作る
・ 最初に一つ一つの束の中ほどにスベを入れ子持ち状態に膨らます
・ はじめに二本の束の株10cmほどのところをくくる
・ 上記の一本ずつを左にネジリながら二本を左撚りになう
・ 最後に上記の窪みに、残りの一本をやはり左ネジリで左撚りになう
・ 穂先を緩まないように、針金で留める
・ 7・5・3の筋にわらの端を出して垂れ、その間に紙四手を下げる
・ 吊り下げるとき、正面左を太い方とする