座談会 各氏が語る、真梨子さんの、歌との出逢い
出席者プロフィール(順不同/敬称略)
JUN(No.17):兵庫県神戸市在住・50歳・男性
miwako(No.49):神奈川県横浜市在住・30歳代・女性
chisato(No.45):兵庫県芦屋市在住・真梨子さんと同い年・女性
英ちゃん(No.43):広島県・毛利元就の城跡近く在住・団塊の世代に乗り遅れた若者・男性
進行役 LIONS(No.31):埼玉県川越市在住・47歳・男性。
LIONS:前回は、座談会のスタートとして、
出席者の皆さんの自己紹介と、ズバリ「真梨子さんの歌の魅力」ということで
お話を伺ってきました。
いよいよこれから本題に入らせて頂きますが、
もう少し掘り下げてざっくばらんにお話頂けますか。
その前に、前回の私の宿題・・・資料を調べてきました。
「歌い手は、出来上がった歌を、聞き手に伝えるのが役目」という
真梨子さんのお話は、96年 5月10日にNHK-BS2 で放送された
「橋真梨子 '96 さりげなく…自然に伝えたい」という3時間特番
の中にありましたので、そのままお知らせしておきます。
「プロの先生に書いて頂いた歌を、うまく歌うことが私のつとめ。」
「うまく歌おうと思わないことが、旨く歌うコツです。」
「出しゃばっちゃ、いけないわけですよね伝えるほうは、
ただ伝えるわけですから、出しゃばったら伝える意味が無いわけでしょ、
ただ一言、出しゃばらないと言うこと。」
以上、一語一句、真梨子さんのお話です。
ということで、座談会進行です。
まず、真梨子さんの歌に初めて出会って、
今のようなファンになったのはなぜでしょうか。
miwakoさんは、子供の頃「五番街のマリーへ」をお母様が聞いていらっしゃった
というお話でした。
今度、お母様もご一緒にいかがですか?(一同「そぉそぉ!!」拍手が起こる。)
JUNさんは、その辺いかがでしょうか。
JUN:僕の場合は、自己紹介でもお話ししたように、
いつからとか、この歌で…という記憶がないんですが、
やはり「五番街のマリーへ」が、きっかけになっているのだと思います。
真梨子さんの声、音質、あのちょっと鼻にかかった声が、
何とも言えなく好きなんですねぇ。
LIONS:同感です。私の話でなんですが、
ロンドンのビデオのエンディングで流れた
「そして愛は」が、きっかけと言えると思います。
それまでのヒット曲なら鼻歌も出ますが、これはいい!!と思って、
敢えて覚えた最初の曲という事になります。
chisatoさん、いかがですか?
chisato:私は、人から貰った「MONOLOGUE」のテープを聞いて感激しました。
何度聞いても、飽きると言うことが無かったんです。
その中でも、「アフロディーテ」「ランナー」「裏窓」が、特に気に入りました。
早速、「ひとりあるき」と「Sunny Afternoon」のアルバム2枚を買って来ましたが、
レコードだけでは物足りなくなって…。
ところが、コンサートに行きたくっても、どうすればいいのか分からず、
2年くらい経って、初めて出かけました。
LIONS:「裏窓」を気に入るなんて、元々真梨子さんのファンになる要素が
あったんですね。
ニューヨークの表通りと裏通りの違いが脳裏に浮かびますよねぇ。
もっとも、私は、ニューヨークに行ったことありませんけど。(はっはっはー)
JUNさんなんか、長いことファンでいらっしゃって、
好きな曲に対する思い入れってあるんじゃないですか?
JUN:はい。少し前、渡 哲也、吉永小百合ご両人の「時雨の記」という映画が上映
されましたが、僕くらいの歳になると人生を振り返ってみて、もう一度
「燃えるような恋」とは言わないけれど、何か思うところがあるんですよね。
LIONS:なるほど、若い頃の不器用な恋を思い出したりして?
JUN:うーん。もうちょっと大人になってからかな。
そんな時、僕の好きな曲「とまどい小夜曲」の歌詞がグッと来るんですねぇ。
♪ バラードみたいに つきあいたいのに (いやいや、またですよぉ。)
約束をあなたはみ出している トラブルは避けようねと言ったのに ♪
のフレーズは、「時雨の記」のようなプラトニックな恋を思っていたのに、
恋をすれば、愛し合えば、いつかお互いを求め合ってしまい、
♪ 過ちみたいに 人って出会うの
真実か嘘か見えない未来 流されてみるのもいい ♪
では、ヒョンな出会いで
「騙されてるのかも 知れないけれど まぁいいか」と思いつつ、
行こうか、戻ろうかの「恋する不安」、ゆらゆらする「迷い心」を、
決まるまで踊らせといて…と。
「こんなに心がときめくなんて もう二度と無い」って、
この歳になると誰しも思うんですね。
もし、そんな出会いに巡り会えたら、切なさが募るんでしょうねぇ。
「愛は、はかないもの」幾度と「恋をして」「愛し合って」そして傷つき、
それでも、また恋をする。
「本気になっても いいのね」なんて、ここまで女性に言わせたら本望ですね。
あぁ、もう一度こんなこと、言って欲しいなァ。
(一同笑みの中にも、複雑な心境)
LIONS:うーん。でも、やっぱり、もう二度と無いかな?(男性陣、うーん。)
私の中の「とまどい小夜曲」って、女性のかわいらしい心境…、
今の女性には、いないなって言うくらい、憧れだったんですけどね。
女性の立場で聞いた「とまどい小夜曲」っていかがですか?
あっ、miwakoさん、どうぞ。
miwako:そうですねぇ。
「とまどい小夜曲」って、男の人を惑わせる
『小悪魔』的な女の人をイメージさせますね。
メロディは全体にフワっとした感じで、私も一度は経験してみたいなぁ
「本気になってもいいのね」なんて言ってみたいなって、
ちょっと憧れますねぇ。
(そうですかぁ)
この曲の情景が頭の中で、ぐるぐる廻っています。
薄暗いバーで、ほんのり酔った私が、男の人の肩に寄り添って、
やさしく、囁いている…。(うわーっオ!)
いけない恋の始まり… (ゴックン....)
なんて、想像のし過ぎですね!!
LIONS:いやいやァ。その男の人、羨ましいなぁ、もォ。
chisatoさんは、いかがですか?
chisato:そーねぇ。
JUNさんと歳の変わらない私には、気持ちがよく分かります。
私も、いくつになっても恋をしていたいって思うんですよ。
相手なんですけどねぇ、問題は。
この曲のように、素敵な出会いが、あればいいんですけど。
LIONS:やはり、もう無理でしょうかねぇ。
それも、寂しい話ですから、まだまだ頑張りましょう!
でも、それって『フリン』ってことかな?
ところで、英ちゃんさん、
今日は、元気ないですね。どうかしましたか?
英ちゃん:いやぁ、風邪ひいちゃいまして。
さっきから、鼻水は出るんですが、話が(ハァーックション)
出ないんです。
LIONS:それは、それは。
それでは、今回は、このくらいにしておきましょう。
次回もよろしく、お疲れさまでした。
LIONS−−
私も、真梨子さんのツアーが終わった途端に風邪をひきまして、
座談会の更新を1回お休みさせて頂きました。
正に、気の緩みですね。
皆さんも、お気を付けあそばせ!