「Triad」コンサートの思い出 もうあれから十数年の歳月が経ってしまいました。 私が初めて真梨子さんのコンサートに行ったのは、「桃色吐息」がヒットした年、 1984年の12月7日でした。 ずいぶん前のことになってしまいましたので、記憶が薄れていますが、幕開け一曲目 が「祥寺クイーン」で、初めて真梨子さん本人を見た時の感激は、今も忘れません。 「桃色吐息」のイントロが始まると、 拍手がわき上がり、会場からは「紅白出場おめでとう!!」のかけ声。 その言葉に対しての、真梨子さんの答えは、 「私としては、紅白出場よりも、こうしてコンサート中心に、そして充実したアルバ ム作りに、これからも力を入れて行きたい」というものでした。 プレゼントに、花束を渡す人が数人、手作りのケーキを手渡す人も。 ダンボール箱いっぱいの「みかん」。 中には、なにやら得体の知れない物を贈った人がいて、真梨子さんもけげんな顔しな がら包みを開けていましたが、中から出てきたのは「イカの一夜干し」・・・・ これには、会場からどっと笑いが起こりました。 プレゼントにもお国柄が出るもんですね。 それに、思い出すのが最後のシーン。 するすると、スクリーンが降り、いろいろな場面が映し出され、ステージの中央に スタッフのみなさんと、真梨子さんがにこやかに手を振る中、幕が下りました。 私は、なんだかとてもせつなくなって、 しばらくは、去りがたい気持ちで、その場に座っていました。 なんだかとてつもなく、あやふやな記憶でお恥ずかしい限りですが、 あれから十数年、みんなそれぞれ、それだけ年齢を重ねたわけですが、 今も変わりなく活躍されていること、 また、自分も同じ時代を、生きて来られたことを、とてもうれしく思います。 これからも、私たちに感動を与えて下さい。 1998.11.24 応援団の方からですが、匿名希望という事です。