苔寺として有名な平泉寺の境内は巨大な杉が立ち並び、幽玄な雰囲気です。
夏が特にお勧め。涼しーぞー。
平泉寺(白山神社)は、うっそうとした杉の大木と苔の見事さで有名です。昼なお暗いその境内に一歩足を踏み入れると、その幽玄な雰囲気にシャバの喧噪も忘れてしまいます。
また「菩提林(ぼだいばやし)」から続く参道は、その昔修行僧たちが九頭竜川の河原から手で運び上げられたと言われる石畳で「日本の道百選」に選ばれています。
ちょっと歴史など
白山神社は養老年間(西暦720年頃)に、泰澄(たいちょう)大師創建した古社で平泉寺はその別当寺です。室町時代には9万石の寺領と48社・36堂・6千坊を数え、政治的・兵力的に黄金時代を迎えましたが、その後一向一揆により壊滅しました。
秀吉の時代・江戸時代とやや復興を見ましたが、明治時代の神仏分離により白山神社だけが残り、現在に至っています。
東尋坊縁起
平泉寺の黄金時代、その衆徒は「強力」で知られていましたが、その中でもひときわ悪名高かった僧が「東尋坊」でした。衆徒たちも彼には大いに手を焼き、寺侍の「真柄覚念(まがらかくねん)」に東尋坊の山からの追放を依頼します。
覚念は東尋坊を三国見物に誘い、景色の良いところでで酒盛りを始めました。東尋坊が酔いつぶれたのを見計らって、覚念は彼を海中に突き落としてしまいました。その景勝地は現在でも「東尋坊」と呼ばれています。
大門市
4月中旬から11月下旬にかけて、門前では「大門市」が開かれ、地元の新鮮な野菜・山菜や加工品などが直売されています。おみやげにどうぞ。
午前7時から午後3時までの売り切り終了です。
歴史探遊館 まほろば
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